とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

鬼と遊ぶ展

2011-01-22 | こねもの・陶芸
浦安のギャラリー「どんぐりころころ」さんでの開かれている「鬼と遊ぶ展」に行ってきました。
素材もいろいろ、多種多様な鬼達が店の中で遊んでいます。
お正月からの流れで、うさぎもちらほらおり
鬼とうさぎの店内は、まるで昔話のようでした。

私もお茶碗や干支で参加させて頂いているのですが
作る人が違えば、こんなにも発想も違うのだと感心しきり。
25日までの会期で、23日には紙芝居のイベントもありと
面白い企画展となっています。


今回は、ガラス作家前田一郎さんの「鬼の涙」をゲット。
涙の形をしたつり下げ型の小さな花瓶です。

決してコレクターではないけれど、
我が家のコップはすべて前田さん作ではないかと言う程
家には集まっています。
だからすぐ気に入ったのはもちろんですが、
今回はちょっと違う。

実は大きな目的(ちと大げさか?)を持って購入したのです。
「これを飾るベランダの大きな家に引っ越す事」
不思議な事に、この小さな花瓶を手にした時
明るい日差しの中、外にそれをつい下げている情景が、頭にはっきり浮かんだのでした。
・・・鬼の涙に願いをたくしました。

書きながら気がついた事。
「存在する場所が想像できるモノ」というのは
モノにとっては幸せなのだなと思いました。
作る方としては、そういうモノを作りたいとも。
作る姿勢のヒントもいただきました。