日本ハム・中田翔に“落合効果”!講演会で太鼓判押され打撃復調
zakzak2012.09.04
全国各地で反響を呼んでいる前中日監督、落合博満氏(58)の講演会。どんな爆弾発言が飛び出すか球界は戦々恐々だが、「次の3冠王候補」と太鼓判を押され、大いに励みにしている若きスラッガーもいる。
7月に横浜市内で行われた落合氏の講演会でのこと。来場者との質疑応答のコーナーで、今の球界に3冠王が取れる打者がいるか聞かれると、落合氏は「いません」と即答。ただ「あいつが一番面白い。可能性はある」と成長に期待を寄せたのが、日本ハム・中田翔内野手(23)だった。
根拠は「本塁打だけは持って生まれたもの。3冠王の確率が一番あるのはホームランバッター」だから。ただ、当時の中田は開幕から4番を任されながら、かろうじて打率2割台と不振にあえいでおり、会場からは驚きの声も上がった。
3冠王3度を誇る大打者の“お墨付き”は、本人の耳にも入っていた。本紙の直撃に中田は「聞きました」とニヤリ。オールスターに出場した際に、他球団の選手から教えられたといい、「めちゃくちゃうれしいですよね」と表情を崩した。
落合氏は講演の中で、3冠王になるために「キカイダーみたいな打ち方はやめないと。予備運動は必要」とノーステップ打法を否定していた。5月下旬から打撃フォームを見直し、一本足でタイミングを取る打ち方に変えた中田も同意。「間合いが取れる」と新打法に手応えを感じている。
球宴以降の34試合は打率・330、8本塁打、18打点と急上昇。トータルでも・235、18本塁打、57打点と持ち直してきた。本塁打王争いではトップの西武・中村剛也内野手とは4本差、初の打撃タイトルを狙える好位置につけている。
落合氏は一部週刊誌で健康問題が取り沙汰されたが、今週6日の東京・渋谷の講演会は予定通り開催される見込み。今度は誰が話題に上り、“オレ流効果”を受けるか。(笹森倫)
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モテモテ 中日助っ人が気にする落合 前監督の去就
日刊ゲンダイ2012年9月1日 掲載
ごっそり巨人へ
「一応、残留を前提に考えているみたいだが……」
中日のブランコ、ネルソンら助っ人軍団の来季について、さる事情通がこんなことを言っている。
ブランコ、ネルソン、ソーサ、ソト、ディアスと5人の助っ人を抱える中日。ブランコはリーグ4位の18本塁打、ソトは15試合で3勝0敗、防御率0・96、新入団のソーサも、中継ぎとして42試合に登板、防御率0・34と好成績を挙げている。
昨年10勝のネルソンは年俸が8000万円に倍増。今季はサッパリだが、「厳しい森ヘッドがいなくなって、気が緩んでいるだけ」(中日OB)ともっぱら。不振のディアスを除けば、みな実績はあるし、結果も残している。
しかも、彼らはみんな1年契約。年俸もそれほど高くない(ブランコ1億3000万円、ネルソン8000万円、ソト3900万円、ソーサ2300万円=ともに推定)。実力面でも金銭面でも魅力があるだけに、昨年と同様、複数球団の争奪戦になる可能性がある。
そんな中日の助っ人勢が気にしているのが、落合博満前監督の動向だという。
「落合氏を巡っては、巨人の渡辺会長がラジオ番組で『来年のWBC監督には落合君しかいない』と発言するなど、指導者として高く評価。球界内では、『原監督が女性問題のスキャンダルが発覚したこともあり、リーグ優勝を花道に勇退。落合監督が誕生する』というウワサも尽きない。ブランコらは落合氏や、中日入団のパイプ役となった中日の前ヘッドコーチの森繁和氏のことを慕っている。昨オフも再契約を巡って『モリさんについていく』などと発言。落合巨人が誕生すれば右腕の森氏が入閣するのは確実といわれるだけに、ゴッソリ巨人入りするかもしれません」とは、さる放送局関係者だ。
巨人の助っ人で結果を残しているのはホールトンくらいのもの。「枠」はあるだけに、来年は東京ドームで大暴れするか。
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G渡辺会長、WBC監督「落合くんしかいない」
サンスポ2012/08/27 09:34更新 巨人・渡辺恒雄球団会長(86)=読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆=が26日、ニッポン放送『テリー伊藤 サンデーのってけラジオ』に出演。パーソナリティーのテリー伊藤氏(62)との対談で、来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督に初めて言及し、「落合くんしかいない」と前中日監督の落合博満氏(58)を“推薦”した。27日には日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会がWBC参加問題の事務折衝を行う。
東京・東銀座の読売新聞本社の応接室で、渡辺会長とテリー伊藤氏との対談が、「日頃の友情」(渡辺会長)で実現した。終始ご機嫌で、約1時間にわたって持論を展開した。
【WBC日本代表監督に落合氏】
日本は2大会連続で世界一に輝き、国民の関心は高い。NPBは参加を表明しているが、日本プロ野球選手会は日本代表のスポンサー権の帰属を求めて、不参加を決議している。
「MLB(大リーグ)が金もうけしすぎだな。もうちょっと譲歩せにゃいかんですね」と大会主催者のWBCI(MLBとMLB選手会の共同設立会社)に苦言を呈しながらも、「不参加というのはよくない」と大会に参加すべきとした。27日にはWBC参加問題について選手会とNPBが事務折衝を行う。見計らっていたようなタイミングでの発言だ。
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プロ野球選手会 WBCに一転参加へ
NHK NEWS WEB 9月4日 17時1分
来年3月のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックについて、プロ野球の選手会が収益の配分が不公平だとして不参加を表明していた問題で、選手会は、一定の前進があったと判断し、一転して参加することを決めました。
この問題は、プロ野球の選手会が「WBCは日本代表のスポンサー権が主催者の大リーグ側にあるなど、収益の配分が大リーグに偏っていて不公平だ」などとして、7月に大会への不参加を表明していたものです。
これに対して、すでに参加を表明していた日本野球機構では、大リーグ側とスポンサー権を巡って話し合いを行う一方、日本代表を通じた収益確保に向けた方策を検討し、選手会側にその結果を伝えてWBCへの参加を働きかけていました。
これを受けて、選手会の会長を務める阪神の新井貴浩選手など選手会のメンバーが4日、大阪市内で対応を協議しました。
その結果、WBCの収益配分の問題などは依然、解決されていないものの、WBCの期間中であるか否かにかかわらず、日本代表のスポンサー権が日本側にあることが確認できたこと、また、日本野球機構がこうした権利を基に、日本代表「侍ジャパン」のビジネスを進めるため新たな部門の設置を決めたことなどから、選手会では、この問題で一定の前進があったと判断し、一転してWBCへの参加を決めました。
■第3回大会 別の案の検討も
WBC=ワールド・ベースボール・クラシックは、アメリカの大リーグ機構が大リーグの選手会と共に主催して行っている野球の国際大会です。
日本は、2006年の第1回大会は王貞治監督、2009年の第2回大会は原辰徳監督が指揮して、共に優勝、2連覇を達成しています。
大会は、これまで16チームが参加する形で行われてきましたが、次の第3回の大会は、野球の世界への普及をさらに進めるため参加チームを28に増やし、新たに予選ラウンドが設けられました。
予選ラウンドは、来年3月の本戦に先だって、初出場のチームなど16チームが参加し、今月から11月にかけてドイツや台湾などを会場に行われます。
日本は、この予選ラウンドは免除されており、参加は16チームが出場する本戦の第1ラウンドからとなっています。
そして、この本戦の会場については、日本での開催を増やす方向で調整が進んでいます。
過去2回の大会で、日本は第1ラウンドを日本で戦い、第2ラウンド以降はアメリカで戦いました。
今度の大会では大リーグ側は、日本が参加することを前提に、第1ラウンドに加えて、第2ラウンドの一部も集客が見込める日本で行う方針です。
しかし、肝心の日本の参加がなかなか決まらず、大リーグ側では、日本が参加しない場合に備えて、これらを日本以外の場所で開催する別の案の検討も始めていました。
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◆ 三冠王は講演王だった〝金言〟連発に聴衆はヤンヤの大喝采 落合博満(前中日監督)の面白すぎる講演会 2012-07-30 | 野球・・・など
三冠王は講演王だった!〝金言〟連発に聴衆はヤンヤの大喝采 落合博満(前中日監督)の面白すぎる講演会に本誌、潜入ッ!
現代ビジネス2012年07月29日(日)フライデー
予定を1時間オーバーして3時間も直立のまま話し続けた落合氏。資料の類は何一つ持ち込まずに、毎回違う内容を語るのがオレ流だ
「最近の週刊誌でビックリしたのは、オレが『ナベツネさん(渡邉恒雄巨人軍球団会長)とメシ食った』って記事。そんなのオレ、知らないよ。あることないこと記事になるんだから」
その第一声に、会場を埋め尽くした2500人の聴衆がドッと沸く。さすがは泣く子も黙る三冠王。ツカミは上々だ。結論から言うと、落合博満(58)の講演会は確かに面白かった---。
中日で指揮を執った8年間で優勝4回、日本一1回という抜群の実績を誇る落合氏だが、在任中はとにかく無表情とダンマリを貫いていたのは周知の事実。ところがユニフォームを脱いだ今や、あの野村克也氏に代わる新たな〝講演王〟の座を掴みつつあるというのだ。
「落合さんは今年、講演会だけで1億円近く稼ぐはずですよ。人気と知名度が高いのは言うに及ばず、一本あたりのギャラが300万円と言われるノムさんよりは安く済むとなれば、主催者が重宝するのも当然でしょう」(スポーツ紙担当記者)
というわけで本誌は7月16日に横浜市内のホールで行われた講演会に潜入取材を試みた。以下、落合氏の軽妙なトークを〝再生〟してみよう。
■中日の次期監督はあの最年長左腕かも
「今日の会場は神奈川県ということで、神奈川出身といえばマサ(山本昌)ですね。あいつは疲れてくると、マウンドの周りをぐるぐる回って間をとる。これ、『代えてくれ』って信号なんです。なのに試合後には、新聞記者に『もっと投げたかった』とか言ってる(笑)」
「そこへいくと(川上)憲伸は、負けてる試合だと意地でもマウンドを降りようとしない。そのかわり8回終わって1点でも勝ってたら『岩瀬(仁紀)お願い』って必ず言う。あの二人、メチャクチャ仲がいいんです。ず~っと一緒にいる」
かつての愛弟子へは舌鋒も鋭くなるというもの。続いては野手陣への口撃だ。
「ベンちゃん(和田一浩)はボール気味の球をストライク判定されると、すぐ不服そうなジェスチャーする。しかもベンチに戻ってきて『今のボールだよな?』って周りに聞くんです。西武にいた時からずっとそう。井端(弘和)も微妙な判定の時はベンチを見て助けを求める。家を探してるネコじゃねえんだから(笑)」
高木守道監督と権藤博投手コーチの〝不仲〟が囁かれる現首脳陣には・・・・・・。
「高木さんと権藤さんが殴り合わないか心配だね。あのカップリングは(相性的に)どだいムリ。次期監督?知ってる人は知ってる話だけど、あの球団の中は立浪(和義)擁立派と山?(武司)擁立派で戦ってるんです。これ以上こいつらを争わせないためにはマサ(山本昌)が次期監督ってのも、あるんじゃないの」
監督として好結果を残し続けたものの、フロントとの確執が原因でユニフォームを脱いだことから、こんな毒ガスも。
「名古屋での講演会は簡単ですよ。『ここの(中日の)OBは使えない』って言っときゃいいんだから」
■野球教室やる奴は無責任の極みだよ
落合氏の講演会が盛況な理由の一つには「毎回違う話をする」というオレ流ルールがあるという。なぜ、そんな〝縛り〟を入れているのかというと・・・・・・。
「オレの〝追っかけ〟っているんです。その人たちに『(講演会で)同じ話はしないからね』って約束したの。聞き飽きたなんて言われたら癪に障るんで」
負けず嫌いが高じて、自分に厳しいハードルを課している落合氏。ここからは氏の人間味が窺える発言を紹介しよう。
「野球教室やりませんかって依頼がよくあるけど、オレは絶対やらない。たった1時間かそこらで子供の将来を左右しちゃダメでしょ。子供たちが『プロがこう言ったから』なんて言い出したら、普段から教わってる監督やコーチの言うことなんて、もう聞きませんよ。だからね、野球教室ってのは無責任なんです」
'87年には史上初の1億円プレーヤーとなり、長らく球界の稼ぎ頭として君臨した落合氏。気になる資産状況は・・・・・・。
「オレ、おカネは持ってないけど箱モノは持ってます。ロッテにいた時に世田谷に家を建てたら2年後にトレードで中日に行って、それから7年間ずっと空き家だった。普通だったら売るんだろうけど、オレ、一回懐に入れたものは絶対に手放したくないんです。(バブル期は)一坪1200万円した土地ですからね。畳2枚でその値段ですよ。景気いい時に売っときゃよかったって思いますけどね」
また、監督として好成績を収めたウラには、こんな悩みもあったそうで。
「オレは外国に行かない。英語しゃべれないから。外国人選手には『ここは日本なんだから日本語で話せ。オレが逆の立場なら、そうしてる』って言ってたんですよ。だから行けない(笑)。優勝したり日本一になると優勝旅行があるんだけど、ホントに行きたくなかった」
■日ハムのアイツ、三冠王あるかもよ
現役時代は卓越したバットコントロールで鳴らした落合氏にとって、訪れた土地によってトーク内容に変化をつけるなど造作もないこと。この日はセ・リーグ最下位を独走する横浜DeNAを強化するべく、極めてシンプルな提案を。
「強くするには練習するしかない。練習には監督の色が出るんです。現役引退してから各球団のキャンプを見て回ったけど、身の入った練習してるのはダイエー(現ソフトバンク)だけだった。当時の監督が、パンツ一丁で畳が擦り切れるまで素振りしてた人(王貞治氏)だもん。キヨシ(中畑清)も頑張れよな」
練習以前の問題、という選手も目につくようで・・・・・・。
「ブログやってる野球選手ってたくさんいますよね。そんなヒマあったらバット振れよ。考えろって。だいたい野球選手に頭のいい奴なんていませんけどね。頭よけりゃ、こんな仕事しませんよ。新幹線は『ひかり』と『こだま』で違うレールを走ってると思ってる生き物だから」
最後に会場からの「三冠王に一番近い現役選手は?」という質問に、こう回答。
「いません!まずホームランを打てる選手でないと権利がない。だから、しいて言えば日本ハムのあのデカイ奴・・・・・・誰だっけ? あー、中田翔。ただ、物事には予備動作ってものがあるって、誰か教えてやれよ。あんなキカイダーみたいな打ち方(ノーステップ打法)じゃ駄目」
よもや打率.202(7月17日現在)の中田翔とは、予想外の名前に会場から「オ~ッ」と声が上がる。悩める大器もオレ流指導を受ければ覚醒間違いナシ、かも。
こうして大々盛況のうちに幕を閉じた三冠王の講演会。値段(全席3000円)以上の充実感アリ、と実感できました。
会場を後にする落合氏。ちなみにサングラスはスウェーデン王室認定の高級ブランド「ポラリス」製だ
「フライデー」2012年8月3日号より
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ファンサービスのサイン攻めに選手は「勘弁してよ」
日刊ゲンダイ2012年2月9日
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