<タリウム事件>殺人未遂容疑で名大女子学生を送検 2015.5.17 愛知・宮城県警合同捜査本部

2015-05-18 | 少年 社会

<タリウム事件>殺人未遂容疑で女子学生を送検
 河北新報 2015年05月18日月曜日
 愛知、宮城両県警の合同捜査本部は17日、同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人未遂容疑で再逮捕した名古屋大の女子学生(19)を送検した。
 再逮捕容疑は宮城県の高校に通っていた2012年5~6月、仙台市内のカラオケ店などで、中学で同級生だった女性(19)や高校で同じクラスだった男性(19)にタリウムを混ぜた飲み物を飲ませて殺害しようとした疑い。
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<タリウム事件>故意か過失か分からず迷宮に
 河北新報 2015年05月18日月曜日
  高校責任者との主なやりとりは次の通り。
---女子学生がタリウム事件に関与した疑いを持たなかったのか。
 「病院から被害者で元生徒の男性(19)がタリウム中毒だと聞き、職員会議で何度も検討した。女子学生の名前が挙がることはなかった。疑いがあれば調べていたはずだ」
---警察との連携は。
 「宮城県警が何度も学校に来た。結局、故意か過失か分からず、迷宮入りした。女子学生が殺人容疑でことし1月に逮捕され、供述から初めて事実関係を知った。衝撃だった」
---女子学生の人柄は。
 「人付き合いがよく、卒業後も学校を訪ねて来た。成績は優秀で、名古屋大に現役合格し、先生たちはみんな喜んでいた。学校に呼び出されるような問題は何もなかった。事件は『まさか』というのが本音。知り合いの医師は精神障害の一種と指摘するが、それで済ませてはいけない」
---高校側から保護者や在校生などへの説明がない。
 「事件を受け、校長は精神的に参ってしまい、十分に会話ができない状態だ。誰かを悪者にして学校の名誉だけを守ることはしない」
 「被害者には一日も早く回復してほしいし、何とか防げなかったのかとの思いは強い。18日に顧問弁護士が報道対応する」
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“同級生にタリウム” 厚労省「毒劇物の管理徹底を」
 TBS News 18日13:32
 名古屋大学の女子学生が同級生らに劇物の硫酸タリウムを飲ませた疑いで再逮捕された事件を受け、厚生労働省は毒物や劇物の販売業者に対し、改めて一般消費者への販売自粛などを要請することにしました。
 この事件は、名古屋大学の女子学生(19)が高校時代に、同級生の男子生徒ら2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませた疑いで再逮捕されたものです。
 18歳未満は法律上、劇物を購入できませんが、女子学生は薬局で年齢を偽って購入した疑いがあるということです。このため、厚労省は自治体を通じて販売業者に対し、一般消費者への毒物・劇物の販売の自粛を改めて要請することにしました。また、どうしても販売する際には購入する人の年齢や職業、目的などを十分確認するよう求めることにしています。(18日13:32)
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名大生再逮捕:風邪薬自ら大量服用…「効き目試した」
毎日新聞 2015年05月18日 02時31分
 高校時代に猛毒の硫酸タリウムを飲ませて同級生ら2人を殺害しようとしたとして、愛知、宮城両県警合同捜査本部に殺人未遂容疑で再逮捕された名古屋大の女子学生(19)が、事件前に自ら大量の市販風邪薬を服用し、体調を崩していたことが関係者への取材で分かった。当時通っていた宮城県の私立高校に「効き目を試した」などと説明していたという。捜査本部もこの事実を把握しており、女子学生に薬物に対する強い関心があったとみて調べている。
 捜査本部は17日、女子学生を殺人未遂容疑で名古屋地検に送検した。容疑は2012年5月27日ごろ、宮城県内のカラオケ店で中学の同級生だった女性(19)のソフトドリンクに、同28日〜6月上旬ごろには、通っていた高校の同じクラスの生徒だった男性(19)が持参したペットボトルに、タリウムを混ぜて飲ませたとされる。調べに対し「飲ませて症状を観察したかった」などと供述している。
 関係者によると、当時高校2年だった女子学生は同5月の事件前に遅刻して登校したことがあり、学校側が理由を尋ねると「大量の風邪薬を飲んだ。薬の効き具合を試したかった」などと話したという。事件直前の同月下旬には、父親が女子学生を伴って宮城県警を訪れ、「娘が変な薬を買っている」などと相談したことが分かっている。
 タリウムを飲まされた女性は手足の痛みなどを伴う末梢(まっしょう)神経障害のほか、腹痛や脱毛などの症状が出た。男性は末梢神経障害に加え、両目の視力が急激に低下するなどした。【谷口拓未、大野友嘉子】
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名大生再逮捕:「親のカードで薬購入」 父、警察に相談
毎日新聞 2015年05月16日 07時00分(最終更新 05月16日 12時07分)
 同級生ら2人に劇薬タリウムを飲ませたとして15日、殺人未遂容疑で再逮捕された名古屋大の女子学生(19)の父親が事件直前、宮城県内の警察署に「娘が親のクレジットカードで変な薬を買っている」などと相談していたことが捜査関係者への取材で分かった。この後、同級生は体調を崩し、別の警察署に被害届を出したが、両署で情報が共有されていなかった。
 捜査関係者などによると、女子学生の父は2012年5月中旬、当時高校2年だった女子学生を連れて警察署を訪問。複数の薬びんを持参し、親のカードで勝手に薬を買っていることや非行についての相談をした。女子学生は署員に「調合して実験するため」などと説明。署員は危険な取り扱いをしないよう指導したという。
 愛知、宮城両県警合同捜査本部によると、中学の同級生の女性(19)は5月27日ごろに、高校の同級生の男性(19)は同28日ごろから6月上旬にかけて、女子学生にタリウムを飲まされたとされる。男性は体調を崩して入院。検査で薬物中毒と判明し、13年2月に別の署に被害届を出した。
 被害届を受けた署は、高校の教員らに事情を聴いたり、校内の薬品を調べたりしたが、同じクラスにいた女子学生に事情聴取などはしなかった。一部の高校関係者は、女子学生の父が警察に相談していることを把握していたが、男性の薬物中毒と関連づけていなかったという。
 捜査関係者によると、女子学生が親のカードで買ったとされる薬の中にタリウムは入っていなかった。ただ、女子学生が薬物に強い関心を示していたことが判明していたのに、関係者の間で情報は共有されなかった。
 宮城県警幹部は「当時の相談対応については保護者も納得し、娘への監督を約束していた。当時はできる限りの対応をした」と話している。【大野友嘉子、本橋敦子】
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名大女子学生(同級生2人に硫酸タリウムを飲ませた殺人未遂容疑)の父、投与事件前に警察に相談 
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「酒鬼薔薇君、大好き♪ 少年法マンセー!」心に魔物を育てた名大女子学生の履歴書 『週刊新潮』 2月12日号
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