GM=追加支援最大1.5兆円に  トヨタ=5月に増産へ、国内で前月比3割増 在庫調整が進展

2009-02-18 | 社会
GM、追加支援最大1.5兆円に 再建計画、クライスラーも提出
 【ニューヨーク=小高航】米ゼネラル・モーターズ(GM)は17日、米政府に経営再建計画を提出し、2011年までに最大で166億ドル(約1兆5000億円)の追加支援が必要になるとの見通しを明らかにした。GMはすでに134億ドルの政府支援を受けており、総額は300億ドルに膨らむ可能性がある。
 GMは再建計画に4万7000人の人員削減や米5工場の閉鎖を盛り込んだ。ただ政府が求めている債務の削減策や医療保険基金への拠出手法の見直しについては、関係者との合意に至っていないことを明らかにした。
 クライスラーも同日、経営再建計画を提出した。同社は米市場の低迷など経営環境の悪化を理由に、政府に対し50億ドル(約4500億円)の追加金融支援を要請した。同社はすでに40億ドルを受け取っている。さらに30億ドルの追加支援を求めていたが、この追加支援額を上乗せした。 (08:45)
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トヨタが5月に増産へ、国内で前月比3割増 在庫調整が進展
 トヨタ自動車は5月の国内生産台数を、2―4月の月平均台数に比べ約3割多い20万台規模に引き上げる方針を固めた。トヨタは世界販売の縮小幅を大きく上回る減産を続けており、4月までに在庫を適正水準に圧縮できるとみている。大幅減産を継続すると、5月以降は販売が上向かなくても車種によって品薄な状態になる可能性があると判断、ほかの国内メーカーに先駆けて生産水準を上げる。
 5月の生産計画は近く取引先の部品メーカーなどに提示する。5月は臨時の生産ライン休止日を設定しない方針。休止日は2、3月に計11日間を予定し、4月も3日間程度を設定する方向で調整している。 (09:20)

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