『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

◆安全な都市・居住地域・土地を求めて-No.3(小・中学校用地選定に学ぶ:下)

2011年04月10日 00時43分34秒 | ■東日本大震災に学ぶ
   ☆本シリーズには『ハザード事典』を参照ください。


 
 「洪水・地震」等の災害は「地形」と深く関わっている


◆考えられる敷地用件

 ◇自然条件
地 形……平坦地、傾斜地、平地、高台等
・地盤の特性……地層の特性(地質・地耐力)
・敷地の状況……方位、景観、排水
・既存物の状況……文化財、墓地、埋蔵物等
気象の状況……日照、風向、風速等、災害に強い地域であるかどうか

 ◇社会条件
・位置……中心地、住宅地、産業地区、文教地区、人口集中地区
・利便性……利用しやすいところか(交通網の状況・道路の状況・他の公共施設との関連位置等
・安全性……交通量、騒音・悪臭、管理適地かどうか、官公署との位置関係等
・規模……付帯施設を含めて、統合幼稚園・小学校の建設面積として十分かどうか 2.5~2.8ha以上(有効面積)

 ◇建設・造成条件
  建設を行うにあたり、敷地の位置、敷地の形状や地質等が考えられる。

                    ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

 「各論編」は以上ですが、みなさんにとって「重要なポイント」は、≪自然条件≫の「地形」と「気象の状況」中の災害に強い地域であるかどうか」です。そしてこの地形」と「災害」とは、切っても切り離せない密接な関係を持っています。 ことに「地形」については、まもなく連載予定の『ハザード入門』の「最重要キーワード」となります。その際に詳しくお話しますが、とりあえず【ハザードマップ】と「検索」してみましょう。

 国土交通省ハザードマップポータルサイト

 と出てきます。その【土地条件図を見る】をクリックしてください。

 文章説明として、次の「3項目」があります。 ※「abc」は筆者において仮に付けました。
 a.【土地条件図の内容】
 b.【災害と地形との関連】
 c.【地形から災害の危険性を知る】


 まず「abc」の3つの「説明文」総てに目を通してみましょう。途中にある「図解」や「リスト」を軽く眺めながら読み進めても5、6分程度で終わるはずです。この段階では「他の所をクリック」しないで、まずは「abc」をきちんと読んでください。とても判りやすい説明となっています

 ことに「」が重要です。その説明にもありますように、「地形と災害との関連」を一覧表としてまとめているからです。あまり難しく考えずに、現在お住まいの「地形がどれに当てはまるか、あるいはこれから検討しようとしている地域・土地がどのような「地形なのか、そして「その地形が受けやすい災害をしっかり把握しましょう。

 
 この『安全な都市・居住地域・土地を求めて』や、今後の『ハザード入門』の「連載記事」につきましては、できるだけ多くの方々に目を通していただきたいと思います。身近な方に勧めていただければ幸いです。
 ご意見等につきましては、 e-mail sumai-souboh@mopera.net へどうぞ。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。