GWに開催していた浦和の楽風さんでの展示、無事終了しました。
ありがとうございました。
干支など作品をカフェに置かせて頂いていましたが、個展ということでは7年ぶりの楽風さんの展示。
始まる前は多少緊張して臨みましたが、2週間を無事に終えることができました。
お越しくださった方、心寄せてくださった方、楽風スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
懐深い土壁、緑豊かな庭、あちこちに溢れている遊び心。
趣のある日本茶喫茶でありながら、玩具箱ような忍者屋敷のような・・
いらした方々がお茶を味わうと共に、楽しく心地よい空気を一緒に持ち帰っていらっしゃる様子を会期中ずっと感じていました。
陽の高い時間から、日が暮れるまで
お店と庭の景色が変化して行く様子を堪能し、お客様と器の話をしながら、オーナーから繰り出される「おもちゃ」に笑い、私が一番贅沢に過ごしていたかもしれません。
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楽風さんは私にとって特別な場所でして・・
ずっと昔、初めて「個展」を開いた場所が楽風さんなのです。
久しぶりの展示会ということで、会期前に、その初回の写真を引っ張り出してみてみました。
沖縄から帰ってきたばかりの私は、
作った大きなシーサーの横で
得意そうに満面の笑みを浮かべています。
当時の器は、今よりずっと拙くて
(予告なく対面するとかなり恥ずかしかったりしますが)それがその時の精一杯であったと。拙くても、土に触れる事をめいいっぱい楽しんで作っていたと、写真を見て思います。
あれからあっという間。
何かを形にするのに時がたつのは早すぎて、少年老い易く学成り難しを痛感していますが、続けていられるのも有り難いこと。
これからも昨日より今日、今日より明日の作るものが満足のいくものであるように、制作に向かいたいと思います。
気持ちを新たにした今展示でした。
展示に関わってくださった全ての方に感謝申し上げます。
ありがとうございました。