中日新聞 2015年6月9日 22時01分
不明の高１を遺体で発見 刈谷の逢妻川
愛知県刈谷市の逢妻川で６日深夜、公立高校の男子生徒が暴行を受けた後に川で溺れて行方不明になった事件で、県警は発生から３日の９日午後４時１５分ごろ、現場近くの川の中で男性の遺体を見つけ、行方不明になっていた刈谷市一ツ木町１の知立高校１年、吉田達哉さん（１５）と確認した。１０日に司法解剖して詳しい死因を調べる。
県警によると、吉田さんの遺体が見つかったのは、６日に行方不明になった刈谷市逢妻町３の逢妻川のＪＲ東海道線鉄橋から約３５０メートル下流の刈谷境橋の近く。川岸から２～３メートルの場所に、頭部を上にして浮いていた。発見場所の川幅は約４２メートルで、通行人が見つけたという。
遺体は白い長袖シャツと赤いズボンを着て指輪をはめており、衣類などから両親が吉田さんと確認した。これまでの調べで、目立った外傷は見つかっていない。
県警などによると、吉田さんは６日午後１０時４０分ごろ、ＪＲの鉄橋近くの逢妻川の堤防道路で、県警に暴力行為等処罰法違反（集団暴行）容疑で逮捕された刈谷市内の私立高校生（１６）と土木作業員（１５）、中学生（１４）の３人に顔を殴るなどの暴行を受けた後、川を泳いで渡るよう命じられた。対岸に泳いでいる途中に「助けて」「もう、無理」と叫んで姿が見えなくなり、河川敷からズボンのベルトと靴、スマートフォン、財布が見つかった。
吉田さんは逮捕された３人を含む遊び仲間のグループに所属。同じグループの少女と交際していたが、６日に名古屋市で開かれた祭りの会場で別の女性に声を掛けたとみられ、逮捕された３人は「交際相手がいるのに、別の女子に声を掛けたことに腹が立った」と供述。吉田さんに「川を泳いで渡って、戻ってきたら許してやる」と命令したことも認めているという。
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下流で発見の遺体 不明の男子高校生と確認
NHK NEWS WEB 6月9日 20時31分
今月６日、愛知県刈谷市の川で男子高校生が流されて行方が分からなくなり、直前に集団で暴行を加えたとして少年３人が逮捕された事件で、９日夕方、現場の下流で男性の遺体が見つかり、高校生と確認されました。警察は死因の解明を進めるとともに、事件のいきさつを調べています。
今月６日、愛知県刈谷市の逢妻川で、市内に住む高校１年生の吉田達哉さん（１５）が流されて行方が分からなくなり、この直前に遊び仲間で中学生を含む１４歳から１６歳までの少年３人が集団で暴行を加えたとして逮捕されました。
察によりますと、９日午後４時すぎ、現場からおよそ３００メートル下流で男性の遺体が見つかり、吉田さんと確認されたということです。
逮捕された少年３人は、これまでの調べに対し「高校生が仲間の少女と交際しているのに、ほかの女性に声をかけたので腹が立った。『川を泳いで戻ってきたら許す』と言うと、自分で川に入った。途中で『もう無理』と言って溺れたので、助けようと川に入った」と供述しているということです。
警察は、死因の解明を進めるとともに、事件に至ったいきさつを引き続き調べています。
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川に入る前「脱がなくていい」 愛知・刈谷の集団暴行
朝日新聞デジタル 2015年6月9日16時46分
愛知県刈谷市の逢妻（あいづま）川で、同市の高校１年の男子生徒（１５）が集団暴行を受けた後、行方不明になった事件で、川に入る前に衣服を脱ごうとする男子生徒に対し、逮捕された少年の一部が「脱がなくていい」と制止していたことがわかった。また、通報を受けて警察官が駆けつけた際、逮捕された少年のうち２人はぬれた状態だったといい、県警は発言の意図や当時の状況について調べている。
県警などは９日朝、６５人態勢で雨が降る中、捜索を再開した。
県警によると、中学３年（１４）と会社員（１５）、私立高校１年（１６）の少年３人は６日午後１０時４０分ごろ、刈谷市逢妻町３丁目の逢妻川の堤防上で、男子生徒の腹を蹴るなど集団で暴行を加えたとして、暴力行為等処罰法違反（集団暴行）の疑いがある。
◎上記事の著作権は[朝日新聞デジタル]に帰属します
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愛知集団暴行 “地元一の不良たち”が味方した交際女子の事情
日刊ゲンダイ 2015年6月9日
愛知県刈谷市で県立高１年の男子生徒Ａ君（１５）が集団暴行を受け、市内を流れる逢妻川で行方不明になっている事件が動いた。愛知県警が９日、川の下流で男子生徒とみられる遺体を発見したと明らかにした。
７日に集団暴行を加えた疑いで県警に逮捕された私立高校生Ｂ（１６）、土木作業員Ｃ（１５）、公立中学生Ｄ（１４）たちは「刈谷一の不良グループ」（Ａ君の同級生）で、Ａ君もメンバーだったという。仲間内で揉めた原因はＡ君と交際していた中学の同級生、Ｅ子さんをめぐるトラブルだった。
「Ａ君は今月６日にＤらと名古屋市で催された『熱田まつり』に参加し、Ｅ子さんと付き合っているにもかかわらず他の女の子をナンパ。それに腹を立てたＤがＢらに連絡した。同日夜にＢらがＡ君を河川敷に呼び出し、代わる代わる暴行を加え、川で泳がせたのです」（捜査事情通）
中学時代の同級生によると、Ａ君がＥ子さんと付き合い始めたのは中２の終わりごろ。Ａ君はかなりモテるタイプのようだ。
「クラスのムードメーカーで、誰とでも仲良くなれる。卓球部に所属し、かなり強かった。勉強もできた方だと思います。女子にモテモテで、Ｅ子さんと付き合う以前も少なくとも２人と交際していました」（Ａ君の友人）
複雑な家庭環境下で育ったＥ子さんは中学時代、不登校気味だった。
「それでも、おとなしく可愛らしい印象で、生徒からは男女ともに人気があった。別の中学だったＢらのグループとは以前から仲良しだったと聞いています」（別の同級生）
Ａ君はＥ子さんと付き合い出してから徐々に素行が悪くなり、中３の夏ごろから髪を染めたり、他校の生徒とケンカするようになったという。
「高校に入ってからＡ君は他の女性をナンパするようになりました。Ｅ子さんはＳＮＳで〈Ａ君に近寄らないで〉と書き込むなどかなり怒った様子でした」（別の同級生）
Ａ君は５月にも女性トラブルを起こし、Ｅ子さんを案じるグループメンバーと揉めていたという。
「その時は逮捕された少年のひとりがかばったが、Ａ君がまた同じことを繰り返したので、少年らがブチ切れたようです」（前出の捜査事情通）
逮捕されたのは、異性に興味津々の年頃の少年たちだ。モテまくるＡ君をうらやむ気持ちは分からなくもないが、やることがエゲツなさ過ぎる。
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◇ 「彼女いるのにナンパした」…愛知県刈谷市 高１男子生徒が暴行を受けた後、川で溺れ行方不明になった事件
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