水辺の旅人 きまぐれブログ

ネイチャーフォトを楽しみ、追求するブログ

タマシギ物語 前編

2022-09-13 11:54:33 | 野鳥

水田の田植えが終わり、稲が伸び始めると、今年も来てくれるかなとタマシギ探しに出かけます。今年もやってきてくれました。その前編をまとめてみました。

八月中旬、その姿をやっと見つけることができました。かなり伸びた稲の陰にその姿が見えました。雄です。

この鳥は警戒心が強く、なかなか広いところで姿を見せることはありません。何かがあれば、じっとして様子を見ています。続いて数日後に雌の姿を確認しました。

さらにその翌日、雌雄で姿を現しました。

はじめは、右手の稲の間から少しだけ姿が現し、しばらくはごそごそと動いていましたが、やがて左手に動いていき、一度は中に入りましたが、やがて雌が出てきて右に動き、続いて雄がその後を追って右の稲の中に入っていきました。つがいでいましたから、産卵・子育てが始まればいいのだけれどと思いましたが、何かがあれば移動してしまうことも多くあり、卵が孵るのは三週間ほどかかるようで、それから少し時間を置くこと、観察も短時間でということにしました。

九月の初旬、行ってみると、雄二羽が、畑の横の土手にいるのを見つけました。この鳥は、子育てを雄がやり、メスは新しい出会いのために動くので、その可能性もあるなと思いました。そうであれば、ヒナとともに子育ての活動を見るチャンスが広がるのではと思っています。

これが、八月中旬から九月中旬までの「前編」です。もし、子育ての活動が始まり、それを見ることができれば、「後編」が書けます。ぜひ書きたいと思っていますが、それは鳥任せです。

追記となりますが、野鳥の会などは、鳥の営巣の場所や状況をむやみに公表することを控えてほしいと要請しています。それは、自然の中で生きる鳥たちにとって、慎重に、そして命を懸けて行動することが必要なのが、いのちを繋ぐ活動なのです。ですから、その邪魔をしないのが共生する人間としての基本的な姿勢であることを忘れたはならないからです。この「前編」を書くことをどうしょうかと考えたのですが、野鳥を愛し、自然を尊重する人たちがこのブログを読んでくれており、今書いたことをしっかり考えておられると思い、書くこととしました。よろしくお願いします。


蜻蛉

2022-09-12 12:05:17 | 動物

「蜻蛉」ー どう読むのでしょう?  そうです、「トンボ」です。

初夏から初秋のころ、とくに蜻蛉と出会うことが多くなります。そして、その姿を見つけると、なぜかカメラを向け、シャッターを切りたくなります。トンボを撮ることを目的に撮影行に行くことはほとんどないのですが、撮ったものはいくつかあるということになります。

今の時期になると、アカトンボを目にすることが多くなります。

蓮池に行くと、トンボたちとよく出会います。

繋がって飛ぶ姿もよく見ます。

自信のあるものは全くないのですが、それでもちいさないのちの活動を撮るのは面白いものです。

 

 


カイツブリ子育て見守り終了

2022-09-11 13:02:54 | 野鳥

今朝も、蓮池には親鳥二羽がゆっくりと泳ぎ、時折潜っている光景が見られました。どうやら、子育ての見守りは終了となるようです。

この西山の麓の蓮池は、朝の映りこみが素晴らしく、そこを泳ぐカイツブリも、色彩や・色合い、波紋の感じなどでいろんな雰囲気で見えます。今朝はそれを狙って撮ることを楽しみました。

蓮の葉が重なり合っているところもあり、それが水面に映りこむことで、面白いものとなります。

これから、緑とともに、紅葉などで違った雰囲気も感じられます。それも楽しみです。

 


カイツブリ

2022-09-10 13:35:36 | 野鳥

一羽残ったヒナが気になって、昨日行きたかったのですが、朝、昼と都合がつかず、夕方になって行ってみました。

池では、ヒナがポツンと浮いていて、なにか寂しそうでした。

親鳥は少しの間見えなかったのですが、やがて二羽が現れ、ヒナがそれに気づいて近寄っていき、二度ほど餌を貰いました。

その後は、ヒナが近づいて甘えるように鳴いていても、親鳥はあまり反応しませんでした。

それから、ヒナは一人で池に浮いていましたが、なんだか元気がないように見え、気にはなりましたが、三十分程で帰りました。

今朝、行ってみると、先に来ておられた方が、今日はヒナが見えないと言われ、その後一時間ほどいましたがわたしも確認することができませんでした。親鳥の二羽はいて、一羽は池の真ん中であちこち見ているようでしたし、もう一羽は、山側の木の枝の下などを泳いで、ヒナを探しているのように見えました。

いつもカイツブリを一緒に見ている方も、もう巣立ったのかもと言っておられましたが、そうであったらいいなとわたしも思います。

 


白鷺の活動

2022-09-09 13:54:34 | 野鳥

春から初夏にシラサギたちの繁殖活動があり、コロニーなどでそれが見られるようですが、わたしの地域では、これまで大きなコロニーがあったところもかなり前に来なくなり、僅かに残っているところも高い木で木々や竹やぶでしっかり見ることができないので、その子育てや巣立ちをなかなか撮れなくなり、残念です。

夏は、その鷺たちが次々と活動を始めるからか、いろんなところでの活動が見られるようになります。高い木や竹の梢に留まる姿がよくみられるようになるのもこの時期です。

そして、川や水田などで絡み合ったり、餌を捕ったりする姿も見られます。

朝、水が張られた休耕田で集まり、それぞれのホーズで休んでいる群れに出会いました。目覚めの刻のようでした。

鳥たちの姿も見られ、安心して活動することができる自然が残され、共生することができる環境が守られていくことの大切さを感じます。