ぬかが和子の想い

区議会議員ぬかがかずこ(額賀和子)の日々の活動や出来事、感じたことを綴るページ

飯館村、浪江町、南相馬を訪ねてNO4 浪江町立請戸小学校

2014年10月27日 | 日記
浪江町立請戸小学校は、海沿いの学校です。津波の被害は甚大で、請戸小学校に向かっていくと

奇跡の一本松ならぬ二本松がありました。
この辺はすべて松林が広がっていたそうです。津波に耐え抜いて残った松の木です。


卒業式の看板もそのまま。底の抜けたままの体育館

卒業式の目前に被災。「津波が来るぞ~」との地元漁師の声に、校長先生のとっさの判断で山に駆け上がり、全員が助かりました。全ての時計は同じ時間に止まったままでした。

 それなのに、その後の原発事故により、子どもたちも親も健康被害に不安が尽きない事態に。通常100万人に一人と言われる「子どもの甲状腺がん」。すでに福島県では104人がの疑いありで、50人以上が手術を。低線量被ばくの知見は世界でも未知。放射能対策はこれからが課題です。


校舎も教室も津波の被害をうけたまま
校舎の中も窓という窓すべてが、津波で抜かれ、柱などもぐちゃぐちゃに。


当時のままです。


議員団全員で写真撮影


当時のままの請戸小はどこもネズミの糞でいっぱいでした。
2階にあがり、音楽室に入ると、ピアノがありました。
触ってみると、音が鳴るので 私は、音楽室のピアノで鎮魂・復興の願いをこめて
「ふるさと」「花は咲く」「負けないで」の3曲を演奏しました。

今度は後援会のみんなと参加して、「故郷」を歌いたいと思いました。

校舎のすぐ隣

何かと思ったら、広大な除染物質の仮置き場の造成中でした。


福島では、放射能との戦いで、膨大な作業が際限なく行われています。
人手が足りない、時給をあげても人がこない状況だそうです。


最後に、案内をしてくれた「9条の会」の方々の看板の前にて

議員団で撮影

参加者全員でも記念撮影。