こんにちは。上の動画は丹生川上神社下社の動画「美しき日本」からです。
わたしは,御社殿を撮影することが出来ないので動画をお借りしました。合掌
今日は,奈良県の吉野に御鎮座されます丹生川上神社下社と云う日本最古の水の神さまをお祀りし,神社裏手の御神体から龍神が口を大きく開けて目の前の川の水を呑みに来る姿を神社建築に取り入れている大変素晴らしい神社であります。又,丹生川上神社下社においては,1月20日の大寒に採水した御神水を特別に授与されています。私も昨年,神棚の神さまへ奉納させて頂きました。
奈良県吉野に行かれる際には是非,参拝されてみて下さい。
いまの宮司さんも粋な人です。古神道系の人ですから利益などの話は一切しない方です。
自分の意識を少しでも大自然や自然に向けると云うことはとても大切な事だと感じます。
それにしても吉野は不思議なところですね。さすが南朝の本拠地です。
狙われる私たちの郷土~美しきかな水の国~15は「水の神への感謝参詣 丹生川上神社下社 編」です。
以下の記事は「2016.9.25」に掲載したものです。
こんにちは。奈良県吉野郡天川村にある秘水,ごろごろ水を採水させて頂いた後,室生龍穴神社,そして室生寺へ向かう途中に一箇所とても気になる神社へ参詣させて頂くことに致しました。こちらの神社は,以前も天河大弁財天社「通称:天河神社」の帰りに神社前を通りかかった時に,思わず息を呑み込んでしまうほどの雰囲気を醸し出している神社でした。そのあともずっと気になり自宅へ帰ってから,通り過ぎた神社を調べると,なんと二十二社制の一社である丹生川上神社下社であることが解りました。
この二十二社制度とは,神社の社各を示す一つのもので平安時代に正式に制度化されたものです。平安時代以前にも国家鎮守に重要な神社として十六社制が存在していました。国家の重大事や天変地異の時などには,朝廷より特別の奉幣を受ける神社であります。伊勢神宮の外宮・内宮を筆頭に,このブログで度々,登場する上賀茂神社や貴船神社,春日大社も二十二社中であります。それ程の神社を参詣しない訳には行かず,次回には必ず参詣させて頂こうと考えておりました。そうして今回,実際に参拝させて頂く為,自動車を駐車場に停車させ歩いて境内前に行くと,日本最古の水の神様「水への感謝」と書かれた案内がされていました。
ここでもやはりテーマは「水」でした。行く先々で水への感謝を意識せざるを得ないことに今回の参詣はなっていることに私自身も薄々気が付いて来ました。これまでは御神体つまり「山」に関することを意識することがとても多かったのですが,今回は水に関係することのようです。最近も水に関することをブログで記事にしておりましたし,なんだか神道によくある無言の教示のようです。丹生川上神社下社で観た音霊もやはり龍神さんでした。拝殿から本殿へと昇る階段を境内の御神木あたりから見上げると,まるで龍神さんが御神体「山」から下界に降りて来て,神社前に流れる川の水を呑みに来ている姿をされております。上右の写真が神社前に流れる川です。つまり,天河神社同様に,神社の宮司さんも宮大工さんも知らず知らずのうちに建築様式にされているのです。
もしかすると,本当にそのように感じて,現在の神社建築をされていたのかも知れません。よく,神社仏閣の建築様式を○○造りと表現することがあります。たとえば,伊勢神宮に観る建築様式は「唯一神明造」と呼ばれるもので,春日大社に観る建築様式は「春日造り」と呼ばれております。しかし,○○造りの元になったのは何故かを聞いたことがありません。伊勢神宮は以前にもブログで書かせて頂いたように縄文時代の高床式倉庫に豪華な装飾品を設けて社殿にしたものだと書かせて頂きましたが,少なくても○○造りと呼ばれている建築様式にはそれなりの理由付けが存在していると思います。まぁそう言ったことをわざわざ公表しないところに神道の無言の教示が示されていると解釈するのも大切なことかもしれません。自分の心で読みとれよと云うことなのでしょう。
天河神社さんは「親」が木の上に立って,子供を見守る姿を神社の建築に立体的に具現化されたものだと思いますし,この丹生川上神社下社さんは,御神体である山から龍神さんが降りて来て,前の川の水を呑みに来る容姿を建築様式にされたのだと私は感じました。きっと,丹生川上神社下社さんには龍神に纏わる伝説が伝承されていると思います。私は,御社殿を写真で撮影することが出来ないので掲載することはできませんが,興味のある方はインターネットで画像検索されると面白い発見が出来るかも知れません。
神道や数千年以上を経過されている寺院には,本当に無言の案内や教示がたくさんあります。それを私たちが気が付けるかどうかで見方も捉え方も据え方もまったく違ってくるように感じています。正解や不正解と云ったものではなく,理屈や文字だけでもなく,その奥の奥にあるその人個人の心に見合ったように観えるものであるとも思います。そして,次に向かう先の室生龍穴神社も実は,過去数千年以上も水(雨)をお祀りしてきた神社であります。争いや騒ぎを嫌う龍神さんは未だに室生に棲息されております。拝
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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。
私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。
又,人はそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。
それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。
そしてまた日本人の本当の性質を再び伝えて行きます。
そのことが日本を取り戻し,日本人としての誇りを取り戻す真の意味だと考えます。
観世音菩薩とともに。花咲 あさひ 拝