映画館に行ったのが4年ぶりなら、パルコ新所沢店に行ったのは24年ぶり。
駅からこんなに近かったけ? ぶらぶらしながら、意外に小さいなと思ったり。
お目当ては『あん』の映画版。原作については以前書いているのでこちらを参照ください。
やはり、よかった。
うるうるしてしまって、映画館を出たときは清々しい気持ち。
映画館って、セラピーなんだなと思った。
映画では、最後に「どら焼きいかがですか」と呼びかける。
それは千太郎が、やっとたどり着いた意味。
私は、静かに思った。やっぱり、そんな小説が書きたいと。
観た人の中に、その人の芯のような核のようなものが現れてくる、すばらしい映画でした。
昨日も池袋に行き、池袋帰りは、いろんなことを感じてしまうからかとても疲れるのですが、自分に生き続けるものをまた感じることができました。
配役もどんぴしゃりで、原作との違和感を何も感じませんでした。
さあ、また、それぞれの持ち場で、活躍しましょう。
河瀬直美監督/樹木希林、永瀬正敏他出演/ドリアン助川原作/新所沢レッツシネパークにて
痛い足をひきづって、1年ぶりに観た映画がこの「あん」。
やはり、菊田さんも観たのかと納得~。
場所があなたの地元だなあなどと思いながら、まずは桜に見とれた。
樹木希林演じる“徳江”の人生の重みに、言葉が出なかった。
秋田でも上映していたのですね。
原作者の助川さんが言うように、32作目にして代表作。
ほんとまだまだこれからです。