<名大女子学生 殺人未遂事件> タリウム持ち込み、高校側が在学中に把握 当時の教諭が厳重注意

2015-05-25 | 少年 社会

<タリウム事件>高校、薬物持ち込み把握?
  河北新報 2015年05月25日月曜日
 劇物の硫酸タリウムを3年前に同級生2人に飲ませたとして、名古屋大の女子学生(19)=宮城県出身=が殺人未遂容疑で再逮捕された事件で、女子学生が宮城県内の高校在学中、自ら「危険な物」と呼ぶ白い粉末を校内に持ち込み、高校から厳しい指導を受けていたことが24日、学校関係者への取材で分かった。高校側が、女子学生の在学中に薬品への強い執着を把握していた可能性がある。
■当時の教諭が厳重注意
 学校関係者によると、女子学生は在学中、薬品とみられる白い粉末の入った透明のビニール袋を制服のポケットから取り出し、周囲に見せびらかしていた。中身が硫酸タリウムだったかどうか不明だが、女子学生は「人体に害がある」などと説明。事情を知った教諭が女子学生を別室に呼び出し「何を持ってきているんだ」などと厳しく注意したという。
 高校側は、女子学生が薬品に強い執着を示していたことを把握した時期について、ことし1月下旬、女子学生が名古屋市の自宅アパートで高齢女性を殺害した容疑で逮捕された後と主張。宮城県庁で18日、記者会見した校長も「(在学中の)3年前は一切把握していなかった。生徒が劇物を学校に持ち込むなんて予想できない」などと強調していた。
 高校の同級生は、タリウム中毒との診断を受け、12年12月、仙台市内の警察署に相談。同署は13年2月、事件性が高いとして被害届を受理した。捜査員は高校の教員らへの聞き取りをしたり、校内の薬品を調べたりしたが、生徒への聞き取りはせず、女子学生の存在も浮上しなかった。
 愛知、宮城両県警の合同捜査本部によると、女子学生は12年5~6月、当時通っていた高校の教室などで、同じクラスの男性(19)と中学時代に同級生だった女性(19)に硫酸タリウムを飲ませて殺害しようとしたとされる。

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<タリウム事件>校長「薬品執着把握できず」
 河北新報 2015年05月19日火曜日

  3年前の事件当時の学校の対応について説明する校長=18日、宮城県庁
 同学年の男女2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませたとして、殺人未遂容疑で名古屋大の女子学生(19)が再逮捕された事件で、女子学生が通っていた宮城県内の高校の校長が18日、県庁で記者会見し、事件について初めて公の場で語った。
 校長は「事件を重く受け止めている」としたものの、「生徒が劇物を学校に持ち込むなんて予想できない。学校は事件を防げなかった」と、学校側の責任を否定した。
 高校によると、2012年12月ごろ、女子学生と同じクラスだった男性(19)がタリウム中毒の疑いがあることを知った。校内にタリウムはなかった。
 高校が、女子学生が薬品に異常な執着を示していたことを知ったのは、ことし1月に殺人容疑で逮捕された後で、校長は「3年前は一切把握していなかった」と強調した。
 学校管理下で起きた事故は県への報告義務がある。校長は、被害者の男性がタリウム中毒と診断された後、県に電話で報告したと主張。しかし、県は「口頭の報告も含め全て記録している。今回の事件に関する報告はなかった」と否定した。
 取材対応が15日の再逮捕から3日後となったことについて、校長は「対応を検討していた」と釈明。保護者や在校生には18日、文書で説明したと述べた。
 愛知、宮城両県警の合同捜査本部によると、女子学生は、高校2年生だった12年5~6月、高校の教室などで、男性や中学の同級生だった女性(19)の飲み物にタリウムを混ぜて飲ませたとされる。

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殺人未遂容疑の名大生に被害少女の父親が謝罪求める
 メ~テレ 更新時間:2015年5月24日 00:34
 名古屋大学の女子学生が、中学と高校の同級生にタリウムを飲ませたとして逮捕された事件で、被害者の父親がメ~テレの取材に「一言でいいので謝ってもらいたい」と語りました。
 殺人未遂の疑いで逮捕・送検された女子学生(19)は、宮城県内の高校に在学していた2012年、中学の同級生だった少女(19)と、高校で同じクラスの少年(19)に、劇物のタリウムを飲み物に混ぜて飲ませ殺害しようとした疑いが持たれています。女子学生は容疑を認めているということです。メ~テレの取材に、被害にあった少女の父親は、当時、女子学生がメールや見舞いなど、少女の容態を観察するような行動をしていたと話しました。また父親は「公の場に姿を現して謝ってもらいたい。一言でいいので」と胸の内を語りました。

 ◎上記事の著作権は[メ~テレ]に帰属します
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<タリウム事件>殺人未遂容疑の名大女子学生、ナイフも所持 父親が警察署に持参 2012年5月下旬
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