軟化蔬菜

木曽呂の軟化蔬菜（防風や木の芽）を作っていらっしゃる農家を訪問しました。

お話は実に印象的でした。

農業というのにはいいときと悪いときがあるけれど
これをやろうと思ったら自分の本業はおろそかにはできないんだ。

色んな食物を作って出荷したらどうかという話があるけれど、
あるものをあるだけ出荷するのはいいけれど、あれもこれも作らなくてはならないとなると
本業がおろそかになって本末転倒であるから、あくまでも本業に差し支えのない範囲でやるくらいだな。
色んなものを作ると、昔ではなかったような雑草が生えたり、病気がでたりするんだそうです。
外来品種のすごいやっかいな雑草もあって、対処のしようがなかったりする。
そんなことをしていて、自分の本来の食物に影響が出るのは本意ではないとのこと。

川口市の農業も植木や花卉以外の食糧需給率に貢献できる食べ物を作るべきとの意見もありますが、実際の農家の方の考え方は必ずしもそうではないし、だからこそ守ってこられたものもあるのかなぁと改めて感じました。

この分野は本当に奥深いです。