少年犯罪の立ち直りに支援を

2011-01-18 | 社会

少年犯罪の立ち直りに支援を
NHKニュース1月16日 6時11分

 過去に罪を犯し少年院に入ったことのある若者たちが、同じような少年の立ち直りを支援しようとNPOを設立し、15日に東京で初めてシンポジウムを開きました。
 シンポジウムを開いたのは、少年院に入ったことのある20代から30代の若者たちが中心となってつくるNPO「セカンドチャンス!」です。少年院を出た人どうしがつきあうことは、再犯につながるおそれがあるとして、原則として禁じられていますが、悩みに共感できる経験者が支援することで少年たちの立ち直りを促そうと、活動を始めました。東京・豊島区の会場には、およそ300人が訪れ、傷害事件で1年間、少年院に入っていたことのある会社員の才門辰史さんは「さみしさのあまり、少年院を出たその日に元の仲間を訪ねてしまった。相談できる人がほかに誰もいなかった」と当時の心境を明かしました。また、18歳のときに傷害事件を起こした、会社員の大山一誠さんは「居場所がなくて暴力団に加わってしまう人も少なくない。再犯を防ぐには、少年たちの受け皿が必要だ」と訴えました。法務省の調べによりますと、少年院を出て5年以内に再び罪を犯し少年院や刑務所に入る人は、4人に1人に上っています。少年院の元教官で、NPOの代表を務める津富宏さんは「関係者が協力し合うことで、立ち直ることができずにいる少年たちに手をさしのべたい」と話していて、今後、少年院での講演や子どもたちの居場所作りを進めることにしています。
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杉浦 ひとみの瞳
・セカンドチャンス!少年院経験者らに「希望を」 NPO法人設立
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