明日
湯気が立ちこめる
湯の花（か）の町へ
久しぶりの友との再開に
嬉しさが込みあがる
ひとつの部屋に
女四人で貸し切りなんて
修学旅行みたいで
本当に嬉しい
何から話そう
何を語ろう
最近 悲しいことが多かったから
友達の胸を借りて泣いてもいいな
いえいえ
私のことだから
まずは みんなの悩みを聞くんだろうなぁ～
友達が笑ってくれると嬉しくて
ついついお笑い入っちゃう三枚目の私
友達もみんな明るい人ばかり
明日ははしゃぐぞぉ～
ご馳走もいっぱい食べるぞぉ～
日頃の疲れを取って
新しい私に生まれ変わるんだぁ～
な～んて・・
小浜温泉 旅館ゆのかの皆さま
お世話になります
というわけで、明日から二日間、友達と温泉旅行に行ってきます
皆さんも、素敵な週末をお過ごしくださいね
風香・・
何が食べたい？
って聞いたら
「おでんが食べたい
」
そう言ってくれたっけ
それからずっと
私の十八番
秘伝のおでんを
早く早く
あなたに食べてほしくて
翼をつけて
お鍋ごと持って飛んでった！
エプロンつけた私の周りで
そわそわと覗いて見てる
好奇心いっぱいのあなたが
なんだかとっても可愛くて
ついでに
おでんの鍋に入れたくなったよ
秘伝のお味は
だし こんぶ 砂糖 醤油 酒
お味噌に にんにく
本当に美味しいの
ぐつぐつ ぐつぐつ
煮込んでは 味見して
時間をかけて調理する
手間のかかる作業も
愛情のしるし
あなたの笑顔を見たいから
頑張るぞ！
さぁ 出来たよ
あっ 忘れてた！
あなたに教えてもらった
ちくわぶを最後に入れて
熱々のうちに
ふぅふぅして食べましょう
舌をやけどしないようにね
こんなに寒い夜は、身も心も温まるおでんを食べよう！
あなたの大好きなおでん、どうぞ召し上がれ
風香・・
時に
襲いかかる怒りにぶつかり
吐き出すことも大事だが
相手を想えばこそ
飲みこむ勇気も必要だ
吐き出すばかりでは能がない
心の成長とは
静かに凪る波のようなものだから・・
自分に自信がなければ、相手にぶつかる。
自信のある人は、いかなる場合でも冷静なもの。
相手に変わってほしいと望むのなら、
まず、自分自身を変えなければ意味がない。
風香・・
探し探して 籠の鳥
見つけてくれた その人の
とまり木にした左指
からめて もつれて ほどかれた
迷い迷って 籠の鳥
空を渡ればたくさんの
道に迷った渡り鳥
見つけて 見つめて 気がついた
吹かれ吹かれて 籠の鳥
風に送られ もとの籠
懐かし家の中に入り（いり）
静かに 静かな 月を見る・・
詩人にとって、孤独は言葉を紡ぐ上での大切なエネルギー
幸せに満ち足りていては、紡げないものがたくさんあるから・・
風香・・
もみじの葉を揺らし
滑り落ちてく雨滴
白砂利を敷き詰めた
園庭は若草色
池に架かる
赤い橋のほとりで
濡れた鯉の背びれを
瞳で追いかける
私の行く手に
待ち受けるものを憂いて
雨打つ水面の静寂を
涙で濁し続けた・・
昨日から、窓の外は雨模様。
こんな日は、静かに静かに時を過ごしたい・・
（※憂いて→うれいて）
風香・・
