私は昭和10年生まれの父と16年生まれの母が実家にいます。
今回、母が下肢静脈瘤の手術をすることになって、
急遽、週初めに入院することになりました。
下肢静脈瘤という病気自体はそんなに心配ない病気で
普通は日帰りで手術をするらしいのですが、
両足を同時にやってしまうということと、
持病があるため、手術2日前から入院し十分な検査をした後
麻酔医がつきっきりで手術をすることになりました。
ちょうど議会の開会日だったため、立ち会うことができなかったので
父だけが立ち会ったのですが、予想以上に時間がかかり
なんと4時間40分も手術に時間がかかったようです。
下肢だけのはずが、根本の原因が大腿部にあったとかで、思いがけず大手術となったようです。
術後の様態もなかなか安定しなかったようで、当日は大変な状態だったとの事です。
たまたま年取っていた愛犬が1週間ほど前から、食事ができなくなり、
母の手術の当日の早朝息を引き取ったということもあって
父は一人で右往左往していたようです。
私はようやく昨日お見舞い方々病院に行って、本人が帰りたいとのことだったので
医師に了解をもらって退院してきました。
自宅に戻ると家事はまったくやらない父が、家を整然と綺麗に片付けてあり
お風呂の掃除までしてありました。
食事のしたくどころか、コンビニでお弁当を買ったこともないのに
スーパーに行って好物のお刺身を買ってきたり、秋刀魚を焼いて食べたりしたそうです。
愛犬ななは父がペットの火葬場に連れて行き、お骨になって仏壇に供えてありました。
血統書と写真を並べて、お線香が上がっていました。
両親とも色々と心細かったことだろうと思い、考えさせられた一日でした。