泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

あん

2015-06-11 13:51:56 | 映画
 

 映画館に行ったのが4年ぶりなら、パルコ新所沢店に行ったのは24年ぶり。
 駅からこんなに近かったけ? ぶらぶらしながら、意外に小さいなと思ったり。
 お目当ては『あん』の映画版。原作については以前書いているのでこちらを参照ください。
 やはり、よかった。
 うるうるしてしまって、映画館を出たときは清々しい気持ち。
 映画館って、セラピーなんだなと思った。
 映画では、最後に「どら焼きいかがですか」と呼びかける。
 それは千太郎が、やっとたどり着いた意味。
 私は、静かに思った。やっぱり、そんな小説が書きたいと。
 観た人の中に、その人の芯のような核のようなものが現れてくる、すばらしい映画でした。
 昨日も池袋に行き、池袋帰りは、いろんなことを感じてしまうからかとても疲れるのですが、自分に生き続けるものをまた感じることができました。
 配役もどんぴしゃりで、原作との違和感を何も感じませんでした。
 さあ、また、それぞれの持ち場で、活躍しましょう。
 
 河瀬直美監督/樹木希林、永瀬正敏他出演/ドリアン助川原作/新所沢レッツシネパークにて

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2 コメント

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あん (えったん)
2015-06-12 15:54:23
ふふ~ん。
痛い足をひきづって、1年ぶりに観た映画がこの「あん」。
やはり、菊田さんも観たのかと納得~。
場所があなたの地元だなあなどと思いながら、まずは桜に見とれた。
樹木希林演じる“徳江”の人生の重みに、言葉が出なかった。
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それぞれの「あん」 (きくた)
2015-06-12 21:20:00
ははーん。
秋田でも上映していたのですね。
原作者の助川さんが言うように、32作目にして代表作。
ほんとまだまだこれからです。
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