盲導犬「ヴァルデス」 徳島市で、視覚障害者の山橋衛二さんがトラックにはねられ、死亡する事故があった

2015-10-06 | Life 死と隣合わせ

2015.10.5 05:03更新
【産経抄】盲導犬ヴァルデス 10月5日
 月刊誌 月刊誌『正論』8月号の連載コラムで、上原隆さんが、視覚障害者の吉田美津江さん(69)と盲導犬のナポリ(11)の一日を描いていた。「ばあさん犬なの、私たちは似たもの同士、ね」。
 ▼吉田さんにとって、ナポリは「毛の生えた家族」だった。もっとも盲導犬には、街を歩くパートナーの手助けをするという、大事な仕事がある。といっても、交差点を渡る際、盲導犬が信号の色を識別できるわけではない。あくまで人間が車の音などで判断して、「ゴー」の指示を出す。
 ▼ただし、盲導犬は危険を察知すると、あえてそれに従わない、「不服従」の訓練も受けている。吉田さんは何度も、ナポリに命を救われてきた。
 ▼徳島市で3日、視覚障害者のマッサージ師、山橋衛二さん(50)が、バックしてきたトラックにはねられ、死亡する事故があった。いっしょにいた盲導犬ヴァルデスも死んだ。山橋さんを安全な場所に誘導しようとして、間に合わなかったのかもしれない。ヴァルデスはこの日、10歳の誕生日を迎えていた。11日に引退して、静かに余生を送るはずだった。
 ▼昨年の夏、埼玉県内で盲導犬が刺されたと報道されると、思わぬ誤解が広がった。何をされても声を上げないように訓練するのは、虐待ではないか、と育成団体に非難の声が向けられたのだ。盲導犬の出血はその後、皮膚病が原因だった可能性も出ている。ともかく「事件」は、社会の盲導犬への無理解をさらけ出した。
 ▼トラックには、バックする際に歩行者に音声で注意を促す装置がある。運転手はそのスイッチを入れていなかった。山橋さんはヴァルデスとともに先月、徳島県庁で開かれた式典に出席して、視覚障害者の立場から、交通安全を訴えたばかりだった。
 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です 
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目の不自由な男性と盲導犬(10歳) トラックにひかれ死亡 2015.10.3. 徳島市 
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盲導犬が刺された事件 「鳴き声を我慢する訓練はしていない」=全日本盲導犬使用者の会が理解求める 
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盲導犬刺され怪我、鳴き声我慢か 埼玉県警が捜査 2014-08-29 

         

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2 コメント

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涙 涙 です・・・。 (徒然ばぁば)
2015-10-06 20:41:26
ご主人を 守ったのでしょうね・・・。
引退間近なのに・・・ゆっくり 余生を送らせてあげたかったです。
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Re;涙 涙 です・・・。 (ゆうこ)
2015-10-06 21:04:03
徒然様
 同感のコメント、ありがとうございます。可哀そうで、言葉もありません。
 最近、ブックマークしました。↓
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