ぬかが和子の想い

区議会議員ぬかがかずこ(額賀和子)の日々の活動や出来事、感じたことを綴るページ

飯館村、浪江町、南相馬を訪ねてNO1

2014年10月22日 | 日記
10月18日(土)に区議団全員と有志で被災地、福島でも最も福島第一原発の影響を受け、今も住むことが許されない飯館・浪江・南相馬に行ってきました。

他の議員もUPしていますが、想いがあり企画をした私としては、丁寧にUPしていきたいと思います。


東北新幹線上野駅ホームに集合。
本来、1泊2日で計画すべき行程。でも議員全員が2日間留守にすることは難しいので、異例の強行軍でプランニングしました。
新幹線で福島駅~貸切バスで視察・調査~仙台駅から新幹線で帰京
といったコースです。


福島駅のパン屋さんで「赤べこパンを売っていた」とのことで、おすそ分けをいただきました。
リンゴのペースト入りで、美味しかったですよ。


バスで移動

飯館村に入ると


人の気配はすべて除染作業。
1軒の家の除染作業に1か月かかったそうです。

汚染物質の仮置き場があちこちに。
まるで山や広大な大地を丸ごと削るかのような作業。
しかも除染をしても、また雨が降れば放射能が溜まる状況。

まるで地獄絵図のようで、やってもやってもつきない作業。砂漠に水をやるような作業。その膨大さに驚きました。
この除染事業を請け負っているのは、すべて大手ゼネコンでした。どうやってもお金になるんですね。大企業は。

飯館村は、平成の大合併を拒否し「小さくても輝く村」として全国に有名な素晴らしい村でした。浪江町は「原発マネーを受け取らず独自の街づくり」に取り組み始めたところでした。

 その飯館村は、山や大地ごと削って除染する異様な風景が広がり、浪江町はゴーストタウンと化していました。どちらも今では「帰還困難区域」で、誰一人寝泊まりできません。原発事故さえなければ、復興にすすめたのにと、悔しさや怒りがこみ上げ、原発ゼロ、被災者救済、放射能対策へ決意を新たにしました。

浪江町編は次回以降にUPします