今ロンドのンで世界陸上をやっている。陸上を見ていると小学校六年生の時のことを思い出す。当時、自分はそれなりに足が速く、運動会の短距離では大抵1位でゴールしていた。しかし、ある女の子が同じクラスに転校してきた。寡黙な子でほとんど話をしたことはなかった。足は長くスラっとしておりシカのような細い足をしていた。ある時、体育の授業でその女の子と一緒に走る機会があった。結果は、大負けであった。速い。まるでシカが跳びはねながら走る様を見ているようであった。足も長く完敗であった。その時に才能には勝てないのだと悟った。
かつてイギリスは紳士の国と言われていた。チェックのマントにスーツを来て、 山高帽(ボーラーハット)を被り、スティックを持った格好が典型的な紳士のイメージである。ロレックスやロールスロイス、バーバーリーといった高級ブランドも憧れであった。ところが、本質はどうやらかなり違っているらしい。
「英国で硫酸など腐食性薬品を使った襲撃事件が急増し、被害者は政府に対し、薬品の販売規制強化と加害者に対する刑の厳罰化を求めている。」
犯人がテロなのか何者かはわからないが、国が壊れているのだろう。ブリティッシュの栄光も時代とともに風化していく。