木工屋CAN(俗楽坊勘介)

福岡赤村
草木染木工CAN工房
JAZZカフェ 風の杜(水休)
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焚き火と外飯

悪戦苦闘!

2011-01-07 19:13:59 | Weblog
昨晩足を踏み外して腰を痛めた。
寝返りもままならぬほど痛い。
今朝は積雪5cm「寒い、腰が痛い」
でも、やらねばならぬことがある。
昨日いただいた大鹿をさばく仕事が待っている。
ふだんは吊るしてさばくのだが一人では吊るせない。
やむなく、軽トラックの荷台でさばくことに、、、、。
だが、問題はどうやって軽トラックの荷台に大鹿を載せるかだ。
足場板を2枚、荷台にセットして引き上げた。
寒いし、腰が痛いので皮剥ぎもはかどらない。
中腰なので腰に負担がかかる。
「なんのこれしき~!」と気合を入れるが、やはり痛い。
腰を伸ばしつつ頑張っていると晴れてきた。
寝かせてさばくのは慣れていないのでもどかしい。
このくらいの大きさだと2時間チョイでさばくのだが。
今回は「寒い、腰痛、慣れてない」で3時間もかかった。
さばき終わった後に角をとらねばならない。
これに20分、「フ~ッ」さすがに疲れた。
すべて終わり、椅子に座って濃い、コーヒーを飲む。
じわじわと達成感が湧いてくる。
腰は痛いけど、今日も元気だ。
好日、好日。ありがたいねぇ。

今回は角をとったので脳味噌がでてきた。
酒蒸しにしてホイルに包んでバター焼だ。
上がりに子葱とレモンをかけて、、、、(涎が)
これは誰にもやらないヨ。

鹿の上に乗せているのはCDのケース、
大きさが分かるでしょう。





嬉しいけど、溜め息。

2011-01-06 19:31:14 | Weblog
今日の夕方、友達が鹿を貰ってきた。
「カンちゃん鹿を貰ろうてきてやったばい」
前触れもなくいきなり持ってくる。
でかい、80kgはありそうだ。
この時期獲れれるのは雄だけだ。
今日のは立派な四段角がついている。
「カンちゃん、角だけ俺にくれ」
どうやら友達は角が欲しくて鹿を貰ったようだ。
明日の朝一で解体するのだが、、、、。
八方連絡するが、吊り下げるのを手伝える人がいない。
困った!明日は寝かせてさばくしかないなぁ。
景気付けにカントリーウエスタンでも流しますかネ。
「フ~~~~ゥ!」
嬉しい悲鳴ならぬ、嬉しいため息。
「アハハ、、なのだ~」

そうだ、この手があったぞ~!

2011-01-05 20:22:05 | Weblog
久しぶりに昼飯を何にするかでまよう。
猪も鹿も食い飽きた。
自然薯も食い飽きたがまだ少し残っている。
トロロばかりじゃ芸がないし、、、、。
そうだ、自然薯巻きにしよう~!
おろした自然薯を出汁でのばし、卵を加える。
塩、醤油、ミリンで味をつける。
出し巻き卵の容量で巻いていく。
火が通りだすとプクプクと膨らんでいく。
出し巻き卵より巻きやすい。
フワフワのでかい自然薯巻き、一丁あがりだぃ。
大根おろしを添えていただく。
「ウフフフフ、、、、」
至福のひと時。
感謝、感謝!

お礼過剰に感謝!

2011-01-02 21:46:48 | Weblog
年末に鯛を一匹、ブリを2匹、鮭を一匹さばいた。
すべて頼まれものである。4人とも魚を丸ごと貰ったけど
最近魚屋で買い物していないので魚屋に頼めない。
それで私のところに来るらしい。それに家庭のまな板より
魚のほうがでかいので家庭でさばくのは無理だろう。
私としては数分で終わるから大したことはないのだが、
みなさん焼酎などをくれる。時間給にすれば高い。
それにみなさん「量が多いので少し取ってください」とおっしゃる。
ひとえにも二重にもありがたいことである。
芸は身を助け、他人にも喜んでもらえるのだ。
そうそう、持ってきた魚の中で鮭はすばらしかった。
でかくて、丸っこくて、脂がたっぷり乗っていた。
焼き魚用にカットしたのだが何十枚もとれた。
切り身を5枚とアラ(頭やナカオチなど)をいただいた。
早速、ころあいに切ってお湯をくぐらせ、三平汁にした。
昆布をしき、鮭、カブ、白菜にたっぷりの水を入れ、
日本酒も気前よくいれる。途中で味をみる。
鮭から出た塩味を確かめ、足りない塩を加える。
出来上がり間近に醤油を数滴たらす。
絞り生姜もたらしたいのだが、今日は無い。
鮭がでかくて脂ものっていたので甘みとコクがでた。
極上の三平汁の出来上がり。美味い!
コレはまかない料理だが先人の知恵のなせる業。
関西ではこれに似たまかない料理に船場汁がある。
塩鯖と大根でつくる汁物でこれもいい鯖だと美味い。
船場の丁稚どんのご馳走だったのだろう。
庶民の知恵に感謝、それを作れる自分に感謝(笑)
そういえば、お金のかからない美味いもの食ってるなぁ。
ありがたいことだ。ツイてる。ツイてる~。