こんにちは。
以下の掲載記事は,2016年の9月8日に書かせて戴いた記事であります。
こんにちは。連続して発生していた台風ですが,どうやら13号は温帯低気圧に変わり,無事に過ぎきったようです。前回の台風もそうでしたが,多くの人が放射する波動は,やはり自然はキャッチしていると今回の13号であらためて感じました。インターネットの情報やブログなどでも多数の人が台風に関する注意の呼びかけをされているのを拝見していました。純粋無垢な人の祈りは必ず届きます。又,台風のような事前に把握できることには対策次第で大難を小難に小難を無難にできると私は考えております。
そう言った具体的な対応とともに,大自然への畏怖と感謝を捧げることを多くの人が自分自身の意思で感謝の波動を繰り返し放射することが大切な気がしてなりません。大自然に感謝を捧げることに特別な能力や訳の解らない資格など必要ありません。
そんな中,台風や自然災害に「勝ちましょう」などと呼びかけている人もおりました。この「勝ちましょう」と云う言葉の意味を理解されて使われているのかどうか解りませんが,大自然に勝てる人間が存在する訳ありません。こんなことをしていたら,自然の脅威はどんどん巨大化して行くことになります。自然を征服することなど最も愚かで,野蛮で,傲慢な考え方であると思います。
きっと,悪気があってそのような言葉を使われたのではないと私も信じていますが,もう少し慎重にされた方が御本人の為ではないかと感じました。そもそも私たち日本人の遺伝子(DNA)の中に自然の脅威に勝つと云う記憶はされてもいません。
またある人は,地震に勝つために基礎を頑丈にするように呼びかけ,別の人は,台風や暴雨,強風に対抗するために鉄筋コンクリートで要塞のような家を建てることを何にも知らない一般人に進めているようです。確かに,建物の構造上の強度や近年の自然災害の被災状況を見るとその様に言えるのかもしれません。また,そう言った主張の方が多くの賛同を得るのかも知れません。しかしながら,果てしてそれで,自然をコントロールしていると考えているのか甚だ疑問です。人間がそのような身勝手で傲慢な考え方を捨て去らない限り,大自然はこれでもかというくらい巨大化して行きます。そして,極端な事件事故も激増するのです。それが今です。
奈良や京都には,数百年,数千年経過する神社仏閣が多くあります。しかし,そのほとんどの神社仏閣で建て替えが行われたのは自然災害ではなく,火災が原因であります。そして,その多くの神社仏閣の基礎をよく観て下さい。基礎をコンクリートで塞いでいるところはありません。ほとんどが掘立柱か,くつ石と云う柱よりも少し大きいくらいの天然石の上に柱が立っている設計になっています。では,それは何故か?簡単な理由です。大地をコンクリートや石で塞いでしますと定期的に地下のエナルギーが放出できなくなり,地下でエネルギーが溜まり続け一気に噴出してしまうことを太古の先人は知っていたからです。太古の先人は,我々子孫が大自然に逆らわず,そして自然と共に共存共栄して生きて行けるように,樹木を植樹し絶対に入ってはいけない禁足の地としたのです。それが,現代でも鎮守の森としている場所です。もし宜しければ過去記事に複数の記事がありますのでご覧ください。
以前,東日本大震災の影響によって被災されてしまった寺院の復興に数年間ほど携わらせて頂きました。その際に,建築士さんと何十回と基礎などについて大激論を致しました。神社や寺院の重要な決定は総代会などの護寺会で決議されますので,たくさんの関係者が出席します。当然,工事を担当する宮大工の棟梁も意見具申を述べるのですが,宮大工の棟梁もやはり,私と同じ意見でした。
その宮大工の棟梁は不思議な人で,神社や寺院の柱が立つ場所を足で数回踏みつけるとどの程度の地盤かが判ると云うのです。縄文人か?と思う程の感覚の持ち主でした。現代は,建築基準法などの法律で神社仏閣の建築を想定していませんので古来の伝統工法を実施することは出来なくなりましたが,せめて,先人の知恵は是非とも活かして頂きたいと個人的に思っています。
私は日本の建築技術は,世界最高峰の技術だと思っています。縄文人の意思を受け継いだ伊勢神宮の御正宮をはじめ,世界最古の木造建築と云われている法隆寺などの建築物を観て頂けると実に巧妙で,年数が経過すればするほど強度が増すように予め設計されているようです。梁と梁の接合部分,梁と柱の接合部分,柱と基礎の接地部分をワザと数センチあけて置いて,地震などの自然力学を取り入れる技術は災害大国であるが故の先人の知恵ではないでしょうか。そこには,大自然に生かされ,自然とともに共生すると云う太古からの遺伝子(DNA)がそうさせているのではないかと思います。自然の恵みは五穀豊穣だけではないようです。拝
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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。
私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。日本が和の国と呼ばれる所以です。
又,人にはそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。
それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。
菊の紋章は世界祭祀の継承者としての証であり,世界で唯一,太陽を国旗にする国でもあるのです。
わたし達の心の中には根源神の分魂が内在しています。高天原は,わたし達の心の中に存在します。
心柱神社 心神とともに。花咲あさひ 拝