芦原やすえの気まぐれ便り

原発のない町つくりなど、芦原やすえの日々の活動をご紹介します。

ランチタイムアピール

2013-10-11 01:20:21 | 日記
10月26日は、「原子力の日」とされていますが、私たちはこの日を脱原発の日として、毎年、中国電力の前でお昼休み時間に座り込みをやってきました。今年は、もうすぐ中国電力が規制庁に「再稼働申請」を行うことが予想されている中です。その前に島根県と松江市に事前了解願を出すことになっています。島根県、松江市は事前了解願を受けてもただちに了解するわけではありません。規制庁の審査が終わった後、再度、規制庁や中国電力の説明を聞き、了解を判断すると言っています。このやり方については、鳥取県や周辺自治体に説明し、鳥取からも了解を得ているとの報道がありました。中国電力島根支社前で「再稼働を認めない!」ことを訴えます。皆さん、ぜひご参加願います。
  ランチタイムアピール
  10月25日(金)12:15~12:45
  26日は土曜日で中電はお休み!なので、前日にやります。

天神川水門工事を見学

2013-10-08 00:06:34 | 日記
今日は、議会で天神側に設置工事が進む水門と斐伊川放水路などを見学に行きました。もともと大雨が降ると宍道湖から大橋川や天神川を流れる水があふれ、松江市内が水浸しになることから、その対策が求められていました。国交省、県、松江市は上流の斐伊川を分流し、日本海に流すための放水路を設置、大橋川を拡幅するとともに、宍道湖から天神川への入り口に水門を設置し、宍道湖の水位が高い場合にゲートを閉めるという対策を進めています。
 その水門はライジングセクター...方式が取られ、ゲートが回転します。ゲートが上下するゲートに比べれば、景観に配慮された形式と言えます。説明によれば、材質はステンレス鋼を使っているので、さびにくく、ランニングコストを押さえられるとのことでした。工事費7億円とのことですから、高価なのでしょう。通常の形式でランニングコストまで含めた費用とこの形式の場合の費用については、厳密に比較されたことはないようです。
 また、ゲートを閉めれば、当然宍道湖の水量が大橋川に向かって流れることになることについて、どれくらい水位が上昇するのか尋ねると、あまり影響がないとのことでした。ですが、「あまり」ということは上昇するということですから、数値を尋ねるとわかりませんと言います。はっきりしてもらいたいものですね。

福島1号機地震による損傷検証

2013-10-02 17:19:46 | 日記

規制庁は新しい規制基準による各原発の審査を行いつつありますが、一番重要なことは、この基準に福島原発事故の全容解明による根本的な対策がないということです。各電力会社の求めたことは津波対策ですが、国会事故調に参加された田中三彦さんをはじめとする専門家の皆さんからは、地震で配管損傷を招き、冷却水喪失に至った可能性を指摘されています。
 この問題が解明されないまま、津波対策だけで原発を動かそうとするなど暴挙に等しいでしょう。原子力資料情報室では、10月4日(金)に下記のようなゲストを招いての検証が行われ、ユーストリームで中継されます。
 参考までに、お知らせします。
芦原
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◆Cnic-Ustream◆

10/4(金)19:00~21:00(予定) 原子力資料情報室会議室

「福島第一原発1号機の全交流電源喪失は津波によるものではない」

お話:
伊東良徳さん(元国会事故調協力調査員・弁護士)
ゲスト:
田中三彦さん(元国会事故調委員・サイエンスライター)
小倉志郎さん(元国会事故調協力調委員・元東芝)
佐藤暁さん(元国会事故調協力調査員・元ゼネラル・エレクトリック社技術者)
上澤千尋さん(元国会事故調協力調査員・原子力資料情報室)
モデレーター:
澤井正子(元国会事故調協力調査員・原子力資料情報室)

CNIC-Ustream配信:
http://www.ustream.tv/channel/cnic-news

 福島第一原発の事故原因をさぐるUstream中継の2回目です。9/21 の田中三彦さん「 福島第一原発1号機原子炉建屋4階の激しい損壊は何を意味するか ー改めて、地震動によるIC系配管破損の可能性を問うー」に続き、今回はSBO(全交流電源喪失)は、一体いつ発生したのか、を考えます。東京電力と国会 事故調報告では、津波の到達時間に差があります。ご存じのように政府や東京電力は、津波によって非常用電源水没→SBO→メルトダウンという原因 (津波が主要因)を唱えています。この見解を説明していただくために、東京電力にも出席要請中です。
 さらに他の原因もあるのか。わからない事ばかりですが、原発の安全性をめぐる重要な論点です。というのも、津波対策をするだけで原発の安全性が確保できるのか、原発メーカーの元技術者のゲストと議論します。

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原子力資料情報室