こんにちは。
上の画像は,出雲大神宮さんからお借りして来ました。わたしが撮影した写真ではありません。
昨日,自宅に京都の出雲大神宮さんから夏越しの大祓えの申し込み案内の封筒が届きました。出雲大神宮さんの封筒は,運気封筒と言って封筒の左上隅にミシン目が付いていて封を開けるのに綺麗に開けることが出来る少しユニークな封筒です。つい仕事柄,こう云った神社から送られてくる案内書などを見るたびに,経費面を考えてしまうことが癖になってしまっています。全国に存在する崇敬者さんへ送達する郵便代(送料)も相当な金額になるでしょうし,封筒や印刷物に掛かる経費も相当なものだと感じております。
先日も天河大弁財天社さんの護持について書かせて戴いたとおり,神社の護持には「神社運営」「神社施設」「氏子崇敬者」の3つの護持があると申し上げさせていただきました。その内,もっとも多くの資金を要するのが「神社の施設」の護持です。出雲大神宮さんから送られた今回の郵便代も封筒や印刷物に掛かる費用は神社の運営の護持に相当します。しかし,寄付される方々の意思が施設の護持や境内整備の寄付に限定されてしまうと名目上,限定的予算に編入されますから勘定方(経理担当者)は結構大変な思いをしています。やはり,神社に寄附される場合には,使い道をある程度,神社側に委ねるために裁量判断が良いかも知れません。
その場合,神社を運営するための護持費として寄附しますと言えば,受領する神社側では解かってくれます。たとえ話としては適切かどうかは解かりませんが,地方自治体が中央政府からある名目で補助予算を受け取る場合,紐付き予算は使いづらいと云うことを聞かれたこともあると思います。要は,そんな感じなのです。使い道が限定されてしまう寄附金よりも,ある程度,使い道が神社側の裁量で判断できる資金の方が正直,神社としては助かるのも現実です。そう云った細かい経費の歳出入を的確にされている出雲大神宮さんのような神社もあれば,収支計画をしない,ほとんどドンブリ勘定で,運営している神社や寺院もあるのも確かです。
※ 宗教法人の会計基準は,所謂,企業会計とは別の会計基準で構成されています。
小さな祭事を氏子さんや全国に存在する崇敬者さんの方々に送る案内書を趣意書と申しますが,この趣意書一つとっても慎重に言葉を選び,難しい専門用語を使わずに解かりやすい表現を考えながら作成しています。私も作っては破棄しを繰り返しながら祭事の趣意書や新しい取り組みの計画書を作成しております。文書や案内書などを送る側の主張ばかりを強調し過ぎないように注意して,読む側の立場に立脚して諸々の書面を作成して行くのです。これが難しい作業でありまして,中途半端では趣旨が伝わりません。
祭事にかかる経費を勘定して,資金の工面を考え,役割分担をなんども総代会を開催してさまざまなことを決めて行きます。そうしてようやく,1つの祭事が開催できるのであります。昨年だったか,出雲大神宮さんでは,桜奉納計画を立案されておりました。御神体の麓の境内地に桜を植樹すると云う趣旨であります。その里親を募ると云う計画です。出雲大神宮さんのような神社になりますと神社の歴史よりも祭祀場としての歴史の方が遙かに遠く永いのです。祭祀場としては,軽く1万年以上も前から祭祀場として御神体に祈りが奉げられて来た場所でもあります。そう云った気の遠くなるような歴史を受け継ぎ,後世に伝え,継承して行くことを考えながら桜奉納計画の立案をされたのだと思っています。とても素晴らしい計画だと思います。参拝に来られる方々に少しでも幸せになってもらいたいと云う職員の意思の表れであることが感じ取れます。たくさんの桜が,どんな鈴の音を奏でるのか楽しみです。
※ 御神体への入山は,すべきではありません。
本来,御神体へ入山できる資格のある人は,宮司さんと清掃をする人だけです。
花咲 あさひ 拝
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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。
私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。日本が和の国と呼ばれる所以です。
又,人にはそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。
それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。
菊の紋章は世界祭祀の継承者としての証であり,世界で唯一,太陽を国旗にする国でもあるのです。
わたし達の心の中には根源神の分魂が内在しています。高天原は,わたし達の心の中に存在します。
心柱神社 心神とともに。花咲あさひ 拝