井上和彦著『日本が戦ってくれて感謝しています』 アジアは中国・韓国だけじゃない アジアが賞賛する日本

2013-11-25 | 本/演劇…など

【書評】 『日本が戦ってくれて感謝しています』 アジアが賞賛する日本とあの戦争 井上和彦著
 産経ニュース2013.10.6 12:48
 ■「反日」は中国・韓国だけだ
 「韓国はなぜ反日なのか」
 日本人からよく聞かれる。
 台湾も韓国と同様に日本統治時代があったが親日だ。極端なかの国の反応が日本人には理解できないのだろう。
 韓国の反日はエスカレートを極め、旭日旗を全面使用禁止にする法律を作る動きまであるという。しかし、本書に登場する台湾を含むアジアの“声”を聞けば、いかにそれが異例、異常かがわかる。
 著者はインド、マレーシア、フィリピン、パラオ、台湾を歩きながら各国と日本との歴史、現地の声を伝える。
 パラオでは、ペリリュー戦60周年の式典で日の丸を手に地元学生が行進。日本軍の敢闘を讃(たた)える「ペリリュー島の桜を讃える歌」が作られ、歌い継がれている。
 インド国民軍は、共に英国軍と戦った日本陸軍将兵に感謝状を贈っている。「インドを解放するために戦った戦友として」「深甚なる敬意」を表し、「恩義を末代まで決して忘れない」という。
 フィリピンの慰霊式典ではどこまでも途切れることのない日の丸を振る行列。マレーシアの近代史研究家は上陸してきた日本軍に感銘を受け、「我々(われわれ)が学んだのは日本人の規律の良さ」「それを見た我々も独立の意欲が沸きました」と讃えるのである。
 そして我が祖国・台湾で著者を案内したのは、司馬遼太郎著『台湾紀行』に登場する“老台北”蔡焜燦(さい・こんさん)氏。蔡氏を紹介したのは私だが、なぜ台湾はこれほどまでに親日かを見事に繙(ひもと)いている。
 アジア諸国は親日で、日本に感謝しているのだ。しかし、“自虐史観”から「嫌われる理由がある」と思い込んだ日本は、中韓の顔色ばかり窺(うかが)ってきた。台湾はずっと日本に片想(かたおも)いだったのである。
 日本は隣国こそが少数派で、日本を好きな国はたくさんあると知るべきだ。本書はまさにその証拠である。中国と韓国だけがアジアではない。
 本書に書かれた事実を知ることこそ、日本が自信と誇りを取り戻す鍵となる。それは安倍政権が掲げる「戦後レジームからの脱却」という大転換の出発点でもある。(井上和彦著/産経新聞出版・1365円)
 評・金美齢(評論家)
 ◎上記事の著作権は[産経新聞]に帰属します 
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井上和彦さん 中韓と正反対の声がある事実、アジアが賞賛する日本とあの戦争
 zakzak 2013.12.29
 インドやフィリピン、台湾など大東亜戦争の戦跡をたどり、アジアから日本への感謝と賞賛の声を綴ったルポルタージュ。9月末発売で、すでに9刷り7万部を突破した。読者からは「涙が止まらない」「日本人としての誇りを持てた」といった感想が絶えないという。何が人々の心を捉えているのか。著者に聞いた。(文・写真 福田哲士)
──なぜこれほど読まれているのでしょうか
 「『アジアは中国と韓国だけじゃない!』と帯にあります。中韓の日本バッシングは年々過激になっているにもかかわらず、なぜその『反日』の声ばかりが取り上げられるのか。どうもおかしいと、誰もが思っていたのでしょう。本書では『中韓と正反対の声がある事実』を紹介しています」
──アジアの声はどれも心を打ちます
 「インドやフィリピン、パラオ、マレーシア、台湾と旅をして、体験してきた事実を淡々と書きました。笑顔で日章旗を振るフィリピンの子供たちや、日本兵を讃える歌を今も歌い継ぐインドの人々などの姿を知ってもらえれば、まず驚きがあり、次に『なぜ彼らが親日なのか』を考えることになるでしょう。親日国が多いのには理由がありますから」
──「あの戦争が何だったのか」ということを直視したこと。また、日本軍の規律正しさですね
 「アジアの方々はそれを日本人よりよく知っていて、語り継いでいます。よく『号泣しました』と感想をいただきますが私も現地で号泣しました。日本人なら自然に涙があふれてきます。安倍首相が靖国参拝されましたが当たり前。中韓にあれこれ言われる筋合いはありません」
──ほかにはどんな反響が
 「感想のハガキは1000枚近くにもなったといいます。80歳以上のあの戦争を体験された方からは、『戦友にやっと顔向けできる』『この本の通りだった』『死ぬ前に真実を読めてよかった』と。戦後70年、あの戦争を戦った同胞への心ない言葉に、じっと黙して来られたのでしょう。間に合ってよかった」
──なぜ本当のことが言えなかったのでしょうか
 「戦後の軽薄な平和主義の中では、あの戦争の悪い面、反省ばかりが語られてきました。信じ込まれてきた歴史認識の陰で、真実の声が抹殺された。異論を許さない空気がありました。そうした声なき声や思いを伝えることができたのなら嬉しいと思います」
──次世代にも伝えなければならないですね
 「読者層は高齢者だけでなく、10代も含んで幅広いそうです。子供を持つ母親からの『学校では正反対のことを教えている』『真実を知った。子供たちに読ませたいので学校に置いてほしい』との声も多い。戦後、学校で教えなかったことばかりですから、頭を空っぽにして読んでほしいものです。そうすれば、真実は何かということが見えてくる」
──日本は変わりますね
 「この本が少しでも役立てば嬉しい。朝日新聞の部数を抜くまで頑張ります(笑)」
 ■あらすじ インド、フィリピン、パラオ、台湾、マレーシアをめぐり、体験した大東亜戦争の真実。「日本兵が命がけで戦ってくれた」「私の国は日本のおかげで独立できた」…。どこを訪れても、聞こえてくるのは日本を賞賛する声ばかりだった。黙殺されてきたアジアの“本当”の声を知り、日本人としての自信と誇りを取り戻すことができる1冊。
 ■井上和彦(いのうえ・かずひこ) ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学社会学部卒業。専門は軍事・安全保障・外交問題・近現代史。歯に衣着せぬ発言で難解な軍事問題などを分かりやすく解説することから“軍事漫談家”の異名を持ち、テレビ出演も多数。2013年より「国民の自衛官」選考委員。主な著書に、『国防の真実 こんなに強い自衛隊』『東日本大震災 自衛隊かく闘えり』(双葉社)など。
 ◎上記事の著作権は[zakzak]に帰属します
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よく唱えられるレトリック=「日本はアジアで孤立している」 / しかし現実は「日本はアジアの人気者」 2013-07-15    
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「アジア諸国が反発」の虚構 ワシントン特派員・古森義久 2013-08-12 
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日本人が知らない親日国家「20対2」の真実 安倍首相のアジア訪問で明らかに 古森 義久 2013-07-31 
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◇ デルロサリオ外相「日本には憲法を改正してでも軍備強化を進めてほしい」/セキュリティー・ダイヤモンド 2013-01-28 
 日本の改憲、アジア肯定 ワシントン・古森義久
 産経新聞2013.1.26 08:05[緯度経度]  
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◇ ウイグル、チベット、モンゴル「御三家」は日中が戦火を交えれば直ちに武装蜂起する 2013-02-18
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◆ 震災式典 台湾の指名献花は当然/昨年は中国へ遠慮し、台湾を指名献花からはずすという恥ずべき行為 2013-03-07  
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「台湾代表を指名献花に」震災追悼式典で政府が表明 2013-03-06
 「台湾代表を指名献花に」震災追悼式典で政府が表明
 産経新聞2013.3.6 13:45
 加藤勝信官房副長官は6日午前の記者会見で、11日に都内で開催される政府主催の東日本大震災追悼式で、各国代表が献花する際に国名を読み上げる「指名献花」に台湾を加える方針を明らかにした。昨年の民主党政権下の式典では指名がなく、当時の野田佳彦首相が国会答弁で陳謝した経緯がある。
 加藤氏は「昨年の式典で台湾の方々の気持ちを傷つけるようなことがあったとすれば政府としてまったく本意ではない。今年はぜひ指名献花をお願いしたい」と述べた。
【東日本大震災2年】中国が追悼式ボイコット 台湾の「指名献花」に反発 2013-03-12
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『最終目標は天皇の処刑』 中国「日本解放工作」の恐るべき全貌 ペマ・ギャルポ著 飛鳥新社 2012年1月27日 初版第1刷発行
p4~
はじめに
 「日本が危ない。既に中国の半植民地に成り下がっている」「中国が日本の財界とマスコミ界を牛耳っている。独立国家であるはずの日本で中国を批判する言論はマスコミによってふるいにかけられ、中国に対しての批判的な記事は掲載しないだけでなく批判的な出版物に対しては書評の対象にすらならない」「日中友好の名の下、当たり前のように日本の言論の自由、思想の自由を間接的にコントロールしている」
 こう書くと、大半の日本人は「何を大袈裟な!」と一笑に付すでしょう。しかし、中国に侵略されたチベットに生まれた私にとっては、事態が、そのように進行しているとしか思えないのです。というのも、1972年に発掘された『中国共産党・日本解放第2期工作要綱』という文書に添う形で、日本社会が変容しているからです。この文書については後段で詳述しますが、チベットが中国に本格的に侵略される以前と同様の現象が、この日本でも起きているのです。
p5~
 また、中国が、日本国内の土地や資源を買い漁っていることは「資本主義社会における自然な商業行為」との意見もありますが、日本人が中国の土地を自由に購入できない以上(中国の土地はすべて国有で70年以下の賃借)、外交における相互主義からは疑問が残ります。しかも、それが自衛隊基地周辺の土地に集中しているのは決して穏やかな話ではありません。
 更に、2011年3月の東日本大震災で政府が混迷し、政治が空白を生んでいる時期を狙って、中国は火事場泥棒のように日本固有の領土内に入り挑発的な行為を続けているだけでなく、今や南シナ海の諸島に対して領有権を主張し武力的な実力を発揮して、周辺諸国と摩擦を起こしています。(略)
 最近南沙諸島の領有権問題で中国と対立を深めているフィリピンのアキノ大統領は、中国との領土問題を国連機構、即ちハーグの国際司法裁判所で決着することを希望しましたが、中国側は拒否。現実に目覚めたフィリピンはアメリカに再び助けを求め、2011年6月下旬から7月にかけ、米海軍と同国沿岸で11日間の合同軍事演習を敢行しました。
p6~
 また、米国議会では民主党のジム・ウェッブ上院議員ら与野党4名の議員の共同提案で中国の南シナ海における挑発的行為を批判する決議案が採択されました。(略)
 現実問題としての中国の脅威に対処するため、大西洋から太平洋に米国の安全保障の重点が軌道修正されている事実を、日本人もきちんと認識すべきでしょう。
 侵略は決して武力、暴力という目に見えるものばかりではありません。例えば中国の温家宝首相は財界や観光業界などを使って積極的に日本政府に圧力をかけ、中国の観光客が(p7~)沖縄に出入りするための3年友好の数次ビザ(期間中何度でも出入国できるビザ)の特権を獲得、1回の滞在期間も15日から90日に延長することに成功しました。名目上の理由は“震災からの復興のための観光収入増収”ということらしいのですが、それならばなぜ、他の途上国の観光ビザを数次ビザ同様のものに変更しないのでしょう? なぜ中国だけなのか? また何故中国がこんなに熱心なのか?
 政府は「沖縄の観光振興」と説明していますが、中国人が一旦沖縄に上陸して一泊すれば、他の日本各地に移動することは自由となっています。つまり、90日に1度出国すれば、3年間の長期滞在が可能になるということです。収入の要件も、年収25万元(日本円で300万円強)以上の富裕層となっていたものを、民主党政権は、2010年、10万元以上の中流階層にまで緩和しました。
 これらの階層が、はたして日本の物価でどれだけの購買力、消費能力を持っているというのでしょうか?
 しかも、これらの緩和が、決まって、中国共産党の創立記念日の7月1日に合わせて施行されたのは、何故なのでしょう? 私には、民主党政権が、自ら、日本国内に「トロイの木馬」を招じ入れようとしており、そのことは安全保障の観点から、きわめて危険であり、(p8~)前述した中国政府の『日本解放第2期工作要綱』を更に深化させる愚行に思えてならないのです。これは、私自身の体験からそう言いきれるのです。中国の正体を一番知っているのは、中国と最も苦い体験を持つチベットのような国、既に植民地化され中国的植民地主義の餌食にされた周辺の国々でしょう。だから私は絶対日本にはチベットと同じ過ちを犯し、植民地化されて欲しくないのです。
p15~
台湾からの義援金
 東日本大震災における一連の流れで、私にはもう1つ気になったことがあります。(略)
 例えば、台湾で集まった義援金は震災後1カ月足らずで、日本円にして140億円を超えました。
p16~
 しかもその大半は一般市民からのものです。アメリカの赤十字による寄付が100億円ですから、人口がアメリカの約10分の1に過ぎない台湾で140億円も集まったということは、いかに彼等が心配してくれているかの表れでしょう。その後もその額は増え続け、台湾総統府の発表によると、2011年5月1日時点で約163億円、最終的には200億円に迫る金額で、海外への義援金としては過去最高だそうです。
 ところが、この事実を報道したのは一部のメディアに過ぎませんでした。しかも、ほんの小さく事実を伝えただけの、いわゆる“ベタ記事”扱いです。その一方で、中国から15人の救援隊が派遣された時は、「民族の感情を越えた人道主義」といった美談仕立てにして、大手メディアが大々的に報じています。一方、インドからは中国の3倍にあたる47名がやって来て、過酷な大罪環境の中、瓦礫の山の中からの遺体収容など一番つらい仕事を受け持ちました。インドだけではありません。(略)にもかかわらず、ニュースになるのは圧倒的に中国のことばかり。ちなみに中国からの義援金は10億円に満たない額です。金額や人数の多寡を、あまりとやかく言うつもりはありませんが、それにしても台湾が10数倍の金額を寄付してくれた事実を、ほぼ無視するというのは、あまりにも不自然ではありませんか。 *強調(太字・着色)は来栖
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