「緋の河」巡り対談活発 桜木さんとカルーセルさん 釧路
2019/02/14 05:00
写真;緋の河や釧路について対談する桜木さん(右)とカルーセルさん(中央)=小松巧撮影
釧路市を舞台にした北海道新聞夕刊の連載小説「緋(ひ)の河」の作者で同市出身の直木賞作家桜木紫乃さんと、小説のモデルとなった同市出身のタレント、カルーセル麻紀さんのトークショーが13日、コーチャンフォー釧路文化ホールで開かれた。小説や釧路にまつわる対談に約1300人が耳を傾けた。
北海道新聞釧路支社などの主催。桜木さんは小説のモデルに6~22歳のカルーセルさんを取り上げた理由を「釧路で生まれたカルーセルさんの少女時代を書けるのは、私しかいないと感じた。他の人に書かれるのは嫌だった」と紹介。カルーセルさんは「幼少期をここまで取り上げられたのは初めてだった」と語った。
桜木さんは1年3カ月にわたり連載された小説の執筆が楽しくて仕方なかったといい「前向きに生きる主人公・秀男を書くことで、自分自身の若かった時代をやり直したような気がする」と振り返った。小説は6月ごろに出版され、桜木さんは第2部を現在執筆していることを明らかにした。
故郷・釧路について、桜木さんは「話の生まれる場所。私にとって最高の舞台」、カルーセルさんは「やっぱり戻ってきたなと懐かしく、胸がざわつく場所」と述べた。(麻植文佳)
◎上記事は[北海道新聞]からの転載・引用です
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〈来栖の独白 2019.2.14 Fri 〉
啓発された小説だった。毎夕、楽しみに読んだ。その連載が急に終了(秀男がまさか22歳で小説終り、とは私は考えもしなかった。中年の秀男の生きる姿も見ることが出来ると思っていた)。もっともっと書き続けて、啓発してほしかった。
が、桜木さんは「第2部を現在執筆している」とのこと。よかった。ありがとう。
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◇ 赤く、朱く、紅く、より緋く---秀男の瞼に、この世にない色が満ち始めた『緋の河』 最終回 2019.2.8
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◇ 私の実質人生は終わっている。 夕刊は「緋の河」を読む。 〈来栖の独白 2018.9.5〉
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