美しく作るための花いっぱい作戦ブログ

美しく作るまちを目指し花いっぱい運動の予定や活動報告を掲載します。文化・芸術・音楽・歴史を絡めた活動も報告します。

全国地域リーダー養成塾修了者研修会in東京

2011-08-05 19:57:57 | 地域リーダー養成塾

毎日、バタバタと忙しい中、旧友というか、昨年お世話になりともに勉強した全国の仲間たちに会いに、また恩師に会いに8月4日、5日と強行スケジュールで東京に行ってきました。

前日に国際ボランティアでホームステイに来ていた絵理(アメリカ人)との涙の別れをしたばかりでちょっと抜け殻状態のぼくだったのですが、にぎやかな仲間たちに会うこと、また全国の地域づくりに燃えている人たちに会うことで心の隙間が少しは埋まるかなと思い、いいタイミングだったのではと思っています。

4日は午後1時30分から各分科会に分かれ、僕は恩師である山下先生の第4分科会でパネリストに山下先生の自治省の3年後輩という現帝京大学教授 内貴滋先生を迎え、「一村一品」に学ぶというテーマで分科会を進めました。

内貴先生は昭和54年、自治省から大分県に赴任、地域振興課長として、平松知事と一村一品運動を展開した苦労話やぶっちゃけ話を聞かせていただきました。

現在は一村一品どころか一村5B級グルメくらい、何かでその地域の生き残りを模索するような状態ですが、当時は地域興しと言ってもさほど地域の人々の意識も高くなかったのではないでしょうか。だから一村一品運動はその当時としてはやはり先駆的、模範的な事業だったんだなと思われます。

また内貴先生はあの竹下内閣でのふるさと創生一億円事業にも担当者として携わっており、こちらも地域が自ら考えて行動を起こすという本来のねらい以前にばら撒きの方にばかり非難が集中して困ったという話を聞きました。

手法こそ正反対のようですが、ふるさと創生も一村一品も真の狙いは共通していて、地域の人々が自らの地域の資源とその潜在能力を知りふるさとへの誇りと愛情を育むことを目的としています。

ふるさと創生では1億円というお金をばらまいていますが、一村一品は補助金を出さずに各市町村にムーブメントを起こしていったということです。

公助を先に立てて、お金で尻を叩くのか、はたまた自助、互助でがんばり真の力を引き出すのか。先生たちの話を聞いているとどっちもありに感じるんですね

ちなみに山下先生も同じころ岡山県時代に地域振興助成金かなんか堅ーい名前の地域支援事業をやってたらしいですが、当時なかなかうまく機能しなかったそうです。

今日は、日本一元気な商店街と言われる「佐世保四ヶ町商店街」の竹本慶三さんの講演でした。

こっちは、完全に自助、商店街の商売人たちで始めた町興しなので当然資金集めから商売人の知恵を結集し、広く浅くお金を集め、大きな成果に結び付けています。この人はすごい人だと思うし、行政にお金を頼らない、あてにしないということが、市民参加型のお祭りを成功させた秘訣だということを強く感じました。去年お話を聞かせてもらった大村夢ファームの館長さんといい、今回の竹本さんといい共通する考えはお金を払って参加するから市民が市民の祭りとして楽しめる。

やはり、なんでも無料はよくない。その癖がついてしまうのが一番よくない。

あっ、それからアイデアはいつも瓢箪から駒ならぬ「冗談から駒」で生まれるんですっていつも非真面目がいいんだって

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿