「アルハンブラの思い出」
「泣いてもいいんだよ」
そう言ってくれる人
あなたも
同じくらい泣いてるのに
春のひだまりのような
あたたかな心
あなたの爪弾くギターは
不安な想いに射す光
眠れない夜は
そっと寄り添い
濡れた瞼を
閉ざしてくれる
導かれた世界で
微笑んでいる私
不安な想いは
遠い星の彼方
あなたは
澄んだそらの下
美しい曲を奏でる
私の好きな
「アルハンブラの思い出」
この優しさは真実
日々が育んだ
無償の愛
たとえ
離れ離れになる日が訪れても
ふたり刻んだ月日は
互いの胸の中
永遠の思い出
あなたが奏でてくれた
「アルハンブラの思い出」
大切な 大切な
私の思い出
風香・・
不器用な私
考えなくてもいいことを
考える始末
でも それは
心ある人間だから
窮屈な概念を取り払い
自然のように
あるがままにいられたら
ただ もくもくと
生きるためだけに生きてゆく
ひと時の間
鳥になろう
雲になろう
星に 花に
風になろう
思いっきり羽をひろげたら
また ゆっくりと
私に戻るの
自然と調和した
人間らしい
人間の私へと
窮屈な世界を抜け出し
心を解放しよう
人間らしい
私であるために
風香・・
不思議な縁で
出会えたあなたと
今日まで
思い出紡ぎ
繋いできたね
あなたが嫁ぐ日を
いつも夢見て来たのに
いざその日が近づくと
何故か淋しくも感じた
親友でありながら
妹のような
大切な 大切な
存在だもの
この日を
どれだけ待ち焦がれて来ただろう
言葉にならない涙
静かに込みあがる
美しい
花嫁姿のあなた
優しく手を取り
新郎のもとへと導く手は
亡き父親の代わりにあなたを
強く守ってくれた兄さんの手
純白のバージンロード
新しい人生へと続く道
しっかりと繋がれた手で
一歩ずつ
ゆっくりと
噛みしめるように
笑顔で待ち受ける
新郎へと誘い(いざない)
渡され 交わされる
義兄弟の絆
涙で滲むシルエット
まりちゃん
おめでとう・・
とっても
とっても綺麗だよ
どうか
いつまでも
幸せでいてね
7月16日
私の大の親友
まりちゃんの結婚式がありました
とっても感動的な式でした
年下の親友は、私の妹のような存在
でも、私よりしっかりした親友なんです。
まりちゃん
とっても綺麗だったよ
いついつまでも
幸せでいてね
風香・・
ねぇ いつも
笑顔つくろわなくていいんだよ
泣きたいときは
思いっきり泣いて
我慢しないでね
良い子になろうなんて
良い人になろうなんて
無理しちゃダメだよ
背伸びして
着飾っていても
疲れるだけだもの
自然に
自然に
それがいちばん!
あなたも
わたしも
本当の自分
大切にしようね
つくろって
我慢して
ポキリと心折れないように
自然に
自然に
風香・・
傘をさして
宇宙めざしてひとっ飛び
成層圏をスイスイと
越えて青い惑星に
頬杖ついて
ちょこんと座る
ため息ついても
うつむいても
ここでなら
誰にも心配かけないの
ふたつの目からあふれる涙
ポツンポツンと地上に落ちて
世界中が雨
雨・・ 雨・・ 雨・・
大切なあなたは濡れないように
そっと傘を降ろすから
それをさして帰ってね
ごめんね・・
気がすんだら
地上に帰ります
雲の背に乗り
風に吹かれて
ちゃんと帰るから
だから
心配しないでね
さぁ・・
風邪ひかないうちに
地上へ帰ろう
風香・・