困ったは成長

2022-06-11 23:29:59 | 日記
忘れていました。
『困った』は『成長』かもしれないということを。




先日 区役所のN宮さんに近況報告をしに行きました。
正確には『近況報告』ではなく、
私の中の不安や不満を聞いてもらいに行ったという方がしっくりくるかもしれません。

連発する『行く行く詐欺』や
受け答えの素っ気なさ

こちらが不快になるような話し方など

相手の気持ちを考えない
人の気持ちを推し量れない

そんな『出来ていない』部分に

『不登校なってから娘に気を遣いすぎて
わがままに育ててしまったんだ』
と、自分自身を責めてしまうようになってきました。


一方で
もしかするとこの子の本質なんじゃないかと極端に考えてしまうこともあります。


そんな毎日の不安や不満を
N宮さんに聞いてもらいました。


「そうなんですね〜。お母さんはそんなことばかり言われていたらしんどいですよね〜。

でもね、お母さん!

私は今のお話を聞いて、逆にオトちゃんがとても成長されてるなぁ〜って思ってしまったんです。
オトちゃんはね、お友達にだったら絶対嫌なことでも人に合わせちゃう感じだったと思うんです。
何でも、嫌に思われたくないから人一倍気を遣ってたと思うんです。

むしろ 言われて傷つくようなことは絶対言わないし、人の気持をいつも考えてしまう。

そういうしんどさがあったと思うんですよね。」


確かにそうでした。
不登校になってから、ピアノを休むと言えなかったり
メルカリで失敗した時にコメントをやり取りするのでさえ
自分が迷惑掛けたくないとか
人に悪い評価をされたくないとかで
うまくコミュニケーションがとれないことを悩んで塞ぎ込む時があったのを思い出しました。

「お母さんには、自分の思ったまま、感情のまま話ができるようになったってことですよ!

お母さんには、どんな言い方をしたって
『許してくれる』『いつもどおりに接してくれる』『嫌われない』って思ってくれているってことですよ。


これって、オトちゃんの成長だと思いませんか。」



オトの私への言葉は
荒々しくて
素っ気なくて

でも、その言葉の裏側には
『体調がすぐれない』とか
『他にやりたいことがある』とか
そんなちゃんとした理由があるんです。

私としては、ちゃんと理由を言ってくれれば受け入れられるのに。

「言い方1つ」なんですけどね。

だけど、その忠告は要らないそうです。

特にオトは『わかっている』から。



先週の日曜日は琵琶湖に行ってきました。

この日も行ってしばらくしたらすぐに帰ってのトンボ帰り。

それでも、青空の下
琵琶湖を眺めながら湖岸に座り
一緒に美味しいパン屋さんのパンを食べました。

ほんの少しの開放感と幸せを
反抗期のオトちゃんからもらいました。






めーちゃんも幸せそうです。

困ったは、抱きしめなくちゃ。

私の腕で抱きしめさせてはくれないけれど、
『これは成長なんだ』と
少しずつ 心をひろげて

反抗期のオトを許してあげてね


私の心さん