「三浦元社長は他殺」弁護側の病理学者が結論 ロスでの代理人を務めるマーク・ゲラゴス弁護士 2008/10/19

2008-10-20 | 社会

「三浦元社長は他殺」弁護側の病理学者が結論
10月20日17時47分配信 産経新聞
 【ロサンゼルス=松尾理也】AP通信によると、米ロサンゼルス銃撃事件で逮捕され、サイパンからロスに移送された直後の今月10日に自殺した三浦和義元会社社長(61)=日本では無罪確定=について、ロスでの代理人を務めるマーク・ゲラゴス弁護士は19日、弁護側が独自に行った検視を担当した病理学者が、死因は自殺ではなく他殺とみられると結論付けたことを明らかにした。
 ロス郡検視局はすでに検視を行い、暫定的に「自殺以外の死因を示唆する証拠はみあたらない」とする暫定的な報告書を法廷に提出している。ゲラゴス氏は「(当局の説明に)ごまかしや虚偽の疑いが濃厚だ」として、米連邦検事局に調査を要請する方針。
 ゲラゴス氏は、(1)背中に殴打されてできたとみられる細胞組織の傷があった(2)首を絞められたことによってできた可能性のある血腫がのどに見つかった(3)首に残された跡が、シャツを使った首つり自殺とされる状況と一致しない-などの矛盾点を列挙。こうした“発見”をもとに検視局に検視のやり直しを求めたが、拒否されたという。
 他殺とすれば犯人はだれかとの問いには、同弁護士は「元社長を拘束したあらゆる人物に可能性がある」と述べた。
 ロス市警は元社長の死亡直後の11日の会見で、死因を自殺と発表している。これに対し、弁護側は当局の説明に納得せず、現地入りした遺族とも話し合った上、独自調査に乗り出していた。

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「三浦元社長は他殺」ゲラゴス弁護士が見解
(読売新聞 - 10月20日 19:01)
 【ロサンゼルス=飯田達人】1981年11月のロス疑惑「一美さん銃撃事件」を巡り、移送先のロサンゼルス市警の拘置施設で10日夜(日本時間11日昼)に自殺した三浦和義・元輸入雑貨会社社長(61)(日本で無罪確定)について、弁護人を務めたマーク・ゲラゴス弁護士が19日、AP通信の取材に応じた。
 ゲラゴス弁護士は、18日にロス郡検視局から弁護側に引き渡された三浦元社長の遺体を、独自に依頼した病理学者が調べた結果、元社長の背中に殴られた傷があり、首には首つりではなく、絞められた際にできる血腫(けっしゅ)があったと主張。「病理学者は、自分で首をつった自殺ではなく他殺だと結論づけた」と語った。
 ゲラゴス弁護士はこれを受け、三浦元社長の自殺を疑うような証拠はないとしているロス郡検視局に対し、改めて検視するよう要請したが、拒否されたという。今後は、米連邦地検に捜査を求める方針。


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