こんにちは。
今日24日は,お地蔵さまの縁日でありました。
そんなことで,お地蔵さまに関する過去記事を再掲載させて頂きます。
昨日は,東京大空襲から73年目を迎えた日でありました。そして,今日は,あの未曾有の巨大地震「東日本大震災」から7年を迎えた日であります。人によって個人差があると思いますが,私にとっての7年と云う歳月は,そんなに経つのかと思いたくなるほど月日た経つのが早いと感じております。毎日のようにブログで自然の脅威と猛威を書かせて頂き,何よりも大自然へ感謝して過ごすことの大切さを未熟ながらお伝えさせていただいて参りました。地震に噴火,洪水に竜巻と日本のどこに住んでも安全だなんて言える場所はもはやありません。
これまで私たち人間は,自然の生態系を狂わせ,壊してきました。そのことで起こる自然災害は,むしろ私たちが招き入れた人災でもあるわけであります。自然と共に共生することの大切さは,私たちの遠い祖先から子孫へ言い伝えられてきたことでもあります。それは何故なのか?私たち人間が,自然や環境を破壊するとその報いは必ずや自分たちの子孫が受けてしまうからに他なりません。
東北の被災地でも,先祖が子孫へ石碑を用いて「これより先に住居つくるべからず」と警告碑を建てています。数千年の歴史のある神社の配置も見事に津波が到達するギリギリの場所に意図的に建立し,当時の人々が後世の子孫たちの身を案じていたことの証であります。そこに,自然と共に暮らし,自然によって生かされていることへの感謝を捧げ,海の神さま,大地の神さまをお祀りして来たのです。地震があったら神社へ逃げろ!と最後には神さまのもとへ集まり,互いに支え,助け合い,足りないところを補い続け,ともに手を取り,手を握り,過去幾多の大災害を私たちの先祖は見事に乗り越えて来たのであります。そう言ったことの上に,私たちは生きていられるのです。これが和の民である日本人です。
自分たちの世代だけではなく,次の世代もその次の世代にも,どうか無事で暮らして行けますようにと云う祈りなのであります。そうした先祖の想いは,今でも言い伝えや口伝,石碑や文献「文書」として私たち子孫の身を案じ,知らせてくれています。日本全国各地に先祖が子孫へ残した言い伝えがどれぐらいあるのかは存じませんが,きっと膨大な数だと思います。その子孫たちへの先祖の想いと云うのは,生きている間だけではないのであります。あの世に帰っても私たち子孫の身を案じて下さっています。
しかも,その祈りは,私たちの先祖だけではありませんでした。
私が体感したことで大変恐縮でありますが,東日本大震災によって被災してしまった寺院を復旧する目的で,関東地方のとある寺院へ伺い参道を歩いている途中に,フッと何気なく無縁仏さんの合祀塔を観てみると普段は正面を向いているはずのお地蔵さまが斜めの方向を向いたままになっておりました。既に,地震から数日が経過していた頃だった思います。きっと,地震の影響で,お地蔵さまの向きがズレてしまったのかと一瞬思いましたが,その時,お地蔵さまの音霊「波動」が,私の心柱に降りて来ました。実は,お地蔵さまが向いていた方向が東北の被災地方向だったのです。その光景は,今でもよく覚えています。同時にもの凄い慈悲の波動を感じるのです。じっと被災地を合掌しながら見つめる御姿は言葉には変えられない光景でした。被災地の様子を何百キロと離れた寺院からも見守り続け,被災者の避難所での様子と被災者の人命救助のようすを千里眼で観ていたのだと思います。
このようなお地蔵さまの祈りは,被災地以外の全国の寺院でもあったようです。長野県の六地蔵尊もすべての地蔵尊が被災地の方向に向きを変えていたと報道されていたようです。お地蔵さまは,観音さまと共に,私たちにとても身近な存在であります。ある時は,道端で行きかう人々の安全を見守り,ある時は,田んぼや畑の豊作を祈り,そしてまたある時は,子供たちの童話にも登場して参ります。それだけではなく,水子地蔵とも云われるように,水子さんの霊がすがる御仏さまとしても信仰され続けています。
お地蔵さまは,立場の弱い人や御霊の側を決して離れません。
東日本大震災によって犠牲になってしまった御霊に心よりお祈りいたします。
合 掌
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太古の昔から日本人の性質は互いに支え,助け合い,足りないところを補い続けた民族でした。
私たちの祖先は,それを相互扶助とし和の仕組みとしました。日本が和の国と呼ばれる所以です。
又,人にはそれぞれ違いがあり,その違いを認め合い,尊重し合うことを大切にして来ました。
それが祈りの民族と云われる大和の民。大和民族です。
菊の紋章は世界祭祀の継承者としての証であり,世界で唯一,太陽を国旗にする国でもあるのです。
わたし達の心の中には根源神の分魂が内在しています。高天原は,わたし達の心の中に存在します。
心柱神社 心神とともに。花咲あさひ 拝