6月26日
朝、べランダでクタとチャタが仲良く待っている。彼が新聞を取りなら、庭にまわって縁側の下を覗きこむ。 「子猫もいるよ」。さっそく牛乳を深皿に注ぐ。夜のうちにクタ親子が、帰ってしまったのではないかと心配だったが、これでいつでも子猫の観察ができると一安心する。
洗濯物を干しながら、それとなく縁の下を覗き込むが子猫の姿が見えない。おかしいなとさらに深く覗き込んで見ると、縁側の下の壁の小さな桟によじ登っている。人間には見えない所で、隠れ場所をよく捜し出すものだと感心する。時々何かのひょうしに、ドサッと子猫の落ちる音がする。あわてて覗き込むと私を見てか、あわててよじ登ろうとする姿が目に入る。母親のクタは、知らんふりをしてべランダに寝そべっている。私のべランダからの出入りの時には、ちょっと緊張した視線で動きをおっているが・・・・・・
猫の昼食時(人間にとっても昼食時)、御馳走の煮千しを与えると、いつもいの一番に飛びつくチャタが、なんと子猫たちに煮干しを譲っているではないか。子猫A(尻尾の短いほうを仮にこう名づける)は、ちょっと遠慮気味のチャタの鼻先でしきりに煮千しに挑戦している。はえたばかりの歯でかじってはいるものの、なめているようにしか見えない。それをチャタはじっと見守っている。子猫のほうはそんなチャタの様子にはまるで無頓着。
どうやら、チャタが子猫をいじめたり、食べたりする恐れはないことがわかって安心。これで猫たちは仲良く暮らしていけますね。まずは、めでたしめでたし。
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