照ノ富士が初優勝 日馬富士、弟弟子へ最高の援護射撃「勝ったあと、照ノ富士の顔が思い浮かんだ」夏場所

2015-05-24 | 相撲・野球・・・など

日馬富士、弟弟子・照ノ富士へ最高の援護射撃「良かったな…」
 デイリースポーツ 5月24日(日)18時14分配信
  東関脇の照ノ富士(23)=伊勢ケ浜=が、本割で西前頭6枚目の碧山(28)=春日野=を寄り切りで下し3敗をキープ。同じく3敗だった横綱・白鵬(30)=宮城野=が、結びの一番で横綱・日馬富士(31)=伊勢ケ浜=に敗れたため、優勝決定戦を待たず悲願の初優勝を果たした。
  結びの一番で白鵬を破り、弟弟子・照ノ富士の援護射撃を果たした横綱・日馬富士は「ホッとしました、正直…」と話した。
  館内の注目を一身に集めた、結びの一番。日馬富士は立ち合い、真っ向から白鵬にぶち当たった。差し手争いの中で一瞬、体勢を低くして、フェイントのように白鵬の懐に潜り込んだ。そのまま左の前まわしを引き、白鵬に上手を与えず、一気に寄り倒した。
  日馬富士は「いい相撲、自分の相撲を取ればいいと思っていた。余計なことは考えていなかった」としながら、「勝ったあとに、照ノ富士の顔が思い浮かんだ。良かったな、って…」と、兄弟子として最高の援護射撃を果たしたことに満足げ。照ノ富士の優勝パレードでは、旗手も務めた。
 最終更新:5月24日(日)18時51分
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照ノ富士が初優勝 大関昇進確実に
 NHK NEWS WEB 5月24日 18時57分
 大相撲夏場所は千秋楽の24日、関脇・照ノ富士が初めての優勝を果たしました。日本相撲協会は場所後に大関昇進を決める臨時理事会を開催することになり、照ノ富士の大関昇進が確実になりました。
 夏場所の優勝争いは14日目までを終えて、3敗で照ノ富士と横綱・白鵬が並ぶ展開でした。
千秋楽の24日、先に取組のあった照ノ富士は平幕の碧山に寄り切りで勝って12勝3敗としました。そして白鵬が横綱・日馬富士との結びの一番に敗れて4敗となったため、照ノ富士が12勝3敗で初めての優勝を果たしました。
 照ノ富士について、日本相撲協会の北の湖理事長は場所後に大関昇進を決める臨時理事会を開催することを明らかにし、照ノ富士の大関昇進が確実になりました。
 新しい大関の誕生は去年の名古屋場所後の豪栄道以来です。照ノ富士の大関昇進は今月27日の番付編成会議と臨時理事会を経て正式に決まります。
*照ノ富士 これまでの歩み
 照ノ富士は、モンゴル出身の23歳。
 6年前に相撲の強豪校、鳥取城北高校に同じモンゴル出身の逸ノ城と共に入学し、その後、大相撲の間垣部屋に入門しました。
 平成23年の名古屋場所で若三勝のしこ名で初土俵を踏み、おととしの春場所後、間垣部屋の閉鎖に伴い、伊勢ヶ濱部屋に移籍しました。
 新十両となったおととしの秋場所、伊勢ヶ濱部屋が生んだ元横綱・照國と師匠の元横綱・旭富士にちなんで、しこ名を照ノ富士に改めました。
 恵まれた体格と、横綱・日馬富士や安美錦など兄弟子たちとの厳しい稽古で力をつけ、去年の春場所で新入幕を果たしました。
 そして、ことしの春場所の番付で、初土俵から所要23場所と幕下付出しでのデビューを除くと昭和以降で9位となるスピード出世で関脇に昇進しました。
 春場所は新三役として75年ぶりとなる初日から7連勝を果たし、さらに36連勝中だった横綱・白鵬を破るなど千秋楽まで優勝を争い、13勝2敗の好成績を残しました。
 そして関脇2場所目となった今場所は、力強い相撲で琴奨菊と稀勢の里の大関2人を破るなど、12勝3敗で初めての優勝を果たしました。
*「夢みたいな気持ちだ」
 大相撲夏場所で初優勝を果たした関脇・照ノ富士は「とてもうれしい。きょうは緊張していたが、それを乗り越えて頑張ろうという気持ちだった。優勝できるなんて夢みたいな気持ちだ」と笑顔も交えて喜びを語りました。そして大関昇進が確実になったことについて「ことし中に大関になると決め、その目標に近づくことができた。多くの人に感謝したい」と話していました。
*歴代3位の早さで優勝
 大相撲夏場所で優勝した関脇・照ノ富士は、幕下付け出しを除いて歴代3位の早さとなる初土俵から25場所目で初めての優勝を果たしました。
 大相撲では年6場所制となった昭和33年以降、幕下付け出しの力士を除いて貴花田、後の横綱・貴乃花と、元横綱・朝青龍の24場所目の初優勝が最も早い記録で、照ノ富士の25場所目での初優勝はこの2人に次ぐ歴代3位のスピード記録です。
 また、照ノ富士は大関への昇進が確実となりましたが、三役経験2場所で大関に昇進するのは、元横綱の吉葉山以来54年ぶりになります。
*北の湖理事長「勢いと若さがある」
 日本相撲協会の北の湖理事長は、夏場所で初優勝した関脇・照ノ富士の大関昇進について「昇進するかどうかを決める臨時の理事会を招集する。先場所、優勝に準じる13勝を挙げ、今場所が12勝で優勝し、自信を持っている。勢いと若さがある」と述べました。
 そしてこれからの照ノ富士について「得意の形をしっかり作って、前に攻める相撲ができれば体が生きる。さらに力をつけることを期待したい」と話しました。
*師匠「自分の形を磨いてほしい」
 大相撲夏場所で優勝した照ノ富士の師匠で元横綱・旭富士の伊勢ヶ濱親方は「まずは日馬富士がよく頑張った。それに尽きるんじゃないか」と結びの一番で横綱・白鵬を破った同じ部屋の横綱をたたえました。
 そのうえで照ノ富士について「きょうの相撲は立ち合いから自分の形だった。気持ちも強い。まだ大関昇進が決まったわけではないが、きょうのような自分の形の相撲をしっかり磨いてほしい。審判部長として優勝旗を自分の手で渡したときはジーンときた」と目を潤ませながら話していました。
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