とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

さなぎ?

2007-11-30 | こねもの・料理
急に寒くなったせいか、家族も順番に風邪っぴきになっている。
天気も悪いし、家から出たくないなあという一日
初のクロワッサンに挑戦してみた。

自分で作ってみると、改めてそのパンがどういう風に作られているのかが
分かって楽しい。
・・というより、今まで何にも知らずに食べていたのね。

バターを巻き込み、畳んで伸ばして冷やしての作業の繰り返し。
作業自体はちょっとなので、合間に他の用事をしていたのだが
寝かせたり待ちの時間が長く、作り始めから終わりまで、
ほぼ一日作業になってしまった。

焼きたてパリパリは味も格別。
時間かけて苦労しただけはあったよ~と満足していると
そこへ相方
「クロワッサンて三日月型でしょ。これ・・さなぎっぽい」

そういう風に言われると、パンとは違うものにも見えてきた。


へそベーグル

2007-11-25 | こねもの・料理
家を出たり入ったり、泊まりがけの用事が続くと、
それだけで、日常のいろんな事が片付かない。やれない。
今月はそんな一月だった。

パン作りもそう。
そういえば、もう一ヶ月近く焼いてないなあ
でも時間もないしなあ、発酵が少ないものないかなあと思いたち
初のベーグルに挑戦。

ベーグルって、焼く前に生地を何とゆでるのだ。
それによって中は柔らかく、外はカリッとした感じになるらしい。
輪っかの大きさの見当がつかず、適当にやったところ
「穴」がふさがってしまい、へそパンになった。

こんがり焼けた肌に、縦長の「へそ」
ベーグルとしてはどうよ?だけど、ちょっと色っぽい?



懐かしのお宝

2007-11-21 | その他
先週末、泊まりがけで小学校の同窓会に行った。

当時としては珍しい、通信簿が無く
日本で初めて授業にパソコンが使われた小学校。
親の転勤で、6年生の1年間しかいなかったけれど
大学までのあらゆる学生生活の中で
思い返しても、一番濃密な1年だった。

同窓会には、思い出の品あれば持ってきて欲しいとのこと。
卒業してウン十年、何かあるかなあと押し入れを探したところ・・
捨てられない症候群気味の私、
やっぱりあった、小ネタがぎっしり。

文集はもちろん、全教科の教科書、作文・テストの束、運動会や各行事のしおり
PTA向けの会報やら時間割・・
当時、友達と自分たちでマンガを書き、雑誌を作って交換していたのだが
それが出てきた時には、かなり興奮してしまった。
収集癖もたまには役にたつのであった。







パスタ皿出来上がり

2007-11-17 | こねもの・陶芸
一週間近くも留守にして、大荷物とともに帰ってくると
部屋のあちこちに梱包したままの箱が多々あり。
開梱するだけで、何日もかかっている。

うちの電子レンジでも回るパスタ皿も焼き上がった。
近所の公園で拾った実を載せてみる。
(ツンツンしてるが何の実だか分かる方、教えてください)
思ってたより若干地味目の皿になったが、これはこれでいいでしょう。
来週お客様が来るので、早速出番がきそうである。



燃える燃える

2007-11-12 | こねもの・陶芸
数日前から窯焚きのために、窯のある実家に泊まり込み。
毎度毎度のこの数日間は、実に忙しい日々。

それほど大きくない窯といっても、窯焚きは朝から徐々に温度を上げていって
晩まで丸一日かかってしまう。
写真は、煙突を立ち上る炎。
静かな暗い部屋に、ゴーという音だけが響いていて・・

今日も長丁場です。




5+1

2007-11-07 | その他
相方が床屋に行ったら、サービスで試供品のヒゲ剃りをくれたという。
何でも新商品だとか。箱に入ったそれを開けると・・

!!!!!   何と刃が5枚も並んでいた!

しかもこのヒゲ剃り、反対側にもう1枚あって
計6枚の刃が付いているのである。

私には毎朝剃らなくてはいけないヒゲは無いので
昨今のヒゲ剃り事情も全然詳しくない。
そういえば、昔、2枚刃のヒゲ剃りのCMで
1枚目が剃り残したチョットを、次の一枚がシャキーンと剃っていくシーンがあって
そうだよなあ、2枚あったらしっかり剃れそうだもんなあと感心したのを思い出す。

その後剃り味を追求していった結果(というより、差別化?)
もう一枚、もう一枚と増えていったようで・・
この調子で増えていくと、そのうち2桁も出るのではないかと(笑)
いったい、どこまで進化するのか?



チャパティを焼く

2007-11-04 | こねもの・料理
昨日来る予定だったお客様は、残念ながらキャンセルとなってしまい
ベジタリアンの友人のための豆カレーは、そのまま我が家の晩ご飯に。

このカレー、うちに初めてくるお客様には必ず出すという
本当にバカのひとつ覚えのようなメニューなのだが
前もって作っておけるので、非常に便利なのである。
(うちに食べに来たことがある人、また作ってるなと笑って下さい)

今回は肉抜きだったが、いつもはこれにタンドリーチキンとチャパティを焼く。
ナンも好きだけど、チャパティの方が発酵が無く、手軽に焼けるし
香ばしい粉(アターという全粒粉)の感じが好きなのである。
フライパンで焼いた後、写真のように、ガスの直火に当てるのだが
踊るようにぷぅっと膨らむ瞬間があって、何とも楽しい。

粉に水を足して、こねて、伸ばして直火で焼いて・・
原始的なパンの焼き方だけど、シンプルなだけに素朴で味わい深いのであった。


至福の時

2007-11-02 | こねもの・陶芸
ここ数日、シーサー作りをしている。

今回作っているのは、一匹がちょうど片手にのるサイズのチビシーサー。
「阿吽」の「あ」を作っているときは、口をあんぐり大きく開けて・・
「うん」のときは口を一文字・・
作りながらも自分も同じ顔をしているらしい。
出来上がったものは似ているとよく言われる。
作者に似ているので、「魔除け」というより「間抜け」顔なのだ。

彫刻が、削り出していく「マイナスの作業」であるなら
陶芸は足していく「プラスの作業」というところかな。
粘土が指先で伸ばされたり丸まったりして付けられて
だんだん形になっていくのは実に楽しいのだ。

外より家の中が楽しい、どんよりした天気の今日
明日来る客人のための、おもてなしの準備はもう済んだ
ラジオからは気の利いたBGM
この落ち着いた空気の中で、土いじりを出来るのが、私の至福の時。

・・・・でもこの至福の時、いつもそう長くは続かないのであった。