母の借金の原因はギャンブル(パチンコ)でした。
思い返せば、わたしの行動全てに難癖を付けてきた母が、高校の時のアルバイトはあっさりOKを出したのです。あの頃から母はパチンコにはまり、手元のお金がどんどん無くなっていたのかもしれません。
父が母に問い詰めると
「私(母)に相談なく退職金を使い込んだ」
「むしゃくしゃした気持ちをパチンコで憂さ晴らしをしていた」
「(パチンコで)勝ったお金は家のために使った」
「ここまで私を追い込んだあんた(父)が悪い」
そしていつものように昔あった話をほじくり返し、自分がどれだけ辛い思いをしてきたか矢継ぎ早に話します。
確かに、父は自分の退職金を母に何もいわず使い込みました。そして個人事業に失敗しました。
しかし、基本的に我が家の財布のヒモは母が握っていて、父は長年“おこづかい制”でした。なので父は我が家のお金のやりくりや、いくら預金があるのか分かってなかったと思います。それだけ母を信頼し、家計を任せていたのだと思います。
社会人になってからはもちろん私も家にお金を入れていたし、余裕とまではいかないけど普通に生活できていると思っていました。
矢継ぎ早に苦労話や父方の親戚の悪口を言った母は
「私を苦しめてるお父さんが悪い。だけど、あんた(私)がいるから離婚できなかった」
私の存在はそんなに母を苦しめているのか…
お母さんがかわいそう…
こんな私でごめんなさい…
幼いころからずっとそう思っていました。
進学も就職もやりたかった部活動も友達付き合いも…全て全て否定してきた母。
私を認めてくれなかった母。褒めてくれなかった母。
だけど…私がお母さんを助けてあげなくちゃ。
私は母に「お母さん、この家を出て私と一緒に暮らそうよ。」と提案しました。
父と離れれば…環境が変われば…お母さんはもう苦しまない。パチンコにも行かなくなる。
この時の私は“絶対やり直せる”と思っていました。
今でも「もっと違う方法で母を助けることができたのではないか…」と自問してしまう時があります。
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