「Streptomyces mobaraensis TTG-1 株を利用して生産されたトランスグルタミナーゼ」について、食品健康影響評価を実施した。
本添加物は、Streptomyces mobaraensis BTG-5 株を宿主として、S. mobaraensis BTG-5 株由来の改変トランスグルタミナーゼ遺伝子を導入することで作製されたS.mobaraensis TTG-1株を利用して生産されたトランスグルタミナーゼである。
本添加物は、タンパク質中のグルタミン残基とリジン残基の間での架橋反応を触媒する酵素であり、肉団子等の食肉加工、蒲鉾製造等の水産加工、チーズ・アイスクリーム製造等の乳製品加工、茶わん蒸し製造等その他の食品加工に用いられる。
「遺伝子組換え微生物を利用して製造された添加物の安全性評価基準」(平成16年3月25日食品安全委員会決定)に基づき食品健康影響評価を実施した。
具体的には、挿入遺伝子の安全性、挿入遺伝子から産生されるタンパク質の毒性、アレルギー誘発性等について確認した。
その結果、従来の添加物と比較して新たに安全性を損なうおそれのある要因は認められなかった。
以上のことから、「Streptomyces mobaraensis TTG-1 株を利用して生産されたトランスグルタミナーゼ」は、人の健康を損なうおそれはないと判断した。
受付締切日時 | 2024年9月26日23時59分 |
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