
今朝、オレコにいいこいいこしたら、なんてことだろう。
リビングが毛だらけに。
どのくらい出たかというと、その毛をぎゅうぎゅうにかためたら、キーホルダー人形1体ができるくらい。
出勤タイムが迫っていたが、高まるファーミネーター欲をどうにも抑えられず、やってしまった。
あーあーあー、もう、出るわ出るわ。
こんちゃんの抜け毛シーズンも到来しているのだが、今はオレコの方がすごい。
オレコはこんちゃんと違って綿毛(アンダー)が少ないというか、さらさらの直毛部分が多い。
こんちゃんはもふもふの綿毛がもこもこもこもこ、植物のガマのように抜ける。
柴犬の抜け毛とはこういうものだったか!と驚愕した春だったのだが、
今日は4歳になろうとしているオレコの抜け毛に卒倒しそうに。
オレコはラブラドール、コーギー、ほかのミックスでは?と考え(かかりつけ医が)られていて、
そんな顔や骨格をしているけれども、今年の抜け毛はラブとコーギーの血を強く強く感じる。
こん毛をしのぐオレ毛で我が家は白くかすみがかっている。
朝掃除しても、夜には部屋の隅に、白いふわふわが身を寄せ合っているのだ。
掃除機をかけると困った人がどこまでもついてくるので、時短求めクイックルワイパー。

ベランダや外でやれば、という人もいるかもしれないが、それはノーノーノーである。
集合住宅での動物暮らしは、お気遣いセンサー120%で生きていかなければならない。
週に何度か管理会社のスタッフのみなさんが、全戸の共有部分(廊下とか玄関とか)をお掃除してくれているが、
それでもこ(抜け毛)の季節、フロアの共有部分は毎日隅々をチェックし、あ!と思うと、こっそり拾う。
だけでなく、週に何度かは、うちは角部屋なのだが、中央にエレベータが2台あり、
そこからうちよりの共有部分(廊下)は隅から隅までほうきで(毛を)履き清め、
排水溝にかたまってたまっているものは指でとって捨てる。
お隣と毛破れる壁ひとつでくっついているベランダも同様。
それでもふわふわ毛は飛んでいくのだから、しょっちゅうやって誠意を見せるしかない。
「迷惑なのよね~」
と思われる前に、姿勢だけでもびしっとしておいて、
「まあ、あの人、うちの前、掃除してくれてるしな」
しょうがないかこの程度は我慢してやるか、的な流れに持っていきたい。

そこまでしていても、玄関ホールや、すぐ出たところの歩道のすみに、
犬毛がたまっていると、「うちのじゃないかも」と思いながらも、広いそうになる衝動。
私にとって、そんな季節が秋である。