風が運んで来る
アカシアの薫り
君と出逢った時のような
辺りいっぱいの香り
雨脚の向こうに
大樹の白い花房が
雫のように霞んでいる
ふと、車のドアが開いて
遅れてごめん と言って
走り寄る君の幻が
雨の中に消えた
アカシアの薫り
君と出逢った時のような
辺りいっぱいの香り
雨脚の向こうに
大樹の白い花房が
雫のように霞んでいる
ふと、車のドアが開いて
遅れてごめん と言って
走り寄る君の幻が
雨の中に消えた