女児殺害事件14年 追悼の集会
奈良 NHK NEWS WEB 2018/11月16日 14時28分
奈良市で小学1年生の女の子が誘拐され殺害された事件から17日で14年となるのを前に、女の子が通っていた小学校で追悼の集会が開かれました。
平成16年、奈良市の小学1年生、有山楓ちゃんが(当時7)下校途中に小林薫元死刑囚に誘拐され、殺害された事件から17日で14年となります。
楓ちゃんが通っていた富雄北小学校では、16日、追悼集会が開かれ児童や地域の人たち約660人が集まりました。
集会でははじめに野間勝弘校長が「7歳で亡くなった有山楓さんのことを心の中で考えてみてください」と呼びかけ、全員で黙とうを捧げました。
そして、子どもたちは「命の大切さを考えて一日一日を精いっぱい過ごします」などと宣言していました。
集会のあと、野間校長は地域の見守り活動を行っている人たちと遺体の見つかった奈良県平群町の現場を訪れ、花や線香を手向けたあと、静かに手を合わせ冥福を祈りました。 野間校長は、「子どもたちは命の大切さを考えてしっかりと生きていくよと楓さんに伝えました。残念ながら、まだ安心できる社会ではなく、地域で見守りを続け、子どもたちを育てていきたい」と話していました。
【子どもたちの目線で安全を】
富雄北小学校では地域の安全を守る取り組みに子どもたち自身も参加しています。
3年前からは夏休みの宿題の一環で、全校児童が保護者と一緒に地域を歩いてまわり、子どもの視点から危険だと感じた場所を地図に記した「安全マップ」を作成しています。 「安全マップ」の中には、▽人通りが少ないとか、▽暗くなったら1人で通らないようにしようなどと目立つように書かれていて、学校内に貼り出されているほか、児童一人ひとりにも配られているということです。
学校によりますと、「安全マップ」に掲載されたことで街灯がつけられた場所もあるということで、学校は「子どもにも自分たちが安全に暮らせる地域づくりに関わっていく意識をもってほしい」と話しています。
◎上記事は[NHK NEWS WEB]からの転載・引用です
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奈良女児誘拐殺害事件
奈良女児誘拐殺害事件 2004年11月17日、奈良市の小学1年有山楓ちゃん=当時(7)=が行方不明となり、自宅から約6キロ離れた奈良県平群町の道路側溝で翌日、遺体となって発見された。県警は同年12月、元新聞配達員の小林薫・元死刑囚を逮捕。奈良地裁は06年9月、求刑通り死刑を言い渡した。小林元死刑囚は控訴を取り下げ、判決が確定。その後、再審請求したが棄却され、13年2月に死刑が執行された。(2018/11/17-02:14)
◎上記事は[JIJI.COM]からの転載・引用です
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◇ 奈良女児殺害事件から13年 有山楓ちゃん 父「二十歳になるはずだった」 2017/11/17 (小林薫死刑囚 2013/2/21刑執行)
◇ 奈良女児殺害事件 「 喪失感抱え12年」有山楓さんの父茂樹さん、手記 2016/11/17
◇ 死刑執行、解決されぬ苦しみ - 奈良・女児誘拐殺人 9年/両親が手記発表 (2013年11月17日 奈良新聞)
◇ 遺族「極刑以上の刑を」奈良女児誘拐殺人事件(小林薫死刑囚)から5年・・・死刑の積極的な意義付け
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◇ 11月17日、奈良女児殺害事件12年 小林薫死刑囚(2013/2/21刑執行)の手紙 篠田博之 2016/11/17
◇ 「生き直そうとした小林薫さん(2013/2/21死刑執行)」 中道武美 FORUM90 2013.3.30
◇ 『年報・死刑廃止2009』 「死刑100年と裁判員制度」命より大切なものがあるという倫理観にとって代わられた
◇ 望んだ「極刑」に揺れる心「奈良女児誘拐殺人」小林薫死刑囚 中日新聞 特報 2008/4/16
◇ 「奈良女児誘拐殺害事件 2004/11/17」小林薫公判最終弁論要旨/奈良地裁判決/控訴取り下げ、死刑確定
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◇ 宮崎勤・小林薫・・・つきあってきた死刑囚が次々と処刑された 『ドキュメント死刑囚』篠田博之著
◇ 宮崎勤、宅間守、小林薫らが残した難題 死刑囚を最も知る男が見た「死刑の穴」(日刊サイゾー2008/12/13)
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