母子殺害差し戻し審 「弁護人に言われ起訴事実認める」

2007-09-19 | 光市母子殺害事件

(読売新聞 - 09月19日 13:55)
 山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われた元会社員(26)(犯行時18歳)の差し戻し控訴審の第9回公判が19日、広島高裁(楢崎康英裁判長)であり、前日に引き続き、弁護側の被告人質問が行われた。

 元会社員は「拘置所で会った教戒師に教えを受けた」と述べ、その理由について「(本村洋さんの妻の)弥生さんと同じ23歳になった時、申し訳ない気持ちが募るようになったから」と証言した。

 一方、前日の弁護側被告人質問で、元会社員は差し戻し審で一転して殺意を否認したことについて、「(捜査段階から)認めていたわけではなく、主張が受け入れてもらえなかっただけだ」と強調。1審で起訴事実を認めたのは「当時の弁護人に、『無期懲役になる。(検察側と)争わない方がいい』と言われたからだ」と説明した。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。