私の人生観と建築・不動産観を変えた大震災
以前よりこの「花雅美秀理のブログ」をご覧の方はお気づきでしょう。記事左手の『自己紹介』の「文言」が変わったことを。実はこの「文言」の修正は、昨日4月5日の早暁でした。
そこにありますように、このたびの「東日本大震災」は私の「人生観」を変えたと言えるでしょう。それとともに、私の本業分野の「不動産取引」や「建築そのもの」についての「考え方」や「観方」も変えようとしています。
それは私だけでなく、都市計画や建築・不動産、そして関連産業や防災関係に携わる多くの人々がそうではないでしょうか。というより、総ての国民が多少の考え方の違いはあっても、同じように感じているはずです。
今回の「教訓」として、私たちは【従来の経験や実績を一度リセットし、新たな発想のもとに創りなおす】くらいの覚悟が必要なのかもしれません。
1995年1月の「阪神・淡路大震災」。あの大震災から日本は、そして私たちはいったい何を学び、何を「教訓」として将来の地震等の災害に備えていたでしょうか。今一度“喉元過ぎれば熱さを忘れる”ことのないよう願うばかりです。
これを機に、今後の「災害予知」や「危機管理」、さらにはそれらに対する事前の「周知徹底」や「教育訓練」について、国民的運動として取り組まなければならないと思います。また必ずそうなっていくことでしょう。
地デジ化問題はしばらく凍結を
そう言いながらも私の頭の中には、耳にこびり着いて離れないあの……『電話して! 地デジ!』のフレーズが、『地デジ化のイメージキャラクターの鹿』とともに甦って来ます。3月11日の大震災以来、ピタリとそのCMがストップしたというのに。
いかにこの「アナウンス効果」が大きかったかという見事な証左といえるでしょう。まだお読みでない方は、本ブログの『地デジ化推進より津波対策推進を』(3月16日・18日)をぜひご覧ください。
私見ですが、この「地デジ化問題」はしばらく凍結すべきではないでしょうか。「大震災」に関連する未解決の問題があまりにも多く残されているからです。
安全な都市・市町村・居住地域なくして、安全な土地(敷地)なし
ともあれ今後は、≪安全な都市・市町村≫や≪安全な居住地域≫がいっそう強調され、その結果はじめて、具体的な「個々の区画」の≪安全な土地(敷地)≫が意味を持つことでしょう。
そこで私は、この「ブログ」において、以下のことを中心にお話したいと思います。といって、そのときどきの状況によって、緊急課題のテーマを挟むことがあるかもしれません。予定としては、当面「週に1~2回」程度のペースで綴ることができればと思います。
(1)≪安全な都市・居住地域・土地(敷地)≫とは?
現在お住まいの建物敷地の検証方法の解説です。これから「土地(建築敷地)」をお探しの方もぜひ参考にしてください。
(2)『ハザード入門』 ☆「ハザードマップ入門」を名称変更しました。
判りにくいと言われている各種「ハザードマップ」を、できるだけ「わかりやすく解説」したいと思います。
(3)各種「災害・防災・危機管理等用語」のわかりやすい解説
★この『安全な都市・居住地域・土地を求めて』や、いずれスタートする『ハザード入門』の「連載記事」につきましては、できるだけ多くの方々に目を通していただきたいと思います。身近な方に勧めていただければ幸いです。
★ご意見等につきましては、 e-mail sumai-souboh@mopera.net へどうぞ。