れいわ新選組と日本共産党。
政策的には支持できる政党だと思う。
しかし…両党とも組織的には問題があるのかな?とも感じている。
れいわ新選組は、『山本太郎』の党というところから抜け出せていない。彼がつくった組織だし、日が浅い組織なので、リーダーシップも大事だし、まあ、しょうがない部分はあるのかなとは思うが、組織である以上は、その中できちんと議論が行われなければならない。
いまのところ、山本太郎の単独の考えで動いているのが「れいわ新選組」であり。山本太郎のカリスマ性に党員も支持者もついていっているというところではないだろうか。山本太郎が衆議院議員を辞職し、参議院選挙に出馬したときもそうだし、水道橋博士が参議院議員を辞職し、その後は2年間のローテーションで議員を交代させていく(参議院議員の任期は6年)…としたのもしかり…
カリスマ性というのは意外と諸刃の剣だ。人間なので、必ず間違いはある。間違った判断をしたときに、それを止められる組織でなければならない。れいわ新選組はとても個性豊かなメンバーが国会議員として誕生している。それだけに組織としてきちんと議論し、物事を進めていくことがこれからは求められると思う。
逆に、日本共産党は、100年続く老舗政党だけに、議論というものをとことん行う組織ではある。しかし残念なことに私たち一般市民には見えない部分が非常に多い。
そのひとつが党首(委員長)の選び方だ。日本共産党の党首は、中央委員会(200人)の中から選ばれるため、直接、一般の党員が関わることはできない。
先月になるけど、「党首公選」の必要性を訴え記者会見を行った党員(元党職員)の方がいた。会見では、「現場の党員の声が表にでて議論されることにで、党の組織的な課題が解決する」と語っている。「党首公選」が導入されれば、他党と同じように、一般党員も投票に参加できるようになる。
党としては、中央委員会の意向を無視した「武装革命」を目論む分派を生んでしまった過去の過ちから、党内に分派をつくらないために「党首公選」を導入しないとしている。
まあ、そのこと自体はわからないではないが…
他の党になくて、日本共産党にしかないものがある。それは綱領(政党の対策・方針・主義主張)という確固とした理想と改革案があることだ。いまある立憲民主党や、消えた民主党や民進党にはこの「綱領」というものがほぼ存在しない。日本をどうしていくかという方針(というか理想?)がないから、出来ては分裂し消えていく…
その点でいくと、日本共産党が「党首公選」を導入したとしても分派ができるとはあまり思えない。むしろ様々な意見が表面化して、見えやすい党になっていくのではないかなと思う。
100年続いてる政党なのに党首になった人が、3人しかいないというのも、ちょっとどうかなと思う。現在の志位和夫委員長も20年間続けている。まあ、選挙のたびにコロコロ変わるのもどうかなとは思うけど、生命というのは衰えていくもの…どんなに頑張ったって頭だって古くなっていく…理解できないものも多くなっていくもの。ある程度の任期をきちんと決めることも大切だと思う。
残念なことに、日本のなかにある政党のなかで期待できるのは、れいわ新選組と日本共産党だけだと個人的には思っている。
自民党は論外。維新の会は自民党以上に悪党だし、国民民主は自民党と一緒になりたいみたいだし、立憲民主党はまあそのうち消えてなくなるだろうし…ね。
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