
昨日「紙の月」についてつれつれと書きましたが、予告編で気になった映画がありました。
来年5月とずいぶん先の話なんだけど、予告編だけで、あ!これ見たい!絶対見よう!って、
なかなかないものですから、備忘録的にメモっておこう。

駆け込み寺と駆け出し男
離婚率は現代の“2倍”!?
離縁を求め駆け込んでくる幕府公認の駆け込み寺、東慶寺。
大泉さん演じる主人公、医者見習い&駆出し戯作者の信次郎が、
夫婦の絡んだ糸を解き、女たちの新たな出発を手助けする笑って泣ける人情エンタテインメント!
主人公、医者見習い&駆出し戯作者の信次郎 役に大泉 洋さん!
亭主に愛想をつかし東慶寺に駆け込んだ女 じょご役に戸田恵梨香さん♪
惚れた男の元から何故か駆け込んできた お吟役には満島ひかりさん♪
樹木希林さん、堤真一さん、内山理名さん、山崎努さん、
武田真治さん、キムラ緑子さん、木場勝己さん、神野三鈴さん、陽月華さん
主演を務める大泉は
「憧れの原田監督のもとで巨匠・井上ひさしさんの作品に、
戸田さんや満島さんはじめ、そうそうたる個性豊かな俳優陣に囲まれながら出演することができ、
大変光栄に思っております」と切り出すと、
「おそらく皆さんが今まで観たことがないくらいスピーディーでエネルギッシュな時代劇だと思います」
と本作をアピールした。
寺に駆け込む女・じょご役を務めた戸田は
「今まで時代劇に参加することを少し恐れていたのですが、
今回じょごを演じてみて、完成を観て、参加できたことを改めて幸せに思いました」
と今作に参加できた喜びを語った。
原田監督は大泉に対し
「大泉洋の信次郎は井上ひさし世界の戯作者を見事に演じ切って唯一無二です。
『素晴らしい』とか『素敵』といった言葉の使い始めを描く時代劇になったのは、大泉話術の魔力です」
と絶賛の言葉を贈り、
「満島ひかりは現代口語芝居の天才ですが、江戸好みのあだっぽさに挑み、存分に化けてくれました。
戸田恵梨香は、時代劇では画期的な『学習能力の高い労働者階級の女じょご』を演じ、
感情の宝物殿といった絶品の眼技で見るものの心を奪います」
と俳優陣の演技を褒めちぎった。
↑ ワンシーンだけだったけど、そうだったよ、本当に
戸田絵梨香さんの「じょご」は感情の宝物殿で、まずそれに強く惹かれた。
でもって女性を寺まで運ぶシーンのあのスピーディさ。
この映画が面白くないはずがない!と確信した。
あとは5月の公開までじっと手を見て待つのみ。
それからこの気持ちを忘却の彼方に持って行かれないように注意すること。

江戸時代の離婚率が今の2倍もあるとは知らなかった。
妻が気に入らなければ三下り半の文書を書けば離縁できたとか、駆け込み寺があったとか、そういう話は聞いていたけど、当時は家と家との結び付きが重く惚れた相手と添い遂げるなんてなかなかなかったようだし、夫や姑が嫌でイヤで離縁できたとしてもそのあと女がひとりで生きていけるほど甘くない世の中だったようだから、そうそう離縁なんて出来るもんじゃないと勝手に思い込んでいたなあ。
人口が今より少なかったとして、2倍別れていたなんて、すごい割合じゃないのかい?
今のように自由ではなく、意に沿わぬ縁談もごまんとあったろうからねえ。
わからないでもないけどさ。
ともかく、
江戸時代の離婚が2倍っていうのは、現代人に勇気をくれそうだ。
それでも人は生きてきたんだろうから。