今市吉田有希ちゃん殺害事件 勝又拓哉被告 第2回公判2016/3/1 証言「Nシステム・ナイフ・スタンガン」

2016-03-01 | 死刑/重刑/生命犯

栃木女児殺害公判 秘密扱いの「Nシステム」記録 公判での利用は異例
産経新聞 3月1日(火)16時26分配信
 平成17年12月、栃木県今市市(現日光市)の小学1年、吉田有希ちゃん=当時(7)=が殺害された事件で、殺人罪に問われている、栃木県鹿沼市、無職、勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判第2回公判が1日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)であり、現場を指揮した警察官が検察側証人として出廷、自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)の記録に関して証言した。通常、秘密扱いにされているNシステムの記録が公判で利用されるのは異例だ。
  証言した警察官は、Nシステムについて「機械に照会すれば設置場所を通過した車のナンバーや日時、進行方向が分かる」とした上で「秘匿性が高く、設置場所の情報が公になれば犯罪者に悪用されると聞いている」と説明した。
  検察側は、Nシステムの照会結果を示した資料6枚を提示し、事件で犠牲となった吉田有希ちゃん=当時(7)=が失踪した翌日の17年12月2日、勝又被告の車が宇都宮市内の3カ所のNシステムに記録されていたと指摘。同市鐺山町(こてやままち)の国道123号では、午前2時20分に東へ向かい、同6時12分には西に向かって走行していたと、勝又被告が、自宅方面から遺体遺棄現場方面を往復していたことを示す客観的事実の1つとした。
  これに対し、弁護側はNシステムの機能や設置場所について警察官に質問。「Nシステムで記録された地点を車が通過したことは分かっても、その車がどこから来てどこに向かったかは分かりませんよね」と問うと、警察官は「分かりません」と答えた。
  Nシステムは、警察庁が昭和61年度から導入し、全国に1690台(昨年5月現在)設置されている。高速道路や主要道にあり、赤外線で通過車両のナンバーを記録できる。捜査関係者によると、警察は容疑者の取り調べの際にも直接記録を示さない運用を徹底し、検察側も「記録の証拠化を警察に求めていない」とされている。
最終更新:3月1日(火)20時8分

 ◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です *強調(太字・着色)は来栖
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 中日新聞 2016年3月1日 19時14分
警察官「ナイフ5本発見」と証言 小1女児殺害公判
 2005年12月に起きた栃木県今市市(現日光市)の小1女児殺害事件で、殺人罪に問われた勝又拓哉被告(33)の宇都宮地裁(松原里美裁判長)の裁判員裁判で1日、検察側証人として出廷した県警の警察官が被告の自宅などでナイフ5本を発見したと証言した。
 被害者の吉田有希ちゃん=当時(7)=は胸をナイフで多数回刺されて死亡したとされ、犯人像と被告との結びつきを示すため、検察側が自宅から見つかった証拠品について尋問した。
 証言によると、県警は14年1月29日、偽ブランド品をめぐる商標法違反事件の捜査で、同県鹿沼市にあった被告の当時の自宅と倉庫、車を家宅捜索した。
(共同)

 ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です
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「被告宅にスタンガン」=異父妹が供述—栃木女児殺害公判
 WSJ Japan Real Time 2016 年3月1日21:30 JST 更新
 栃木県今市市(現日光市)で2005年、小学1年の吉田有希ちゃん=当時(7)=を連れ去り殺害したとして起訴された勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判の第2回公判が1日、宇都宮地裁(松原里美裁判長)であった。検察側は「被告のアパートでスタンガンなどを目撃した」とする、被告の異父妹による供述調書の要旨を読み上げた。
 検察側は、遺体の傷の一部は、被告が当時所有していたスタンガンによってできたと主張している。
 調書は、勝又被告が逮捕される前月の14年5月に作成された。それによると、妹が事件前後、被告が当時住んでいたアパートの部屋に遊びに行った際、室内にスタンガンが複数あるのを目撃した。妹は事情聴取された際、被告の部屋の捜索で押収された空き箱と同型のスタンガンを示され、目撃した物と特徴が一致することを認めたという。
[時事通信社]

 ◎上記事は[WSJ Japan Real Time]からの転載・引用です
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なぜ栃木女児殺害事件の裁判で「Nシステム」を証拠として使うことが異例の事態なのか 前田恒彦 2016/3/2
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