本当に何年ぶりかの映画レビューになります。
(ただいまGyaO!で無料配信中の韓国映画です)
今、アフガニスタンやミャンマーでおこっていること。
約30年前の中国の天安門事件。
同様のことが、お隣、韓国でも、約40年前に起きていたとは、
恥ずかしながら、これまでちっとも知らずにおりました。
国家ってなんなんでしょうね。
本当に怖いなあと思いました。
この映画は、韓国で起きた「光州事件」を
世に伝えるべく、命がけで取材したジャーナリストと、
それを支えたタクシー運転手の実話をもとにして、
作られた作品です
(実在のタクシー運転手さんについては、
映画公開後に、子孫の方が判明したようで、
映画のなかでは、だいぶ違った物語になっていますが、
あまりにもつらい現実をちょっと和らげてくれているので、
映画としては、これでよかったと思います)。
この映画を観て、
今の日本の政治やマスコミも(皇室や宮内庁も!!)、
疑問がいっぱいではありますが、
こんな状況よりはずっとましなのだなあ、と
考えてしまいました。
ただ、今の日本でも、軍事力による国民の制圧まではないにしろ、
政治的圧力による様々な問題とその隠蔽、
言論統制、意図的な報道等があることは事実です。
これらを許していくうちに、とんでもないことにならないよう、
社会で起きている事柄に、関心を持ち続けていこうと思いました。
また、自国のメディアではなく、海外からの報道で真実を知るしかない、
というのは、決して対岸の火事ではない、ということを感じています。