倉敷市で昨年7月、小5女児監禁の藤原武被告に懲役10年求刑 岡山地裁 2015.8.19

2015-08-19 | 社会

 産経ニュース 2015.8.19 16:45更新
小5女児監禁の50歳無職男に懲役10年求刑 検察「根強い少女性愛の傾向」
 岡山県倉敷市で昨年7月、当時小学5年生の女児を下校中に連れ去ったとして、わいせつ目的略取や逮捕監禁致傷などの罪に問われた無職、藤原武被告(50)の論告求刑公判が19日、岡山地裁(中田幹人裁判長)で開かれ、検察側が懲役10年を求刑し結審した。判決は10月28日に言い渡される。
 検察側は論告で、自宅パソコンに残された児童ポルノの画像や自らの創作文書から「根強い少女性愛の傾向がある」と指摘。被害者が登下校する時間を調べたり、監禁用の部屋を自宅に作ったりしていたことから計画的犯行だったと主張した。
 弁護側は最終弁論で「わいせつ行為は一切なく、犯行も衝動的だった」と反論し、執行猶予付きの判決が相当だとした。被告は最終意見陳述で「被害者の苦痛を想像すると自分の償いだけでは済まない。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。
 起訴状などによると、藤原被告は昨年7月、倉敷市内で下校中だった女児にカッターナイフを突き付けて車に押し込み、自宅に連れ込んで約5日間監禁。脱出できない状態にして心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたとしている。
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