木工屋CAN(俗楽坊勘介)

福岡赤村
草木染木工CAN工房
JAZZカフェ 風の杜(水休)
0947-62-3277
焚き火と外飯

鹿のジャーキー

2011-01-19 17:47:17 | Weblog
鹿のソフト、ジャーキーが完成。
今回は最高の出来上がりだ。
やはり、気を抜かず、手を抜かずが大切なようだ。
タレに漬け込んだものを風に干すのだが
油断した隙にカラスに6枚ほど盗まれた(悲)
まぁ、お裾分けということにしよう。
気分がいいのでレシピを公開しよう。

CANちゃん流『ソフト、ジャーキーの作り方』
油の少ない赤身肉を10mm~15mmの暑さの板棒状にカットする
(少しくらいの筋や薄皮があってもかまわない)
タレを作りカットした肉を2日間漬け込む(途中、何度か混ぜる)
「タレ」
赤ワイン   2 
濃口醤油   1 
砂糖(三温糖)  0,5
おろしニンニク 
ナツメッグ(沢山入れすぎないこと)
一味唐辛子(好みで)
※タレの量は肉の半分くらいを目安にする

味が浸みたら吊るして、風で干す(表面が乾くくらいでよい)
※味が浸みたのを3cmくらいに斜めにカットして網で焼いて食べても美味い。
80度までゆっくり温度を上げていく(急激に温度を上げないこと)
出来るだけ密封しない空気が流れ風がおこるようにすること。
表面が少し硬くなってきたら煙を少しづつ入れる。
燻製ではないので煙は控えめにする。
(この漬け汁で煙を多くすると肉が苦くなる)
温度が80度に上がってから1時間半~2時間で様子をみる。
触ってみて弾力性があればOK、
火を止め、煙の元を全て引き出し、密封して慣らす。
※ ソフトジャーキーであるため長期保存は出来ない
(冷蔵庫で1週間~10日はもつ)
※ 長期保存を望むならもう少し火入れを長くする。

薄くへいで食べるのがよい。日本酒以外何でも合う。
レモンや粒胡椒をつけて食べても美味い。






雪に閉ざされたオヤジの一日

2011-01-17 18:39:18 | Weblog
  (1月16日、日曜日)
寒くて目覚ましの鳴る前に目が覚めた。
温度計を見ると1度、室内で1度だ、寒いはずだ。
起きてストーブに火を入れ、外を見ると真っ白、銀世界が広がっている。
顔を洗おうと蛇口をひねると水が出ない。外の雪で顔をこする。
ここに来て10年になるがこんなことははじめてだ。
外の水道(井戸水)が凍ることはよくあるのだが、、。
寒さで尿意をもよおしトイレに向かう、が思い直し外に出る。
外は腹が立つくらい寒い、愚息を引っぱりだして、
真っ白なキャンバスに腰を振ってションベンで字を書く。
バーカと書いたのだがなかなかいい字だ、自画自賛。
感心している場合ではない愚息を引っ込め身震いして家に戻る。
部屋の温度は8度になっていた、もうすぐヤカンのお湯も沸きそうだ。
お気に入りのプーアル茶にレモンスライスをいれてマッタリ。
今日は水が無いのでご神仏への挨拶は後回しにしよう。
何もやることが無い、とりあえずパソコンを立ち上げる。
坂道の雪が解けていないし、水も出ないので臨時休業に決めた。
誰も来ないだろうが一応張り紙はしよう、でも臨時休業じゃ面白くないなぁ。
男は遊び心が必要だ、『開店休業』と『居留守中』の札を作り張った。
店の外から眺める、「いいねぇ、素晴らしい」大満足、一人ニヤける。
次は何をして遊ぼうかと考えているとき便意を感じる、今日は水が出らんのや。
「よしっ!」迷わずポケットティッシュをつかみ、長靴を履いて外へ出た。
スコップを手に候補地を探す、ご神木と鶏小屋の中間、見晴らし最高の場所に決定。
手ごろな穴を掘り、ズボンを下ろしてしゃがみこむ。外でするのは久しぶりだ。
遥か向こうをチェンを着けた車が行きかうのを眺めつつ雪見グ○と洒落こむ。
完了後、雪を丸めて雪でケツの巣(肛門)を拭く「ビェ~ッ」冷たさに身震いする。
調子に乗ってまた雪を丸めてキン玉に押し当てた「ヴゥゥゥゥゥッ」鳥肌が立つ。
ケツがしっかり冷え込んできた、ティッシュできれいに拭きあげ、急いでズボンを上げる。
「フーッ!」感慨のため息をもらしつつ、何事も無かったように穴を埋めた。
スコップを戻そうとしているときに1台の車が上ってきた、友人のジムニーだ。
「なんしよるん?」スコップを持ったオイラを見て聞く。「なーんもしよらん」
車を止めた友人が掛札を見て「今日は休みなん?」「そう、俺も居らんばい」
「そこに居るやん」「居るけど居らん」「コーヒー飲ませちゃり」
「長ごう居ったらつまらんばい」「なしかい?」「暖房代がかかるけん」「分かった」
店のホールは30坪ある、電気代や灯油代もバカにならないのだ。
コーヒーを出して10分もしないうちにまた1台車が上がってきた、常連のパジェロだ。
入り口の掛札を見て「カンちゃんらしいね、こげなこと誰もせんばい」と笑う。
友人と常連さんの話が盛り上がってきた、長くなりそうな気配だ。
「もう店を閉めるばい、暖房切ってもいいなら居ってもいいけど」きっぱり告げる。
「もう無茶苦茶やけんね、こげな店は何処もないばい」文句を言いつつ帰っていった。
急いで鍵をかけて、証明を消す。さて、何をしようか?そうだ飯を炊かねば、、、。
まだ水は出ない、やむなく館の裏の沢から水を汲むことにした。
沢の水を飲むのも久しぶりだ、今は寒の水といって一番美味い時期だ。
いつもはこの時期でも沢の周りには冬イチゴが沢山あるのだが、まったく見られない。
何か音がする、見ると雄のデカイ鹿が杉林にいた、ほんの近くだ。
こちらが風下なのだろう鹿はまったく気付いていない。角が四段で素晴らしい。
鹿が向こうを向いた、いいケツをしている、美味そうだ。
鹿はケツの周りだけ真っ白い毛が生えている、何か意味があると猟師が言っていた。
沢の小石を拾って投げつける、当たった。鹿は驚いて2m近く跳ねて逃げる。
鹿は驚くと走るというよりピョン、ピョンと華麗に跳んで逃げるのだ。
今は冷凍庫が鹿や猪で満タンなので余裕をもって鹿を見送ることができる。
かくして田夫野人の雪に閉ざされた一日が平和に過ぎてゆくのであった。
開店休業にして好日。
感謝、感謝だねぇ。

駄文、長文にお付き合いくださりありがとうございます。
これに懲りずに日記を覗いてくださいませ、ませ。






58歳の初体験(驚きと恥)

2011-01-12 16:52:19 | Weblog
今日は定休日、調べものがあるので図書館に行くことにした。
実は図書館は初体験なのだ、学校の図書室にも入った記憶が無い。
隣町のその隣の市に立派な図書館がある。雪の振るなか向かう。
入り口で若干緊張、飲み屋ならはじめてでもなんともないのだが、。
受付で「はじめて利用します、〇〇の載っている本は何処にありますか?」と尋ねると、PCでパチパチやりながらメモをとっている。
「少しお待ちください」と探しにいってくれた。
4冊ほどの本を選んできてくれて「載っていなければ他を探しますよ」
20代後半の男性は公務員とは思えないほど親切だ(感心した)
お礼を言って読書コーナーで本に目を通す。
ありがたいことに探しているモノがバッチリ載っていた。
こういう場所は慣れていないし(はじめて)落ち着かないので
家でゆっくり読もうとレジじゃなかったカウンターに持っていく。
「コレ借りたいのですが」「カードをお持ちですか」
「いえ、図書館に来るのもはじめてです」
「ではこれに記入してください、すぐにカードを作ります」
本人と証明できるものが必要というので免許書を渡す。
すぐにカードができた。そして本を渡してくれた。
図書館利用の説明書と2月までの開館日のカレンダーもくれた。
「いくらですか?」「エッ!、お金は要りません」
その人は満面の笑みを浮かべてそう言った。
「エッ!ただですか?」「ハイ」下を向いて答えた。
たぶん、噴出しそうなのを必死で堪えていたのだろう。
レンタルCDは借りたことがあるのでオイラは同じに思っていた。
チョイと恥をかいたがこれでオイラも少し大人になった。
(大人を通り越して爺ちゃんになってはいるが、、孫もいるし)
帰ろうとしたら若い子連れの主婦がCDをカウンターに出した。
驚いた、本だけでなくCDもあるのだ~!借れるのだ~!
「あのぅ、CDも一緒に借れますか?」
「ハイ、大丈夫ですよ、CDはこちらです」と案内してくれた。
予想通り、クラシック、民謡、雅楽、などがたくさん並んでいる。
洋楽のコーナーの隅になんとブルースが数枚あった(淡屋ノリコではない)ゴスペルもあった。オイラの図書館のイメージが変わった。
といっても利用もせずに勝手に思っていただけだが、、、。
長生きはするものだ(笑い)世間知らずを実感する。
ブルース(2枚入り)とゴスペルも借りて帰る。
「イヤ~ッ図書館てすばらしいですねぇ~」(映画解説者調)
これから、頻繁に通うことになりそうだ。
今までは本はアマゾンで買うか資料は検索していたのだが、、。
オイラに新しい世界がはじまったゼィ(大袈裟なオヤジだこと)
今日も好日、好日。

風の杜の一日

2011-01-11 18:21:16 | Weblog
今朝はすごい霧だった。
少し霧が晴れてきたところの館をパチリ。
現物はもっと良いのだが、、、、、。

冷凍庫が満杯なので保存食の鹿のジャーキーを作ることにした。
鹿の腿一本で7kg、ワインのボトルと比べると大きさが分かる。
骨を抜いて筋をひく、筋をひくのが結構面倒だ。
今回はニンニクと鷹の爪を効かせて漬け込んだ。
楽しみ、楽しみ!