『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

・学生演劇の公演案内―2013年11月分

2013年10月13日 17時12分38秒 | ○福岡の演劇案内

 

  2013年11月の「学生演劇の公演案内」をお送りします。本欄は、筆者が個人的に「観たい」と思う作品を中心とした案内です(※といっても、仕事などの都合によって観劇できないこともありますが…)。

  読者のみなさんが、「舞台演劇」ことに「学生演劇」(卒業生のものを含みます)に触れる機会となれば幸いです。ぜひ一度、「舞台演劇」といわれる「芝居」をご覧になりませんか。

           ☆

  今回の主催・演劇ユニット「 」(かぎかっこ)については、同「劇団」自身の「紹介」を見てみましょう――。

  《九州大学演劇部OBの浜地泰造と同部3回生の酒井絵莉子が立ち上げた派生演劇ユニット。「会話は演劇である」をテーマに、地元福岡に根差した小劇場で、お客様との距離感の近いお芝居を行う。「役者」と「人」と「お客様」と。様々な人へ演劇を通じて、会話することの楽しさを伝えることを目的として活動中。2012年7月にエンジョイスペース大名にて二人芝居「F」を上演。全公演ソールドアウトの快挙を達成した。》

 

  「会話は演劇である」というのがいいですね。素直に共感できます。「会話」というのは、「人間同士」のさまざまな関わり方を象徴的に示したシーンですね。それはときとして、「第三者」から見れば「ドラマティック」な意味合いを持つことがある……といったところでしょうか。いえいえ、「当事者」にとっても……と言えるでしょう。

  筆者は、同劇団の昨夏の「立ち上げ公演」に、友人を誘って参加しました。浜地氏と酒井嬢の「二人芝居」でした。「出演者」が少ないだけに、役者個々のキャラクターや演技の素晴らしさを堪能するとともに、ごく自然に「役者」と「観客」との“距離”を近く感じることができました。

   九州大学演劇部のOB・OGに現役生――。かねがね思っていることですが、「演劇」にかける彼らの情熱や真摯な態度にいつも感動し、また感謝しています。筆者は「映画」も大好き人間ですが、「演劇」の素晴らしさにはかなわないと、いっそう思うようになりました。       

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   演劇ユニット「 」 (かぎかっこ) 第2回公演   

  【山脈をのぼるきもち】

  ●作:鈴江俊郎  ●演出:浜地泰造
 ●出演:丸尾行雅(2年)  ・浜地泰造(卒業生)  ・酒井絵莉子(3年)

 ……ギャンブルで借金を膨らませてしまった旧友が男を訪ねてくる。逃走資金を貸してくれと言うのだ。

 貸したくない男。そこへ旧友の恋人までやってくる。連れて逃げてくれと言う。
 恋という理性では割り切れない情熱で、どう転んでも不合理な成り行きは予想できるのに
それを否定する気になれない。けれどその情熱を信じたい、とも思うのだ。 

  ◆開演日時 2013年113日(日)、4日(月・祝)

 ◆開場時間 3日―19:00  4日―13:00 / 17:00 

 ◆会場名:アートスペースtetra (須崎問屋商店街近くです)

   ●「アートスペース」tetra」の会場案内図:  

    ★「ホテル オークラ」付近です。

  ・前売料金:500円 ・当日料金:700円  

  ・お問合せ・ご予約  erikoro4416@yahoo.co.jp 

 ◆コリッチ(ネット予約)http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=49769

 ◆Facebook https://m.facebook.com/playunitkagikakko



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   九州大学・演劇部の『学祭公演』 

 1123、24には「九州大学伊都キャンパス」にて、「大テント」を張った「学祭公演」がおこなわれる予定です。

 今年は「6作品」が上演されるとのこと。

  ※九州大学演劇部からの「詳細発表」があり次第、本欄にてご案内します

  



2 コメント

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ありがとうございます (さかい)
2013-10-17 21:03:48
演劇ユニット「」の酒井です!
演劇部ともどもご紹介ありがとうございます。
FBでご紹介させていただきますね^^
こんなに嬉しいお言葉を頂戴したからには何倍返しでもお応えできるよう努めてまいります。
それでは、会場にてお会いできることを楽しみにしております。
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こちらこそ。 (shuri)
2013-10-17 22:38:53
 鄭重なご挨拶、恐縮です。

 私の方こそ、すでに「何十何百倍返し」もの「舞台演劇」という素晴らしい「芸術」を、そして「生き甲斐」を、さらには「感性の修練の場」をプレゼントされています。

 貴演劇部(OB・」OG含む)による演劇会場において、見覚えのあるOB・OGのみなさんをお見かけするたびに、粛々と受け継がれていく「九州大学演劇部」の伝統と、経過して行く貴い時間の重みをひしと感じます。

 それにしても、いろいろな「使命や宿命」を背負って行かなければならない「生身の人間」が、「演劇という虚構の世界」に、「使命や運命」どころか、「身の回りの一切合財をごった煮のように放り込み」、しかも「情熱的にひた向きに演じ、またオペし続けようとする」……

 「何と言う人間」、そして「世界」なのでしょうか。

 「山脈をのぼるきもち」……楽しみにしています。

 
 
 
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