川崎中1殺害、リーダー格の少年が認める公算 2月2日初公判
日本経済新聞 2016/1/30 23:38
川崎市川崎区の多摩川河川敷で昨年2月に起きた中学1年の上村遼太さん(当時13)殺害事件で、殺人と傷害の罪に問われた少年(19)の裁判員裁判初公判が2月2日、横浜地裁(近藤宏子裁判長)で開かれる。複数の関係者によると、リーダー格とされる少年は起訴内容を認める見通し。公判は成育環境などの情状と量刑が焦点となる。
公判は3日間連続で2月4日に結審する。上村さんの家族が被害者参加制度を利用して意見陳述し、少年の家族も情状証人として出廷する。
起訴状によると、少年は昨年1月17日午前2時ごろから約30分間、横浜市内で上村さんの顔を殴るなどして約2週間のけがをさせ、同2月20日午前2時ごろ、首を多数回切るなどして殺害したとしている。
上村さんは同20日早朝に遺体で見つかり、神奈川県警は同27日、殺人容疑で少年3人を逮捕した。横浜地検はリーダー格の少年を殺人などの疑いで、18歳の少年2人を傷害致死の疑いでそれぞれ家裁送致した。家裁が検察官送致し、地検は昨年5月に起訴した。
家裁の少年審判では、18歳の少年2人のうち1人は「近くで見ていただけ」と否認。もう1人は切り付けたことは認めたが、リーダー格の少年に脅されてやむを得なかったと主張し、刑の減軽などを求めた。
上村さんは事件の約1年半前の2013年に島根県・隠岐諸島の西ノ島から川崎市に転居した。事件直前の昨年1月から不登校になったのに、学校側が直接会っていなかったことが判明し、市が同8月に関係機関の連携強化などの再発防止策をまとめている。〔共同〕
◎上記事は[日本経済新聞]からの転載・引用です
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◇ 川崎中1殺害事件 上村遼太さんの父親、公判に出廷、意見陳述も〈被害者参加制度〉 2016/2/2から
◇ 川崎中1(上村遼太さん)殺害事件 主犯格少年(19歳、殺人などの罪)の初公判 2016/2/2と決定 横浜地裁
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