自然の警告だ!桜島も御岳山も怒っている
川内原発の規制基準適合性審査において、多くの火山学者から「巨大火山噴火」の恐れを指摘され、巨大噴火の前兆を把握することは困難とされていたものを、規制委員会は、九州電力の「巨大噴火の前兆はつかめるから観測を行う」との説明を受け入れ、合格を出してしまっている。
むろん、川内の多くの住民の皆さんは、こんなリスクを抱える原発の再稼動には絶対反対だ。9月28日には、鹿児島市内の天文館公園で再稼働反対の全国集会が開催された。九州はもちろん、全国から7,500人の人が集まり、約1時間30分の集会とデモが行われた。集会では、さようなら1000万人アクション、原発をなくす全国連、首都圏反原連、管直人、国会議員紹介、福島報告、玄海報告、原発はいらない九州実行委員会、宮崎から、川内訴訟弁護団などのあいさつが続いた。
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この日は、前日から鹿児島入りをしていたため、午前中は空き時間ができたので桜島に行ってみることにした。鹿児島市内からはフエリーが頻繁に出ていて、桜島はすぐそこにあるといった感じだ。現在でも噴火があり、前日は鹿児島市内に火山灰が風に流されて降り注いだのだとか。行ってみると、道路は火山灰が溜まり、車が通るたびに舞い上がっていた。噴煙が上がるその姿を間近に見ると、本当に”すごい”と思う。1時間ちょっとの滞在だったが、舞い上がる火山灰のせいで、だんだん鼻がむずむずし、せき込み始めてきた。私の前を歩いていた人は、くしゃみをしていた。どうも、私は鹿児島市内、特に桜島には住めないなぁ~と思った。具合が悪くなりそう!
遠く、御嶽山では突如の噴火が続くが、「巨大噴火は予知できる」などと言い張った九州電力は、御嶽山の警告をどう受け取ったのだろうか。事前の余地ができていたら、こんなにたくさんの犠牲者は出なかっただろうに!規制委員会は、直ちに「合格」を撤回すべきだろう。もっと、自然の驚異には謙虚に学ぶべきだろう。私には、桜島が「ずっと前から警告してきただろう!」と怒っているように見えた。
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