誤った歴史認識による「従軍慰安婦」の碑は4か所に建てられているが、今後全米で20か所ほど設置する計画

2013-04-04 | 国際/中国/アジア

米国内の「慰安婦の碑」 現在4か所で 今後20か所に設置計画
NEWSポストセブン2013.04.03 07:00
 従軍慰安婦問題は、戦後、朝日新聞が主導し、当時の政府が具体的な証拠がないまま「軍の強制連行」を認めたが、その後、多くの歴史家の調査でその事実は否定されている。性的奴隷20万人という数字もあまりに荒唐無稽だ。しかし、このような誤った歴史認識が米自治体が認定したあたかも“既定事実”として独り歩きしている。
 現在、慰安婦の碑はカリフォルニア州のものを含め4か所に建てられているが、今後全米で20か所ほど設置する計画があるという。
 全米各地で慰安婦碑建設が進む中、ニューヨーク州議会上院は今年1月、人道に対する罪だとして慰安婦たちの尊厳をたたえるという決議を全会一致で採択。3月21日にはニュージャージー州議会下院が日本政府に慰安婦への歴史的責任を認めるよう求める決議を全会一致で採択した。
 3月20日には、ニューヨーク州の韓国人市民団体である韓米公共政策委員会(KAPAC)が、ナッソー郡所有のホロコースト記念館に「慰安婦特別展示館」を作り、今秋にも公開する予定と発表、ミシガン州デトロイトでは慰安婦を象徴する少女像の建立が進められているという。
 また3月22日には韓国人歌手のキム・ジャンフンがニュージャージー州に「慰安婦館」を建てる計画をブログで発表した。ジャンフンは昨年秋、マンハッタンの繁華街タイムズスクエアに日本に慰安婦問題の謝罪を求める巨大看板を3か月にわたり設置した中心人物である。
 韓国系米国人は約170万人で、米国全体でみれば0.6%に過ぎない。しかし韓国系市民団体の活動は活発化する一方だ。韓国系アメリカ人有権者協議会(KAVC)のキム・ドンソク常任理事は昨年、韓国メディアの取材に「アメリカ社会に日本の隠された実体を暴露することは、長期的には東海(日本海)と独島(竹島)問題の解決につながる。来年には慰安婦教育を全米の中・高等学校に普及させる」と述べている。
 日本人の知らぬ間に、米国人が、事実認識や慰安婦問題の争点を知る由もなく、自ずと反日感情を抱くよう誘導されている現実がそこにはある。
 安倍首相は戦後70年の節目となる2015年に、慰安婦問題に関する新たな談話を発表する意向だ。事実上の強制だという「河野談話」にかわり、具体的な強制はなかったとの新たな見解を示したいというが、果たして…… 取材・文■武末幸繁
※週刊ポスト2013年4月12日号
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米で「慰安婦の碑」建設の反日宣伝拠点 住民の52%が韓国系
NEWSポストセブン2013.04.01 16:00
 米・マンハッタンから車で30分、ニュージャージー州バーゲン郡パラセイズパーク市──現在この街で「中国に残された韓国人の日本軍慰安婦被害者のハルモニ(おばあさん)」という写真展が開催されている。昨年、ニコン慰安婦写真展中止事件(*注)でニュースとなった韓国人写真家アン・セホン氏によるものだ。
 当初取材許可が下りていたものの、当日朝に「忙しいので中止したい」と突然の連絡が入った。話の途中で電話が切れ、かけ直しても留守録につながるばかりなので開催場所のコリア・プレスセンターへ向かった。
 いずれにせよギャラリー内の撮影は許可できないというが、写真展を見ることだけは許可された。中国に置き去りにされたという元慰安婦9人の写真、大小40枚が展示され、働いた慰安所の場所、当時使用した日本名が書き添えられている。
 会場から出てきた40~50代の米国人女性2人に話を聞くと「美しい写真でした……悲しい話です。誰かが強制しなければ慰安婦にはなっていないと思う」「日本軍が関与していたという証拠があると聞いた」と答えた。今後、この写真展は米国の他都市を巡回する予定だという。
 写真展が開かれたパラセイズパーク市は住民の52%が韓国系。目抜き通りの看板も9割がハングル文字だ。在米韓国人のロビー活動により米国で初めて「慰安婦の碑」が建てられた場所で、いわば「反日宣伝」の拠点でもある。
【*注】東京と大阪のニコンサロンで予定されていた従軍慰安婦の写真展が、5月にニコン側からの通告で中止となった事件。安氏が東京地裁に仮処分を申し立てた結果、東京地裁はこれを認め東京での写真展は実現したが、入場者の身体・所持品検査をしての開催となった。 取材・文■武末幸繁
※週刊ポスト2013年4月12日号
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「従軍慰安婦=性奴隷」説を世界中に広めたのは日本人弁護士
NEWSポストセブン2012.08.25 16:00
 慰安婦問題が広く知られるようになって20年以上が過ぎた。第2次世界大戦時、日本軍が慰安婦を強制連行したとの「説」はその後の調査研究によって、事実ではないと結論が出た。しかし、残念なことに、勉強不足から慰安婦問題については韓国側の主張が「正しい」と信じている日本人も少なくない。
  東京基督教大学教授の西岡力氏が慰安婦問題の捏造について語る。ここでは捏造された慰安婦問題を世界中に拡散させた日本人弁護士のロビー活動について解説する。
  * * *
  2006年に安倍晋三内閣が発足するや、米議会が慰安婦は性奴隷であり日本政府は公式謝罪と補償をせよという決議を通そうとした。安倍首相が国会で国内での論争の成果に立って、権力による慰安婦連行は証明されていないと答弁したことに対して、米国メディアが激しく非難し、日米関係がおかしくなりかかるということが起きた。その背景には反日日本人らが慰安婦性奴隷説を国連に持ち込み、国際的に嘘を拡散させていたということがあった。
  日本人の戸塚悦朗弁護士こそが「慰安婦=性奴隷」という国際謀略の発案者だった。戸塚は自分のその発案について次のように自慢げに書いている(『戦争と性』第25号2006年5月)。
 〈筆者は、1992年2月国連人権委員会で、朝鮮・韓国人の戦時強制連行問題と「従軍慰安婦」問題をNGO「国際教育開発(IED)」の代表として初めて提起し、日本政府に責任を取るよう求め、国連の対応をも要請した〉
 〈それまで「従軍慰安婦」問題に関する国際法上の検討がなされていなかったため、これをどのように評価するか新たに検討せざるをえなかった。結局、筆者は日本帝国軍の「性奴隷」(sex slave)と規定した〉
  この規定が国際社会での反日謀略のスタートだった。日本人が国連まで行って、事実に反する自国誹謗を続けるのだから、多くの国の外交官が謀略に巻き込まれるのは容易だった。
  彼の国連ロビー活動は、1992年から1995年の4年間で海外渡航18回、うち訪欧14回、訪米2回、訪朝1回、訪中1回と執拗に繰り返された。戸塚弁護士らの異常な活動の結果、1996年に彼の性奴隷説が国連公式文書に採用された。
 ※SAPIO2012年8月22・29日号
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韓国人と結婚した統一協会の日本女性が和服で慰安婦問題デモ
NEWSポストセブン2012.08.22 16:00
「慰安婦記念像」が建てられ、新たな“反日名所”となってしまったソウルの日本大使館前。韓国政府は撤去するどころか警官に守らせ、日本大使館にトラックが突っ込んでもメディア・世論は平然としている。そんな中、日本大使館前で特異なデモも発生している。「慰安婦問題」が再燃している韓国社会の動きを産経新聞ソウル駐在特別記者の黒田勝弘氏がリポートする。
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  日本大使館前のパフォーマンスで最近、きわめて特異なデモがあった。日本の和服と韓国のチマ・チョゴリ姿の女性たち約40人が慰安婦問題の解決を訴えてデモをしたのだ。
  彼女らは韓国人と結婚している統一教会の日本女性たちで、日韓の友好・信頼のために早く問題を解決してほしいという。そして自ら謝罪運動に立ち上がったといい、日韓双方の首脳への嘆願書を発表した。
  彼女らは典型的な贖罪派集団だが、李明博大統領への嘆願書には興味深い部分がある。韓国で慰安婦問題を支援し内外で反日運動を主導してきた中心組織の「挺身隊問題対策協議会(=挺対協)」に対し、次のような批判を展開しているのだ。
 「この団体は慰安婦問題を看板にしていますが、その方向は、1つは日韓の分断であり、2つ目は韓国における政府と国民の分断です。
  90歳近くになる元慰安婦のおばあさんたちを前に立たせていますが、彼女らも自らの過去を考えれば、人の前に立つことより静かに平穏な余生を送りたいのではないでしょうか。そうしてあげることが彼女たちへの愛情ではないでしょうか……」
 「挺対協」は元慰安婦の老女たちを囲い込み、今や韓国で最強の反日団体になっている。海外でも老女たちを引きつれ反日の先頭に立っている。慰安婦問題を聖域化し、批判はタブー視されてきたのだが、その「挺対協」に対し「元慰安婦の老女たちを利用した反日政治活動」と辛らつに批判しているのだ。
  日韓両国政府も「挺対協」が問題解決の最大のガンとみている。1995年から約10年間、日本の官民による「アジア女性基金」と首相の謝罪書簡による解決案を拒否し続け、問題を現在まで長引かせてきたのはこの団体だ。
 「挺対協」は昨年12月、金正日死去に際して北朝鮮に公式の弔意文を送っている。これはすごい。組織の内部や周辺には“親・北朝鮮の影”がうかがわれる。統一教会系の「挺対協」批判には、そのあたりのこともありそうだ。
 ※SAPIO2012年8月22・29日号
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“慰安婦性奴隷説”を言い出したのは職業的反日日本人の男
NEWSポストセブン2012.08.15 16:00
 慰安婦問題が広く知られるようになって20年以上が過ぎた。第2次世界大戦時、日本軍が慰安婦を強制連行したとの「説」はその後の調査研究によって、事実ではないと結論が出た。しかし、残念なことに、勉強不足から慰安婦問題については韓国側の主張が「正しい」と信じている日本人も少なくない。東京基督教大学教授の西岡力氏が慰安婦問題の捏造について語る。ここでは慰安婦性奴隷説について解説する。
  * * *
  慰安婦性奴隷説を最初に言い出したのは誰かという点から確認したい。それは吉田清治という職業的反日日本人だった。韓国から出た話ではないのだ。
  1948年に就任した韓国の初代大統領は独立運動家出身の李承晩博士だった。李政権は日本と国交正常化交渉を持った。その際、出来るだけ多額の戦後補償金を日本から取ろうとさまざまな名目で請求した。そのリストが8項目の「対日請求要綱」(1951年)だった。
  そこには「戦争による被徴用者への補償金」は挙げられていたが、慰安婦に対する補償は入っていなかった。大多数の韓国人が植民地時代の実態を知っているその時期には、いくら反日政策を掲げる李承晩政権でも、慰安婦に関して外交交渉でカネを取るなどということは考えなかったのだ。
  性奴隷説は1965年の日韓国交正常化のときも出てこなかった。1983年に吉田清治が『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』(三一書房刊)という本を出して初めて性奴隷説が誕生する。吉田は1943年に軍から朝鮮人女子挺身隊動員を命令され、済州島で日本軍人らを引率し、若い未婚女性や赤ん坊を抱いた母親を駆り立ててあたりかまわずトラックで連行し、レイプしたという「体験」を語ったのだ。吉田の著書は1989年に韓国語で翻訳出版された。
  実は現地の『済州新聞』の女性記者が現場を取材したところ、住民らが口をそろえてそのようなことはなかった、吉田は嘘をついていると語っていると1989年8月14日同紙に書いている。しかし、済州新聞の記事はほとんど注目を集めず、日韓の歴史学者や反日運動家らの中で性奴隷説が静かに拡散していった。これが前史だ。
 ※SAPIO2012年8月22・29日号
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捏造された慰安婦問題拡散のきっかけの1つが朝日新聞大誤報
NEWSポストセブン2012.08.15 07:00
 慰安婦問題が広く知られるようになって20年以上が過ぎた。第2次世界大戦時、日本軍が慰安婦を強制連行したとの「説」はその後の調査研究によって、事実ではないと結論が出た。しかし、残念なことに、勉強不足から慰安婦問題については韓国側の主張が「正しい」と信じている日本人も少なくない。
  東京基督教大学教授の西岡力氏が慰安婦問題の捏造について語る。ここでは誰が慰安婦問題のきっかけの1つとなった朝日新聞の大誤報について解説する。
  * * *
  慰安婦性奴隷説は1983年に吉田清治が『私の戦争犯罪 朝鮮人強制連行』(三一書房刊)という本を出して誕生する。吉田は済州島で日本軍人らを引率し、若い未婚女性や赤ん坊を抱いた母親を連行し、レイプしたという「体験」を語ったのだ。
  だが、『済州新聞』は、現地住民はそのようなことはなかった、吉田は嘘をついていると語っていると1989年8月14日同紙に書いている。
  この吉田の証言から8年後、1991年8月11日、朝日新聞が大誤報をして、第1次慰安婦騒ぎが始まる。「元朝鮮人従軍慰安婦 戦後半世紀 重い口開く」という大見出しを付けた記事は〈日中戦争や第二次大戦の際、「女子挺身隊」の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた「朝鮮人従軍慰安婦」のうち、一人がソウル市内に生存していることがわかり、「韓国挺身隊問題対策協議会」が聞き取り作業を始めた〉というリードが付けられていた。
 「『女子挺身隊』の名で戦場に連行され」と書いている点が吉田証言に乗っかった悪意を持つ誤報だった。なぜなら、名乗りを上げた元慰安婦、金学順さんは「『女子挺身隊』の名で戦場に連行され」てはいないからだ。彼女は貧しさのため母親に40円でキーセン(妓生。朝鮮半島の芸妓・娼婦を指す)として売られたと訴状などで明言しているのだ。今現在まで朝日新聞はこの誤報を訂正していない。
   1992年1月に訪韓した宮沢首相は盧泰愚大統領に8回謝った。私は同年2月、外務省北東アジア課の幹部に、首相は権力による強制連行を認め謝罪したのか、貧困による人身売買の被害に対して謝罪したのかと質問したところ、これから調べるという驚くべき回答を得た。以上のような内容を私は同年4月号の月刊『文藝春秋』に書いた。
  私の論稿が出た直後、現代史学者の秦郁彦先生が吉田証言について現地調査を行ない、先に引用した済州新聞の記事などを発見して吉田証言も嘘であることを暴いた。金学順さん以外の名乗り出た元慰安婦の証言についても、ソウル大学名誉教授の安秉直先生が学術的な調査を行ない、権力による連行は証明できないという結論を出した。
  日本政府は1992年1月以降、過去の公文書を徹底的に調査したが、女子挺身隊制度と慰安婦は全く別物であり、慰安婦を権力によって連行したことを示す文書は1つも出てこなかった。以上のように、第1次論争で実は事実関係については決着がついていた。
※SAPIO2012年8月22・29日号
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慰安婦記念像を警官が守る韓国“反日無罪”の国家状況が続く
NEWSポストセブン2012.08.12 16:00
 ソウルの日本大使館前に「慰安婦記念像」が建てられても、韓国政府は撤去するどころか警官に守らせ、日本大使館にトラックが突っ込んでもメディア・世論は平然としている。最近では慰安婦を「性奴隷」と表現しようと盛り上がりをみせる韓国。「慰安婦問題」が再燃している韓国社会の動きを産経新聞ソウル駐在特別記者の黒田勝弘氏がリポートする。
  * * *
  昨年12月、慰安婦記念像ができたソウルの日本大使館前は最近、異様な雰囲気に包まれている。韓国警察の警備車両2台が常時、正門前を固めているが、反日団体のデモや集会はもちろん、日本人旅行者の見物人などで賑わって(?)いる。
  中にはスキをついて火炎瓶を投げたり、トラックで突っ込んでくる者までいる。外国大使館の正門にトラックで突っ込んでくるなどというのは、もはやイラク、アフガニスタン並みだ。ところがマスコミをはじめ韓国世論はこれを異様と思わず平然としている。
  とくに韓国マスコミは、日本の右翼団体のメンバーが大使館前慰安婦像に「竹島は日本の固有の領土」と書かれた抗議の棒(くいと報じられた)を立てかけ、そのパフォーマンスを捉えた映像をネットで流したことを一斉に「マルトゥク(くい)テロ!」などと大げさに伝え、反日を煽りまくった。
  その結果がトラック突進事件だが、国際的常識ではこちらの方こそテロだろう。しかし韓国では反日となると国際的常識など通用しない。
  慰安婦記念像のお陰(?)でソウルの日本大使館前はこれまでにも増して“反日名所”になってしまった。今や慰安婦像の背後には常時、警官が3人立って像を守っている。日本人旅行者で記念像の写真を撮ろうとして警官に阻止された者もいる。
  慰安婦像は慰安婦問題支援の反日団体(挺身隊問題対策協議会=挺対協)が、大使館デモ1000回記念と称し当局の許可を受けずに勝手に設置した無許可の不法施設だ。日本大使館は外国公館に対する侮辱、冒涜であり国際法違反だとして韓国政府に撤去を要求している。
  ところが韓国当局はそうした不法施設を撤去するどころか、逆に警官が守っているのだからお笑い、いや深刻である。“反日無罪”つまり反日なら何でも許されるという国際的常識無視の国家状況が今なお続いているのだ。
  これを反米と比べると面白い。韓国では近年、反米も盛んなのだが、反米デモに対しては親米デモがあり、マスコミには反米批判の論調も登場する。
  2002年、左派の盧武鉉政権が誕生するに際しては反米ムードが大きく作用した。この年、ソウル郊外で女子中学生2人が米軍車両に轢かれて死亡する事件があった。韓国版の“沖縄”である。反米デモが高揚し、反米団体が犠牲になった女子中学生の記念碑を米大使館近くに設置しようとした。
  しかしソウルの米大使館は、日本大使館とは違って国際法および国際的常識でしっかり守られている。周辺100m以内の集会・デモは禁止されているし、大使館前に反米記念碑などとうてい許されない。
  反米団体は仕方なく、米大使館からかなり離れた光化門交差点の歩道に設置した。もちろん無許可施設だ。取り締まる側の区役所は反米ムードが沈静化した後、6か月後に「人の通行に邪魔」として撤去してしまった。日本大使館前の慰安婦記念像はすでに半年以上経ったがそのままだ。相手が日本だと、撤去どころか逆に警官が不法施設を守っている!
 ※SAPIO2012年8月22・29日号
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米国内20か所に慰安婦の碑を建立する計画を韓国人が進行中
NEWSポストセブン2012.02.21 07:00
 ソウルの日本大使館前に反日団体によって「従軍慰安婦の碑」が建立されるという暴挙に、韓国人の苛烈さを見て取った日本人も多いだろう。だが、ソウルだけではなかった。彼らは韓国内だけでなく、アメリカでも同様の碑を建てていた。日本人を貶める反日運動は、より戦略的に全世界で展開されようとしているのだ。ジャーナリストの水間政憲氏が報告する。
 * * *
  米国ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の図書館に「日本軍従軍慰安婦の碑」が建立されたのは2010年10月23日。怖ろしいのはこの碑の建立計画が1つでは終わらないということだ。建立計画を推進している韓国人有権者センター(KAVC)のキム・ドンチャン所長は中央日報日本語版(2010年10月25日付)の記事で、こう述べている。
〈「2007年、米州韓人たちの草の根の力により連邦下院で日本軍慰安婦決議案通過を導き出したが、日本がこれを無視する態度で一貫し、このイシューが忘れられそうだった」とし「今後、ニューヨーク市フラッシングとロサンゼルス市オレンジカウンティを含む米国内20カ所に碑建立を拡散する計画だ」と話した〉
 この発言からわかるように、慰安婦碑の建立計画は、2007年6月、米国下院外交委員会で「従軍慰安婦問題の対日謝罪要求決議案」が可決されたのに続き、同7月31日に下院本会議場に於いても、満場一致で可決したことが影響している。言ってみれば、法案可決で成功体験を得た在米韓国人が繰り出した次の一手が、慰安婦碑建立なのだ。
 当時、カリフォルニア州選出のペロシ下院議員とマイク・ホンダ下院議員が主導していると問題視されていたが、今やカリフォルニア州地域だけの特殊な問題ではなく、ニュージャージー州を含む全米に広がり始めている。
 この流れを阻止出来なければ、在米邦人の子供たちがより過激な「イジメ」に遭遇することも懸念される。やがてこれらはいわれのない差別につながる可能性がある。看過できない問題だ。
※SAPIO2012年2月22日号
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米在住日本人子供“無実の韓国人女性強姦した子孫”と白眼視
NEWSポストセブン2012.02.17 07:00
 ソウルの日本大使館前に反日団体によって「従軍慰安婦の碑」が建立されるという暴挙に、韓国人の苛烈さを見て取った日本人も多いだろう。だが、ソウルだけではなかった。彼らは韓国内だけでなく、アメリカでも同様の碑を建てていた。日本人を貶める反日運動は、より戦略的に全世界で展開されようとしているのだ。ジャーナリストの水間政憲氏が報告する。
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  米国ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の図書館に「日本軍従軍慰安婦の碑」が建立されたのは2010年10月23日。同碑除幕式の模様は、中央日報日本語版(2010年10月25日付)が伝えている。
 〈西欧国家で日本軍慰安婦追悼の碑が地方政府承認の下で建てられたのは今回が初めてだ。(中略)この日の除幕式にはロタンド市長を含め、市議会および図書館関係者と同胞ら100人が出席した〉
  その大理石の碑には、「1930年代から45年まで日本帝国主義の軍隊に踏みにじられた20万人の女性と少女を称える」とか「慰安婦とされた人々は想像することも出来ない残酷な人権侵害にあった」と解説され、最後に「私たちは人類に対するこの残虐な犯罪を決して忘れてはいけない」と、慰安婦の姿と共に刻まれている。
  この問題は、米国市民を捏造歴史認識で洗脳する道具の役割を果たすだけでなく、米国に居住している邦人の名誉を著しく傷つけることになるのである。
  そもそも「従軍慰安婦問題」は『朝日ジャーナル』に88年5月から12月まで隔週で15回に亘って掲載された「日本国は朝鮮と朝鮮人に公式陳謝せよ」との意見広告からスタートし、同誌の記事になり、それが朝日新聞の社会面へと波及していった。だが、慰安婦の「強要・強制」を示す記録は一切無いのだ。
  しかし、パラセイズ・パーク図書館の碑を見た米国人は、間違いなく慰安婦が「強制」であったと誰もが思うだろう。すでに在米邦人の子供たちが、これら捏造歴史認識で「イジメ」にあっているとの情報が入ってきている。“無実の韓国人女性をレイプした日本人の子孫”として白眼視され始めているというのだ。
 ※SAPIO2012年2月22日号
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従軍慰安婦碑 米国で韓国人が36%の地域で反対の声消される
NEWSポストセブン2012.02.14 07:00
 ソウルの日本大使館前に反日団体によって「従軍慰安婦の碑」が建立されるという暴挙に、韓国人の苛烈さを見て取った日本人も多いだろう。だが、ソウルだけではなかった。彼らは韓国内だけでなく、アメリカでも同様の碑を建てていた。日本人を貶める反日運動は、より戦略的に全世界で展開されようとしているのだ。ジャーナリストの水間政憲氏が報告する。
  * * *
  ソウルの日本大使館前で慰安婦碑の除幕式があった昨年12月14日、地球の裏側ではある告知記事が配信された。米国ニュージャージー州北部のローカルニュースを中心に扱うサイト「North-jersey.com」に掲載されたその告知は、ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の図書館で2名の元慰安婦が行なう演説の案内であった。そこでは、
 〈この2人の女性は韓国系アメリカ人の有識者評議会によって、アメリカ合衆国に招かれた人達で、(中略)日本軍による性奴隷として奉仕させられた数千人のアジアの女性と共に「捕虜収容所」に於いて、囚われの身で過ごしたのです〉
  と、紹介されていた。さらに、パラセイズ・パーク図書館責任司書のスティーブ・カバルロ氏の「彼女たちはこのことを広く知ってもらい、このようなことが再び起きないよう、やって来ました」というメッセージも掲載されていた。
  捏造歴史認識は、ますますエスカレートしている。「慰安所」が「捕虜収容所」にすり替えられているのである。
  しかし一体なぜ、訪れた先がニュージャージー州パラセイズ・パーク市の図書館だったのか。実は、そこに「日本軍従軍慰安婦の碑」(キリム碑)が設置されているのだ。
 「キリム碑建立運動」は、韓国人有権者センター(KAVC)の主導で、2009年から始まったが、当時、同市住民は、特定民族の「追悼碑」を建てることに強く反対した。だが、街の人口約1万7000人に対し、韓国人が36%を占めるという、全米で最も韓国人が居住している地域でその反対の声はかき消された。
  在米韓国人のロビー活動が奏功し、パラセイズ・パーク市長や市議会の判断によって2010年10月23日に碑は建立された。因みに同碑をデザインしたのは前出の同図書館責任司書カバルロ氏である。
 ※SAPIO2012年2月22日号
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韓国の反日団体 ソウルの日本大使館前に慰安婦記念碑建設計画
NEWSポストセブン2011.11.03 07:00
韓国にとって最大の反日テーマとなっている慰安婦問題。いまや彼女たちは独立の功労者のような扱いになっているという。産経新聞ソウル支局長の黒田勝弘氏がレポートする。
 * * *
 韓国では、日本統治時代の昔、抗日独立運動など日本の支配に抵抗した経歴のある人を「独立有功者」として顕彰している。政府に届けている元慰安婦の老女たちも似たような処遇を受けている。政府が生活支援をしているほか、亡くなると必ず顔写真付で経歴を紹介した死亡記事も出る。元慰安婦の老女たちは、支援団体とマスコミによって今や「独立有功者」並みになってしまったのだ。
 元慰安婦の老女たちは、反日・抗日の功労者つまり「独立有功者」の役割をさせられてきたというわけだ。
 「チョンデヒョプ(挺対協=挺身隊問題対策協議会)」など慰安婦支援団体は、その反日運動の象徴的建造物として以前から「記念館」と「記念碑」の建設計画を進めてきた。その目標がソウルの日本大使館前での「水曜デモ1000回」(1990年代以来毎週行われてきたデモ)の今年なのだ。
 ところがまず、ソウルの旧西大門刑務所跡の独立運動記念公園に建てようとした記念館構想が頓挫した。独立運動関連団体に反対されたからだ。
 日本の支配と戦った「光復会」などからすると「慰安婦がなぜ独立運動と関係あるのか」というわけだ。「挺対協」の機関紙にも「(運動の過程で)わが民族の恥をなぜ自慢そうにマスコミに広めるのか」と言った抗議や反対に直面した、とある。
 「慰安婦記念館」は結局、場所を移し街はずれのさる場所に決まったが、支援団体としては今度は「何としても“記念碑”でガンバラなくっちゃ!」とばかり、こちらは日本大使館前の路上に建てることになった。
 「日本大使館前に反日記念碑」とは、大胆不敵かつ国際的に前代未聞だ。
 世界各地で反米運動があるが、米大使館前に反米記念碑などどこにもないだろう。反日では時に韓国以上に激しく厳しい中国でもそんな発想はない。
 路上の建造物は地元の鍾路区役所の許可だが、認める方針という。外交的配慮も国際化時代もあったものじゃない。日本大使館は舞台裏で阻止工作に懸命だが、韓国政府(李明博政権)が政治的外交的配慮に動くかどうかだ。
 日本大使館前に反日・慰安婦記念碑など何とも品がない。阻止に失敗すれば駐韓日本大使は本国召還ものだろう。
 慰安婦問題では最近、韓国の憲法裁判所が支援団体などの訴えを受け入れ「政府が日本に補償交渉をしないのは人権無視」と判断したため、支援団体は意気上がっている。早速、韓国政府は日本に協議を要請したが、過去にかかわる対日請求権は1965年の日韓国交正常化条約に「完全かつ最終的に解決された」と明言されている。
 「対日請求権資金は政府がまとめて受け取ったので個人補償は韓国政府に要求してほしい」といえば済む話なのに、それがいえずにまた日本に話をもってくるといういつもの図式だ。あんなに豊かになった韓国なのに。
 ※SAPIO2011年11月16日号
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毎週行われる韓国の慰安婦デモ 反日の組織力と執拗さすごい
NEWSポストセブン2011.10.27 16:00
 韓国にとって最大の反日テーマとなっている慰安婦問題。いまや彼女たちは独立の功労者のような扱いになっているという。産経新聞ソウル支局長の黒田勝弘氏がレポートする。
 * * *
 韓国では今でも、日本統治時代の昔、抗日独立運動など日本の支配に抵抗した経歴のある人を「独立有功者」として顕彰している。これを決めるのは「国家報勲処」という政府機関で、指定された人には国から手当など褒賞があり、亡くなると顔写真付で必ず死亡記事が出る。
 ところが近年、戦時中に日本軍相手の慰安婦をしたことがあると、政府に届けている元慰安婦の老女たちも似たような処遇を受けている。政府が生活支援をしているほか、亡くなると必ず顔写真付で経歴を紹介した死亡記事も出る。
 死亡記事は政府がやっているのではなく、支援団体からマスコミに連絡が行くからだ。マスコミもそれを受けて律儀に伝える。だから元慰安婦の老女たちは、支援団体とマスコミによって今や「独立有功者」並みになってしまったのだ。
 ただ、皮肉に考えれば彼女らだって「独立有功者」かもしれない。慰安婦問題は近年、韓国にとって最大の反日テーマになっているからだ。
 「チョンデヒョプ(挺対協=挺身隊問題対策協議会)」を先頭にする支援団体は、彼女らを押し立てた反日運動を内外で展開してきた。1990年代以来、毎週、ソウルの日本大使館前での「水曜デモ」はこの年末で1000回を数えるという。この反日の組織力と執拗さはすごい!
 ※SAPIO2011年11月16日号
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【新帝国時代】第3部 プロパガンダ戦争(4)「Abeを信用できますか?」慰安婦問題、執拗に追及 2013-04-04 | 国際/中国/アジア 
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